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【日経225先物】マーケット分析|2022年7月17日(日)時点

日経225先物をメインでトレードしている兼業トレーダーのコータローです。
この記事では、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両面から、直近の日経先物の相場観を解説します。
皆さまがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。


《サマリ》

総合評価は、短期は【中立】中長期は【弱気 or 中立】とします。
※総合評価はファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したもの(テクニカル分析の評価のウェート高め)。

ファンダメンタルズ面では、短期は【中立】、中長期は【悪材料優位 or 中立】と、短期の評価を引き上げます。

米国株は、横ばいの展開が続いています。底入れを期待するのはまだ時期尚早かとは思いますが、下落の勢いが落ちてきたのは事実かと。

コモディティやオイルも、リセッション懸念から随分と下げてきました。いったんの下落目処に差し掛かっており、インフレ圧力低減が期待できる程度の水準感かと思います。

6月の米CPI、PMIの数値が思いの外高水準だったことで、マーケットは一時的に動揺しましたが、米金融当局者の75bp利上げ支持の発言により落ち着いてきた模様です。
米インフレ期待が予想以上に低下したことも、超大幅利上げ懸念の後退に寄与しました。

一方で、中国株に大きめの調整が入っており、それを追認するように中国の経済指標が冴えないものだったことから、経済成長の先行きに懸念が生じつつあることは、日本にとって良くない材料です。

総合的には、日本マーケットを取り巻くファンダメンタルズは、中立的と評価します。


★S&Pをはじめとした世界株式指数やコモディティなどの詳しいテクニカル分析(画像付き)はこちらの記事で読めます。

テクニカル面では、日足は【中立 or 強い】、週足は【中立】、月足は【中立】と評価据え置きです。

横ばいの動きが続いていますが、日足で小さく形成したトライアングルを上抜いてきました。
短期的には上に走ることが期待できる形です。

ただし、出来高が物足りないためトラップの可能性は十分あると思います。
(ファンダメンタルズに対して、揉み合う期間が足りていないように思える。)

引き続き、大きい方のトライアングルを上抜くまでは、本格的な上昇転換を期待することはできません。


《サマリ》は、1分程度で読めるように情報を取捨選択しています。
《ファンダメンタルズ分析の詳細》や《テクニカル分析の詳細》には、サマリの結論を導くロジックや前提情報を載せているのでそちらもぜひご覧くださいませ。


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《ファンダメンタルズ分析の材料》

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

■直近の経済指標スケジュール

7/18(月)
日本休場日

7/19(火)
18:00 ユーロ 6月消費者物価指数(HICP、改定値)
21:30 米国 6月住宅着工件数

7/20(水)
15:00 英国 6月消費者物価指数(CPI)
23:00 米国 6月中古住宅販売件数
23:00 ユーロ 7月消費者信頼感(速報値)

7/21(木)
未定 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
15:30 日本 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
21:15 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:30 米国 前週分新規失業保険申請件数、7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:45 ユーロ ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
23:00 米国 6月景気先行指標総合指数

7/22(金)
08:30 日本 6月全国消費者物価指数(CPI)
16:15 フランス 7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
16:30 ドイツ 7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
17:00 ユーロ 7月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
17:30 英国 7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
22:45 米国 7月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)

※情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・外貨ex by GMO(https://www.gaikaex.com/gaikaex/mark/calendar/)


《テクニカル分析の詳細》

■月足

テクニカル評価:中立(変更なし)
・上値は引き続き重い。
・直近では下押し圧力が強かったが、引き続き押し目買いが継続的に入っている。
・ダブルトップをつけて下落し始めた形はまだ崩れていないものの、コロナ前水準までの押しにはならずに上昇再開する可能性もありそう。
・中立評価は堅持する。


■週足

テクニカル評価:中立(変更なし)
・週足下降トレンドライン(白色破線)にレジストされながら切り下げている形が続いている。
・しかしながら、24600円〜25500円のレンジで押し目買いが継続的に入ってきているように見える。
・大きなファンダメンタルズ面でのサプライズが無い限りは、上記のレンジをボトムとして推移できる可能性が高まってきている。


■日足

テクニカル評価:中立 or 強い
・小さく形成したトライアングルを上抜いてきた。
・短期的には上に走ることが期待できる形。
・ただし、出来高が物足りないためトラップの可能性は十分ある。大きなポジションを取りたいとまでは思えない。

《チャート形成パターンのシナリオ》
①大きい方のトライアングル上辺を目指し上昇。(50%)
②トライアングルレンジ中間付近での横ばいが続く。(30%)
③反落しトライアングル下辺を割り込み。(20%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値


最後まで読んでいただきありがとうございました!
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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。

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