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【日経225先物】マーケット分析|2022年6月15日(水)時点

日経225先物をメインでトレードしている兼業トレーダーのコータローです。
この記事では、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両面から、直近の日経先物の相場観を解説します。
皆さまがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。

《サマリ》

総合評価は、短期は【中立】中長期は【中立 or 弱気】と短期の評価を大幅引き下げします。

※総合評価はファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したもの(テクニカル分析の評価のウェート高め)。


ファンダメンタルズ面では、短期は【中立】、中長期は【悪材料優位 or 中立】と評価据え置きです。

米国株はCPIのネガティブサプライズを受け大きく下落。

S&P500は目先の下落目途である月足トレンドラインに到達しました。ここで踏みとどまれるかが大きなポイントです。

債券まで売られており、世界的にリスクオフの動きです。
ただ、VIXは節目である下降トレンドラインに到達しており、ここでレジストされる可能性はあります。

ともあれ、今晩のFOMC次第の状況です。
ちなみにFED Watchでは75bpの利上げがほぼほぼ織り込まれています。

https://www.cmegroup.com/trading/interest-rates/countdown-to-fomc.html


ファンダ的には悪材料の方が多くなっている状況ですが、米国の金融政策の内容次第で上下に振れると思われるので、評価は中立とします。


テクニカル面では、日足は【弱い】、週足は【弱い or 中立】、月足は【中立】とします。

一時、週足トレンドラインを上抜いたものの、CPIのタイミングで大きく下落しトレンドライン下に戻ってしまいました。
非常に良くないファンダを受けての動きであり、陰線の出来高も大きく、圧倒的に売り優勢の状況。
ただし、ここまでで既に2000円以上動いており、目先には節目となる日足トレンドラインも迫ってきています。
このまま小動きを続け、今夜のFOMCの結果次第で上下に大きく振れる可能性が高いと考えます。

《サマリ》は、1分程度で読めるように情報を取捨選択しています。
《ファンダメンタルズ分析の詳細》や《テクニカル分析の詳細》には、サマリの結論を導くロジックや前提情報を載せているのでそちらもぜひご覧くださいませ。

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《ファンダメンタルズ分析の材料》

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

■直近の経済指標スケジュール

6/15(水)
21:30 米国 5月小売売上高
27:00 米国 FOMC、終了後政策金利発表、FRB議長記者会見

6/16(木)
20:00 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨、英中銀金利発表

6/17(金)
18:00 ユーロ 5月消費者物価指数(HICPコア指数)

6/20
米国休場日

6/24(金)
08:30 日本 5月全国消費者物価指数(CPI)
23:00 米国 5月新築住宅販売件数

6/29(水)
21:30 米国 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)


※情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)


《テクニカル分析の詳細》

■月足

テクニカル評価:中立(変更なし)
・ただし、直近の数本は長い下ヒゲの足が続いており、押し目買いが継続的に入っていることを示唆しているが、いかんせん上値が重い。
・陽線の出来高が陰線に比べて大きくなる月が増えてきており、流れが変わりつつある印象だが、直近の下落で叩き落とされてしまい、今月の足は大きめの陰線となっている。
・どっちつかずの動きが続いているため、中立評価を堅持する。


■週足

テクニカル評価:弱い or 中立
・6/6週足は週足下降トレンドライン(白色破線)を上抜いて確定したが、6/13週足は早くもトレンドラインを割り込んでしまった。
・6/13週足も今のところは大きめの陰線となっており、印象が悪い。


■日足

テクニカル評価:弱い
・一時、週足トレンドラインを上抜いたものの、CPIのタイミングで大きく下落しトレンドライン下に戻ってしまった。
・ファンダの見通しの悪さを反映した動きとなっている。
・ここまで随分大きく動いたので統計的には反発する可能性が高まっているが、FOMCの結果次第ではさらに売られる可能性もある。
・純粋にテクニカル的には、安易に逆張りできない形のため弱気評価に引き下げる。

《チャート形成パターンのシナリオ》

①FOMC前後で反発、持ち直し。(40%)
②日足上昇トレンドラインに沿う動きで横ばい。(20%)
③日足上昇トレンドラインを下抜け続落。(40%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値





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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。





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