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【日経225先物】マーケット分析|2022年5月26日(木)時点


日経225先物をメインでトレードしている兼業トレーダーのコータローです。

この記事では、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両面から、直近の日経先物の相場観を解説します。

皆さまがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。


《サマリ》


総合評価は、短期は【中立or強気】中長期は【中立 or 弱気】とします。
※総合評価はファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したもの(テクニカル分析の評価のウェート高め)。

ファンダメンタルズ面では、短期は【中立】、中長期は【悪材料優位 or 中立】と評価据え置きです。
米国株は歴史的な水準で下落を続けています。
しかしながら、直近では底打ち示唆の動きを見せています。
米10年債利回りも三尊天井のような形となっています。少なくとも、上昇の勢いが落ちてきたと考えてよさそうです。
まだ上昇転換サインとしては信頼性が低いですが、上へのリスクもある程度意識し始める必要が出てきているかもしれません。
米金融当局者からは、目先の利上げのほか、先々は利上げ停止ないし利下げについて示唆する発言が出てき始めました。
株価を十分叩き落したので、そろそろフォローを入れ始めているものと思われます。
リセッションリスクがかなり織り込まれつつあると思われるため、7月以降は引き締めの手を緩める可能性が出てきています。
なお、QTについては追加での織り込みの可能性があるため頭の片隅に入れておく必要がありそうです。
★S&Pをはじめとした世界株式指数やコモディティなどの詳しいテクニカル分析(画像付き)はこちらの記事で読めます。
https://note.com/kotaro_trader/n/n91cd2df1859b

テクニカル面では、日足は【中立】、週足は【中立 or 弱い】、月足は【中立 or 弱い】と評価据え置きです。
長期足は、引き続き下降チャネルのレンジ内での動きが続いています。
基本的には、ジグザグしながら値を切り下げていくイメージです。
ただ、シカゴ日経先物投機玉がジリジリ増えつつあるため、大口の仕込みが終了したら上への流れに傾く可能性はあります。
いずれにせよ、日足は下降チャネルに沿って高値を切り下げてきており、このチャネルレンジを上抜くまでは、下降トレンドが続く可能性が高いと考えるのがセオリーです。
中長期ではレンジまたは下降チャネル形成の可能性が高いというイメージを持ってきましたが、上へのリスクを取り入れる必要性を感じ始めています。

《サマリ》は、1分程度で読めるように情報を取捨選択しています。
《ファンダメンタルズ分析の詳細》や《テクニカル分析の詳細》には、サマリの結論を導くロジックや前提情報を載せているのでそちらもぜひご覧くださいませ。


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《ファンダメンタルズ分析の材料》

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

■経済指標スケジュール

5/26 (木)
21:30 米国 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
23:00 米国 中古住宅販売成約指数

5/27 (金)
21:30 米国 4月 個人消費支出(PCEデフレーター)

5/30(月)
 米国市場 休業日

5/31 (火)
18:00 欧州 5月 消費者物価指数(HICP、速報値)

6/1 (水)
23:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
22:45 米国 製造業PMI
23:00 米国 5月 ISM製造業景況指数

※情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)



《テクニカル分析の詳細》


■月足

テクニカル評価:中立 or 弱い(変更なし)
・上値は引き続き重い。
・ダブルトップをつけて下落し始めた形が続いており、目先は引き続き、月足トレンドライン(白色破線)まで押してもおかしくない形。



■週足

テクニカル評価:中立 or 弱い(変更なし)
・下降チャネル(白色破線)のレンジ内での動きが続いている。
・中間線に絡みつきながら、短期的な上下動を繰り返している。
・基本的には、チャネルのレンジ内で上下に動きながらジリ下げしていく可能性が高いと考えられる。
・ただし、直近は上下に長いヒゲのローソク足が多くなってきており、ボラティリティが高まっている様子。
・引き続き、上下それぞれの方向感は弱気寄りの中立とする。



■日足

テクニカル評価:中立(変更なし)
・引き続き、日足下降チャネルに沿った動きを続けている。
・日足下降チャネルから飛び出すたびにダマシとなっており、煮え切らないストレその貯まる相場が続く。(チャネルの角度やレンジは、必要に応じて都度修正している。)
・目先は、やや下有利の中立、という目線で見ていく。

■チャート形成パターンのシナリオ■
①週足下降チャネル(白色破線)に沿ってジリ下げ。(40%)
②週足下降チャネルの上辺まで上昇。(20%)
③日足下降チャネル中間線まで下落。(30%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。






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