【日経225先物】マーケット分析とトレード戦略|2021年12月29日(水)時点 ※毎週水・日曜更新
日経225先物専門の兼業投資家コータローが、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両面から日経先物の相場観を解説します。
また、上記の分析結果を落とし込んだ日経225先物の相場動向シナリオや、コータロー自身のトレード戦略の考え方も解説します。
皆さまがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。
年内最後のレポートとなります。
よろしくお願いいたします!
《サマリ》
《テクニカルベースのチャートシナリオ》
①年末にかけ上昇継続し日足トライアングル上辺に到達(40%)
②200日MAにからみつくようにしてレンジ形成(40%)
③短期で下落転換し200日MA下に戻る(20%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値
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↓ 以下、詳細な分析 ↓
《ファンダメンタルズ分析の詳細》
・短期は【中立 or 好材料優勢】、中期は【悪材料優位】、長期は【悪材料優位 or 中立】と評価。
・米英株のテクニカルは引き続き強い。年末年始恒例のラリーに入っている。
・全体的に材料不足の状況で連れ高している状況だが、短期の先行きに強気のニュースが増えてきたので、マーケットによる掌返しにも警戒心は持っておきたい。
・日本株についても引き続き、短期的には米国株の上昇にある程度引っ張ってもらえる可能性が高いと思料。
・ただし、日本独自の悪材料が足を引っ張り、米国株ほどの上昇は実現できないと考える。(中国経済の地盤沈下、財政政策の弱さ、中期的な増税懸念 等)
・また米国株が大きめに下げる際には、それ以上に下げ幅が出てしまう可能性が高いことにも注意したい。
■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ ※赤字はアップデート項目
■経済指標スケジュール
12/30(木)
日本 大納会
1/4 (火)
日本 大発会
24:00 米国 12月 ISM製造業景況指数
1/5 (水)
22:15 米国 12月 ADP雇用統計
28:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
1/6 (木)
24:00 米国 12月 ISM非製造業景況指数(総合)
1/7 (金)
18:30 英国 12月 建設業購買担当者景気指数(PMI)
22:30 米国 12月 非農業部門雇用者数変化、失業率
1/12 (水)
22:30 米国 12月 消費者物価指数(CPI)
1/14 (金)
16:00 英国 11月 月次国内総生産(GDP)
22:30 米国 12月 小売売上高
1/17(月)
米国 休場日
1/18 (火)
15:30 日本 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
1/19 (水)
16:00 英国 12月 消費者物価指数(CPI)
16:00 独国 12月 消費者物価指数(CPI、改定値)
1/21 (金)
08:30 日本 12月 全国消費者物価指数(CPI)
・情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)
《テクニカル分析の詳細》
・月足は【中立 or 弱い】、週足は【弱い or 中立】、日足は【中立 or 強い】と評価。
・週足と同様のレンジで、日足トライアングルを形成中。
・米国株に引っ張られて上昇している形。
・年末に向け、思いのほか早く上に動き出したので短期の見通しも情報修正する。
・目先のターゲットは直近高値の29150円および日足トライアングル上辺(29400円付近)となる。
■月足
中立 or 弱い(変更なし)
・直近は最高値の27200〜30700円のレンジで上下動の形。
・下位足のトレンドラインを割り込んでしまったこともあり、上昇トレンドに異変が起きていると考える。
・今後は上昇回帰の可能性に対して、レンジ相場または価格調整の可能性も相対的に高めることとする。
■週足
弱い or 中立(変更なし)
・強い下げにより、急角度のトレンドライン(白色破線)を割り込んでしまった。
・月足の上昇トレンドの強さについての評価を引き下げたことに伴い、週足についても本格的なレンジ相場または下落転換の可能性を視野に入れることとする。
・少なくとも、直近高値を年内にブレイクし上昇トレンド回帰する可能性は遠のいた。
・直近ではトライアングルの形状が見えてきた。ブレイクした方向に大きく動く可能性がある。
・またエリオット波動的な見方では、すでに一つの推進波が終了した可能性もでてきている。単純に考えると修正波をはさみ再上昇がセオリーだが、史上最高値にチャレンジする可能性はかなり低いと思われる。
・そうすると、次の波動は下落の推進波となる可能性がでてくる。
■日足
中立 or 強い
・週足と同様のレンジで、日足トライアングルを形成中。
・米国株に引っ張られて上昇している形。
・年末に向け、思いのほか早く上に動き出したので短期の見通しも情報修正する。
・目先のターゲットは直近高値の29150円および日足トライアングル上辺(29400円付近)となる。
《コータローのトレード戦略》
僕のエントリーサインが点灯しなかったので、週前半は様子見していました。
また今年中は、エントリーサインはもう出ないかもしれないと思い始めています。
年末に無理してトレードする必要もないので、過去検証に打ち込もうと思いますw
定期レポートはこれが年内最後となります。
一年間お疲れ様でした!
三が日の間に、年明け用の分析レポートをアップ予定です。
どうぞよいお年をお過ごしくださいませ。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。
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