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【日経225先物】マーケット分析|2022年4月21日(木)時点

日経225先物をメインでトレードしている兼業トレーダーのコータローです。
この記事では、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両面から、直近の日経先物の相場観を解説します。
皆さまがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。


《サマリ》

総合評価は、短期は【強気】中長期は【弱気】と、短期の評価を引き上げます。
※総合評価は、ファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したものですが、テクニカル分析の評価のウェートを高くしています。

ファンダメンタルズ面では、短期は【中立】、中長期は【悪材料優位】と、短期の評価を引き上げます。
米欧株は反発しました。ただ、どうも上値が重そうですね。
米金融当局者からは、利上げ幅について0.75%が必要とのコメントも出てくるようになりました。
米国の株価がそこまで弱くないので、いけるだけタカ派のコメントを出しておこうという意図かと思われます。
コモディティやオイルも上値が重そうなので、これは株価にとってはやや好材料でしょうか。
ドル円も引き続き強いですが、流石に目先では一旦休憩の形。しかし、安易に逆張りできないような勢いが続いています。
日経平均は本日日中に大幅上昇でした。
ただし、何か固有の材料があったわけではなさそうなので、一時的な業績期待や受給環境による動きと考えるのが無難かと。
目先はついていくしかない動きですが、サステナブルな強気環境かと言われると微妙です。
★S&Pをはじめとした世界株式指数やコモディティなどの詳しいテクニカル分析(画像付き)はこちらの記事で読めます。


テクニカル面では、日足は【強い】、週足は【中立】、月足は【中立】と、日足と週足の評価を引き上げます。

日足は、4/19足でのフォロースルー示現以降、3連騰し短期的な印象が一気に良くなりました。
前回のnote記事でも述べたとおり、逆三尊形成プロセスが明確になってきました。
前回記事では強気寄りの中立としていましたが、目先は強気目線に修正します。

ただし、日本のファンダは決してよく無く、今回の上昇も日本主体の材料で自律的に動けているわけではなさそうなので、過信は禁物です。
現在の強気評価も、あくまで「安易な逆張りショートはできない」というのが本質であり、過剰にリスクを取りに行く姿勢は危険なのでご注意を。

テクニカル分析のチャート画像は《テクニカル分析の詳細》欄をご覧ください。

《サマリ》は、1分程度で読めるように情報を取捨選択しています。
《ファンダメンタルズ分析の詳細》や《テクニカル分析の詳細》には、サマリの結論を導くロジックや前提情報を載せているのでそちらもぜひご覧くださいませ。

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《ファンダメンタルズ分析の材料》

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

■経済指標スケジュール

4/22 (金)
08:30 日本 3月 全国消費者物価指数(CPI)

4/26 (火)
23:00 米国 3月 新築住宅販売件数

4/28 (木)
15:30 日本 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
21:30 米国 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)

4/29 (金)
17:00 ドイツ 1-3月期 国内総生産(GDP、速報値)
18:00 欧州 4月 消費者物価指数(HICP、速報値)、1-3月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)
21:30 米国 3月 個人消費支出(PCEデフレーター)

5/2 (月)
23:00 米国 4月 ISM製造業景況指数

5/3 (火)
18:00 欧州 3月 卸売物価指数(PPI)

5/4 (水)
21:15 米国 4月 ADP雇用統計
23:00 米国 4月 ISM非製造業景況指数
27:30 米国 FRB議長、定例記者会見

5/5 (木)
20:00 英国 英中央銀行金利発表、英中銀金融政策委員会議事要旨

5/6 (金)
21:30 米国 4月 非農業部門雇用者数変化、失業率

※情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)


《テクニカル分析の詳細》

■月足

テクニカル評価:中立(変更なし)
・直近の上昇で、長い下ヒゲの陽線に転換。出来高も大きく、印象が良くなってきた。
・上昇トレンドラインを意識した押し目買いが入っている可能性が高い。
・ダブルトップをつけて下落し始めた形ではあるが、買い圧力も大きそうなので、総合的な評価は中立に引き上げる。


■週足

テクニカル評価:中立
・上昇トレンドライン(白色破線)にレジストをうけている形
・今週分の足は、本日日中の上昇により大きめの陽線となった。
・出来高もすでに先週分の足の出来高の7割弱となっており、印象が良いため、評価を1段階引き上げる。


■日足

テクニカル評価:強い
・出来高を伴った大きめの陽線で3連騰した。
・逆三尊の形成プロセスが順調に進捗しており好ましい形。
・4/19足の陽線は、フォロースルーと判断して良さそう。
・目先のターゲットは、逆三尊ネックラインの27900円、キリ番の28000円、直近高値の28410円となる。



《チャート形成パターンのシナリオ》


①勢いよく上昇を続け、日足下降トレンドライン(黄色破線)を上抜く。(40%)
②勢いよく上昇するが、日足下降トレンドライン付近のエリアでもたつく。(40%)
③ある程度上昇したのち、失速し反落。(20%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値


最後まで読んでいただきありがとうございました!
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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。

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