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【日経225先物】マーケット分析|2022年7月30日(土)時点

すみません、今週は土曜更新させていただきます。


日経225先物をメインでトレードしている兼業トレーダーのコータローです。
この記事では、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両面から、直近の日経先物の相場観を解説します。
皆さまがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。

《サマリ》

総合評価は、短期は【中立】中長期は【弱気 or 中立】とします。
※総合評価はファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したもの(テクニカル分析の評価のウェート高め)。

ファンダメンタルズ面では、短期は【中立】、中長期は【悪材料優位 or 中立】と、評価据え置きです。

米国株は、下落トレンドはまだ崩れていないものの上昇を続けています。
前回記事でも解説した通り、テクニカル的には一旦底打ちし上昇モメンタム発生中です。

PCEや雇用コストより、インフレの根強さがうかがわれるものの、1年先の期待インフレは低水準に鈍化しています。
これは、目先の利上げ継続と将来的な経済不安を感じさせる材料です。
一方で、ハイテク企業の決算が思いのほか悪くなかったというのは目先の安心材料として受け取られているようです。
FRBによる利上げペースの鈍化期待もポジティブ材料として扱われています。

ただし、これらの材料はいずれも短期的に消化される材料であることに注意です。
FRBによる引き締め傾向は年内いっぱい続くことが見込まれているうえ、今後の引き締め強度はデータ次第という形で保留されています。
まだ梯子を外され得る状況なので、過信は危険と考えます。
というか、強欲に攻めてよいのは「明らかにセリングクライマックスが出ている」という状況のみですがw

来週も重要指標の発表が続きます。
一喜一憂の展開が予想されます

総合的には、日本マーケットを取り巻くファンダメンタルズは、目先は中立と評価します。


テクニカル面では、日足は【中立】、週足は【中立】、月足は【中立】と評価据え置きです。
トライアングル上辺付近でもみ合っている動きが続いています。
上へのブレイクアウトにチャレンジしているように見えます。
上に控えている週足・日足の下降トレンドラインは長期間レジスタンスとして機能してきたものなので、しっかりと上抜くまでは、はね返されてダウントレンドが継続する可能性がたかいとして見ていきます。
現在はテクニカルが機能しにくい相場付きが続いていると考えているため、引き続き中立目線でみていくことにします。


《サマリ》は、1分程度で読めるように情報を取捨選択しています。
《ファンダメンタルズ分析の詳細》や《テクニカル分析の詳細》には、サマリの結論を導くロジックや前提情報を載せているのでそちらもぜひご覧くださいませ。

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《ファンダメンタルズ分析の材料》

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目


■直近の経済指標スケジュール

8/1(月)
23:00 米国 7月ISM製造業景況指数

8/3(水)
23:00 米国 7月ISM非製造業景況指数

8/4(木)
20:00 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨、金利発表

8/5(金)
21:30 米国 7月失業率、7月非農業部門雇用者数変化、7月平均時給

8/11(木)
米国 休場日

※情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・外貨ex by GMO(https://www.gaikaex.com/gaikaex/mark/calendar/)


《テクニカル分析の詳細》

■月足

テクニカル評価:中立(変更なし)
・直近では下押し圧力が強かったが、引き続き押し目買いが継続的に入っている。
・ダブルトップをつけて下落し始めた形はまだ崩れていないものの、コロナ前水準までの押しにはならずに上昇再開する可能性もありそう。
・中立評価は堅持する。


■週足

テクニカル評価:中立(変更なし)
・週足トレンドライン(白色破線)に到達。
・これまで何度もレジストされてきているので、今回も完全に上抜くまでは、はね返される可能性の方が高いとしてみていく。
・しかしながら、24600円〜25500円のレンジで押し目買いが継続的に入ってきているように見える。
・大きなファンダメンタルズ面でのサプライズが無い限りは、上記のレンジをボトムとして推移できる可能性が高い。


■日足

テクニカル評価:中立
・200日MA(白色曲線)のサポートを受けながら、トライアングル上辺付近でもみ合っている動き。
・重要イベント前で膠着した動きが続いており、内容次第で短期的なモメンタムが上下方向に発生する可能性がある。
・テクニカルが機能しにくい相場付きのため、中立目線でみていく。

《チャート形成パターンのシナリオ》
①ファンダを伴いトライアングル上辺を上抜く。(40%)
②失速しレンジまたは下向きフラッグに移行。(30%)
③急落しトライアングル下辺を目指す動きに転換。(30%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値




最後まで読んでいただきありがとうございました!
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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。





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