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【日経225先物】マーケット分析|2022年8月14日(日)時点


日経225先物をメインでトレードしている兼業トレーダーのコータローです。

この記事では、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両面から、直近の日経先物の相場観を解説します。

皆さまがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。


《サマリ》

総合評価は、短期は【強気 or 中立】中長期は【中立】とします。
※総合評価はファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したもの(テクニカル分析の評価のウェート高め)。


ファンダメンタルズ面では、短期は【強気 or 中立】、中長期は【中立】と、評価引き上げです。

米欧株は続伸。日本株も大きく上昇しました。
一方、中国株は弱い動きが続いています。

消費者マインド指数が改善されたことに加え、7月の消費者物価指数と卸売り物価指数がともに予想に届きませんでした。
インフレ鈍化の兆候を示唆したと受け止められており、FRBによる利上げペースの鈍化の期待が台頭しました。

足元の米国市場の景気は崩れておらず、さらにインフレのピークアウトの期待が高まれば、株価には大きなプラスです。

一方で、インフレ鎮静化の判断をFRBが下すには、「トレンドとして」消費者物価指数が低下する必要があります。
今後数ヶ月分の物価動向を見極める必要性は残っていること、また米国金融当局者も大幅利上げの可能性を否定していないことには注意です。

総合的には、日本マーケットを取り巻くファンダメンタルズは、目先は強気転換、中長期は中立に引き上げとします。


テクニカル面では、日足は【強い】、週足は【強い or 中立】、月足は【強い or 中立】と評価をやや引き上げます。

日足のトレンドラインをブレイクワンタッチし強く上昇しました。
積極的に買われそうな材料が無い中の強い上昇は少々意外な展開。

週足以上では出来高が物足りないですが、日足では8/12足の出来高も大きく、上昇のは勢いは力強いと言えます。
短期的には一段高が期待できる形です。

日足上昇トレンドライン(黄色破線)を下抜けるまでは上目線で見ていくことになります。

ただし、すでにだいぶ動いてしまっているので、そろそろ大きめの調整が入ってもおかしくないです。


《サマリ》は、1分程度で読めるように情報を取捨選択しています。
《ファンダメンタルズ分析の詳細》や《テクニカル分析の詳細》には、サマリの結論を導くロジックや前提情報を載せているのでそちらもぜひご覧くださいませ。


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《ファンダメンタルズ分析の材料》

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

■直近の経済指標スケジュール

8/15(月)
08:50 日本 4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)

8/17(水)
18:00 ユーロ 4-6月期四半期域内総生産
21:30 米国 7月小売売上高

8/18(木)
18:00 ユーロ 7月消費者物価指数

8/15(月)
08:50 日本 4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)

8/17(水)
18:00 ユーロ 4-6月期四半期域内総生産
21:30 米国 7月小売売上高

8/18(木)
18:00 ユーロ 7月消費者物価指数

8/19(金)
08:30 日本 7月全国消費者物価指数(CPI)


※情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・外貨ex by GMO(https://www.gaikaex.com/gaikaex/mark/calendar/)



《テクニカル分析の詳細》

■月足

テクニカル評価:強い or 中立
・昨年9月足でダブルトップをつけてからジリ下げ基調だったが、月足上昇トレンドラインでサポートを受け上昇再開した形。
・ここからは、直近高値をターゲットとして、上目線で見ていくことになる。
・懸念点は、出来高の盛り上がりにかける展開であること。上昇の勢いの信頼性にやや欠けており、反落への警戒も必要。



■週足

テクニカル評価:強い or 中立
・週足トレンドライン(白色破線)を上抜いて続伸。
・基本的には、セオリーに従い一段高を期待する場面。
・ただ、すでに直近ボトムから3000円以上動いているため、一旦調整が入る可能性あり。
・出来高が伸びていないことも気がかり。
・一方で、仮に反落してしまったとしても、ファンダメンタルズ面での余程のサプライズが無い限りは、24500~26000円のレンジをボトムとして推移できる可能性が高いと思料。



■日足

テクニカル評価:強い
・日足のトレンドラインをブレイクワンタッチし強く上昇。
・8/12足の出来高も大きく、上位足ではともかく、日足の上昇は力強い。
・短期的には一段高が期待できる。
・その後も小さい調整をこなして一段高していくことが期待される形。
・日足上昇トレンドライン(黄色破線)を下抜けるまでは上目線で見ていく。

《チャート形成パターンのシナリオ》
①小さな調整を挟みつつ一段高。(45%)
②一段高できず横ばいの動きに転換。(35%)
③急落しトライアングル上辺まで下落。(20%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値




最後まで読んでいただきありがとうございました!

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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。






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