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米国株弱いが、長期投資では買い場に近づいている

「米国株&海外マーケットテクニカル分析」のレポートでも解説しましたが、米国株が崩れ続けています。

NASDAQは高値から−30%、S&P500は−18%となっており、久しぶりに冷や汗な展開です💦

S&P500週足チャート
NASDAQ週足チャート


センチメントを推し量るための指標を確認してみます。

VIXは、30台前半で、ここ1,2年間の中でも高水準です。
ただ、まだ上昇余地ありますね。

VIX週足チャート


「Fear & Greed Index」は20を割り込みました。
ほぼ底値水準と言えます。

マーケット全体のセンチメントは、かなり恐怖に傾いていると言えます。
短期的には、そろそろ一旦反転してもおかしくない水準感かと。
ただし、中期的にはまだ恐怖が高まる余地がありそうです。


米10年債利回りは3.2%をピークに、短期的には下げ基調です。
ピークを繋いだラインの角度が下がってきているので、中期的な時間軸では、上昇の勢いが落ちてきているものと思われます。

一方で、米30年債利回りの方は上昇チャネルのレンジを維持して、一直線の上昇基調が続いています。
短期的なインフレ暴走の懸念が緩和され、長期的にはある程度の巡行速度のインフレ経済が続くというように、債権トレーダー達が考えていると推測できます。
理想的には、短期金利から順に横ばいの動きになっていく動きですね

ただし、超長期金利が急速に下落してきたら、長期的な景気減速懸念の台頭を警戒しなければいけなくなります。


S&P500のテクニカルについては、下落目処は以下の通りに予想しています。
①3720-3815ドル ⇨フィボナッチ 38.20%ラインと月足トレンドラインが重なっているエリア
②23373-3613ドル ⇨−30%〜−25%押し水準、週足トレンドライン、フィボナッチ 50.00%が重なっているエリア

株価のテクニカル的には、そろそろ買い場が近づいていると考えられます。

ただし、このまま一直線に下落目処まで下げるイメージは持っていません。
要人(特にパウエル議長)の発言や経済指標の内容等に一喜一憂しながら、安値を切り下げていくイメージです。


総合すると、恐怖感は目先の上限近くまで高まったので、一旦反発の動きが出てもおかしくないと思います。
ただし、根拠のない安易な逆張りはNGです。

中期的には、VIXの上昇余地と株価の下落余地はまだ存在します。
引き続き、売り圧力は残っていると見るべき状況です。

長期的には、長期金利の動向に警戒が必要ではありますが、今のところは巡航速度の経済を前提として見ていく形で良いかと思います。
年末にかけて株価が底入れし、上昇回帰していくというシナリオをメインに設定していきます。


僕は上記のシナリオを前提として、長期投資の戦略は以下の通り考えています。
なお僕はキャッシュポジションを45%くらいにしていますw

●ドルコスト平均法の積み立て投資は粛々と実施
●S&P500が−20%水準を超えたら、高めておいたキャッシュポジションから小分けにして追加買い増し

なお長期投資枠については、追加買いの対象はあくまでVTI等のETFとし、個別株には手を出しません。

追加買いする際の大事な注意点としては、一度に全資金を投入するのも危険なのでNGです。
株価の底は誰にも分かりません。
また予想外の悪材料が出てきた場合は、上記の目処を超えて下落することも起こり得ます。

少しずつ買い増すやり方であれば、時間分散によるリスク低減効果を得られます。

なお投資は自己判断でお願いいたしますw


最後まで読んでいただきありがとうございました!
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