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【日経225先物】相場観とテクニカルシナリオ|2021年5月2日(日)時点 ※毎週水・日曜更新

《サマリ》

・FOMCは無風通過も、テーパリングへの不安は継続しそう。
・ファンダメンタルズ的には、好悪材料が引き続き入り乱れているため、サプライズ情報がでてくるまではもみ合い継続を予想。
・テクニカル的には、月足と週足が弱めの形からトレンドラインに接触。日足は三角保ち合いレンジ内でうろうろしそうな形。
・当面は、コロナ動向や政治動向、企業決算、経済指標、等に一喜一憂しながら日足三角保ち合いのレンジでヨコヨコの動きとなると予想。
・ただし材料次第で、上下どちらにも大きく動く可能性がある。


《テクニカルベースのシナリオ》

①日足三角保ち合い継続(40%)
②日足三角保ち合いレンジ中頃まで戻してから下にブレイク(30%)
③上昇トレンド転換(30%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値

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 ↓ 以下、詳細な分析 ↓


《ファンダメンタルズ》

・FOMCは無風で通過。テーパリングの議論は時期尚早というのがFRB、ECB、日銀の共通見解。
・ただし、各種経済指標のパフォーマンスが非常によいことから、テーパリングの議論開始への不安はくすぶり続けるものと思料。
・また米国ハイテク企業については、好決算にもかかわらず売られるケースが多い。「昨年中の成長率が非常に高かっただけに、2Q以降の成長についてはハードルが高い」という解説が出始めている。
・上記は世界経済の成長率にも当てはまる。今年度の前半までは対昨年度の成長率は好調だが、後半以降は成長率が鈍化すると思われる。しかも、リアル消費が活発化するため株式市場に向かうマネーは減少。 ⇒株安要因
・好悪材料が入り乱れている状況が続いており、株価は引き続きもみ合いを続けると予想する。
・なお日本のワクチン接種について、サプライズ的な進捗があれば株高要因。


■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

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■経済指標スケジュール

5/3 (月)
23:00 米国 4月 ISM製造業景況指数

5/5 (水)
21:15 米国 4月 ADP雇用統計
23:00 米国 4月 ISM非製造業景況指数

5/7 (金)
21:30 米国 4月 非農業部門雇用者数、失業率

5/12 (水)
15:00 英国 四半期GDP
21:30 米国 消費者物価指数(CPI)

5/14 (金)
21:30 米国 小売売上高

5/18 (火)
08:50 日本 四半期GDP
18:00 ユーロ圏 四半期GDP


情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)


《テクニカル》

・ファンダ的にも好悪材料が入り乱れており、上下どちらにも動ける状況。
・当面は、コロナ動向や政治動向、企業決算、経済指標、等に一喜一憂しながら日足三角保ち合いのレンジでヨコヨコの動きとなると予想。
・ただし材料次第で、上下どちらにも大きく動く可能性がある。


■月足

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弱い or 中立(更新なし)
・4月の足がピンバーとなった
・時間調整が継続するか、価格調整に移行するかの瀬戸際
・短期の移動平均線を割り込んだら、より本格的な調整になる可能性も


■週足

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弱い(更新なし)
・4/19週の足で①トレンドラインを割り込み確定
・4/26週は陽線となり、①トレンドラインにブレイクワンタッチをしている形
・小さめダブルトップの形成中形となっており、下降トレンドへの転換を示唆
・②トレンドラインを割り込めば本格的な価格調整となりそうな状況


■日足

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中立
・いったん三角保ち合い下辺で反発するもグダグダの展開
・出来高も少なく、材料待ちの状態。
・サプライズ材料出るまでは、三角保ち合いレンジ内で方向感なくうろうろする展開を予想。
・短期では大きく下がるイメージが低下した一方で、材料次第では一気に上にブレイクする可能性を相対的に引き上げる。



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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。


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