見出し画像

【日経225先物】マーケット分析|2022年8月6日(土)時点

日経225先物をメインでトレードしている兼業トレーダーのコータローです。
この記事では、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両面から、直近の日経先物の相場観を解説します。
皆さまがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。

《サマリ》


総合評価は、短期は【中立】中長期は【弱気 or 中立】とします。
※総合評価はファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したもの(テクニカル分析の評価のウェート高め)。

ファンダメンタルズ面では、短期は【中立 or 悪材料優位】、中長期は【悪材料優位 or 中立】と、評価据え置きです。

米国株は、大きく上昇して横ばいという形。
一方、中国株は反落基調が続いています。
以前からの記事でも解説した通り、テクニカル的には一旦底打ちし上昇モメンタム発生中です。
どちらかというと、米国市場が足元は堅調であることが日本株に差し引きの好影響を与えているので、大きく崩れていない印象です。

ただし、米国雇用統計や失業率が好調だったことから、次回FOMCでの利上げ幅予想コンセンサスが引き上げられています。
またライン川の水位が低下している問題も、欧州の物流に与える悪影響が心配されています。

総合的には、日本マーケットを取り巻くファンダメンタルズは、中立だが気になる悪材料がいくつか目に付く、という状態と考えます。

テクニカル面では、日足は【中立or強い】、週足は【中立or強い】、月足は【中立】と評価をやや引き上げます。
レジスタンスだった週足・日足のトレンドラインを上抜きました。
ブレイク直前にある程度の期間揉み合っており、煮詰まってからの上ブレイクということで単純には一段高を期待すべき形なのですが、、、
どうも出来高が物足りないです。上ブレイクとしての信頼性はそこまで高く評価できないです。
ダマシとなる可能性も十分あると考えています
今回の上ブレイクがダマシとなった場合は、トライアングルではなくレンジ相場としてみていくことになる。


《サマリ》は、1分程度で読めるように情報を取捨選択しています。
《ファンダメンタルズ分析の詳細》や《テクニカル分析の詳細》には、サマリの結論を導くロジックや前提情報を載せているのでそちらもぜひご覧くださいませ。

Twitterでは、リアルタイムでのテクニカル分析やニュース解説などを
つぶやいているので、フォローよろしくお願いします!

僕が初心者を卒業することができた経験から重要だと思うことを体系的にまとめたマガジン「デイトレで勝てるようになるためにやるべきこと」も公開していますので、ぜひご覧ください!



《ファンダメンタルズ分析の材料》

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目


■直近の経済指標スケジュール

8/10(水)
21:30 米国 7月消費者物価指数(CPI)

8/11(木)
日本 休場日
21:30 米国 7月卸売物価指数(PPI)

8/12(金)
15:00 英国 4-6月期四半期国内総生産

※情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・外貨ex by GMO(https://www.gaikaex.com/gaikaex/mark/calendar/)



《テクニカル分析の詳細》

■月足

テクニカル評価:中立(変更なし)
・直近では下押し圧力が強かったが、引き続き押し目買いが継続的に入っている。
・ダブルトップをつけて下落し始めた形はまだ崩れていないものの、コロナ前水準までの押しにはならずに上昇再開する可能性もありそう。
・中立評価は堅持する。


■週足

テクニカル評価:中立 or 強い
・週足トレンドライン(白色破線)を上抜いた。
・トレンドラインの反応点の揃い方がやや汚いものの、直近では7/25週足でもこのラインに反応したのちの上ブレイクなので、上へのモメンタムを認めることとする。
・単純には上目線でみていくことになるが、出来高がやや物足りないこと、ストキャが上限に達していることが気になる。
・理想的な上抜けとは言えないので、ダマシとなる可能性も念頭に置いて対応していきたい。
・一方で、ファンダメンタルズ面でのサプライズが無い限りは、24500~26000円のレンジをボトムとして推移できる可能性が高い。


■日足

テクニカル評価:中立 or 強い
・日足のトレンドラインを上抜いた。
・ブレイク直前にある程度の期間揉み合っており、煮詰まってからの上ブレイクということで単純には一段高を期待すべき形。
・ただし、週足と同様、日足で見ても出来高が物足りない。
・上ブレイクとしての信頼性はそこまで高く評価できない。
・ダマシとなる可能性も十分あると考える。
・今回の上ブレイクがダマシとなった場合は、トライアングルではなくレンジ相場としてみていくことになる。

《チャート形成パターンのシナリオ》
①トライアングル上辺ブレイク後、ワンタッチして再上昇。(30%)
②一段高できず横ばいの動き継続。(40%)
③急落しトライアングル下辺を目指す動きに転換。(30%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値


最後まで読んでいただきありがとうございました!
もしこの記事を読んで「ためになった」と思っていただけましたら、「♡」ボタンを押していただけると励みになります。
※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。

#日経平均
#日経225先物デイトレード
#日経225先物
#デイトレ
#投資
#株
#予想
#株式投資
#経済
#資産運用
#仮想通貨
#政治
#無料
#為替
#FX
#ビットコイン


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?