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【文字に残す】「今」考えていることは「3日後」には忘れている

ブログを書いていると、良いことも悪いことも言われる。
「文章書けるのすごいよね」「色んなことを考えているんだね」
「長くて途中で読むのやめた」「あなたの書いた文章を誰が読みたいって思うの?」

自ら世に発信しているわけだから、誰かに何かを言われるのは当たり前。
どうやって読まれるかは常に考えているし、それでも発信し続けること自体が最も大切だと思う。


ブログには必ず「発信性」が含まれるわけだが、「記録性」としてのブログに今回は焦点を当てたい。

「今」考えていることを文字として残すことで、50年後も当時の脳内と同じ感覚になれることが、文字に残すことの最大の魅力だ。


何でわざわざ文字に残すの?

「文字に残す」という行為の理由としては以下の3つがある。

①「今」の思考を記録したいから
② 頭の中を整理したいから
③ 考えながら文章を書くことが好きだから

1つ先に申し上げておくと、
今回は「発信性」を無視して「記録性」にフォーカスしているため、どうしても個人的な話が多くなってしまう。
文章(もしくは私)に興味がない人にとっては、面白味がない投稿になるかもしれない。


変わったという結果より、どうして変わったかのプロセスを捉える

本題に戻って、1つ目の理由。
「『今』の思考を記録したいから」

自分が生きていく中で、様々なことを経験しながら、考えていることや価値観は日々変わっていく

変わること自体は全く問題ないし、むしろ良いことだと思う。
出来ることなら日々変わり続けたいし、常に色んな考えを吸収して、自らの価値観を再構築していきたい

そして、「変わった」という結果自体より、「どうして変わったのか」というプロセス(節目)を捉えることこそが、良い方向に変わり続けるためのキーファクターだと思う。

どういう経験が自分を変えたのか、どうして自分を変えるきっかけとなったのか、を知ることで、自分の成長に再現性を持たせ、自分自身がコントロールできるようになる。



ただ、自分が変わったことを実感することは容易くない。大抵は、気付いたら変わっていたり、必死に何かに取り組んでいる時に変わったりするものだ。

何より、自分が変わったと感じるタイミングは必ず自分が変わった後なのだ。当たり前のことだ。
よって、変わる前の自分の考えを、変わった後の自分が考えることになるのが全てに共通する状況となる。

よく人は、「あの時なんであんなことを考えていたのか分からない」と言うが、「今」の価値観で「昔」のことを思い出しているから、分かるはずがないのだ。


自分が変わった後だと、変わる前の自分がどんなことを考えていたのかは、リアルにイメージしにくくなるし、分かりにくくなる可能性が非常に高い。

だからこそ、「今」の考え・価値観を文字として残すことで、「今」の考えを100年後でも鮮明に描けるようにする。
「今」の自分がどんな考え・価値観を持っていたかを、振り返れる状態を作り出したい、というのが文字を残す1番の理由だ。


文字に残す時間は、頭のお風呂タイム

2つ目の理由は、至ってシンプルだ。
「頭の中を整理したいから」


考えていたことを相手に伝えようとすると、うまく言えないことってよくありませんか?
自分のことなんだから分かっているつもりでも、言葉に出して相手に伝えられない、ということは分かっていないのと同義

文字に起こすことで自分の考えを構造化することができる。
構造化しようとすると、自分の考えで抜けている部分を発見することができる。


少し話は逸れるが、
文字に起こしている時間は、自身の感情を落ち着かせる効果があると思う。感情が大きく揺れ動いている時、スマホのメモ帳などに、どういう感情が自分の中で起きているかを書いてみてほしい。

何で怒っているのか、何で悲しんでいるのか、何で涙が止まらないのか。
文字に残していく中で、自分の感情が整理されていって、感情がおさまることが多い。(逆に怒って・泣いていいんだ、と確信することもあるけど笑)


答えのない問いに自分の考えを持つ

3つ目の理由は、さらにシンプルだ。
「考えながら文章を書くことが好きだから」

私は、色んなことについて思考を深めるのが好きで、夜中机の前に座って1時間以上ぼーっと考えてることが結構ある。

歌詞1節の意味映画の1シーン友達の飲み会中の発言の意図、など考えることはさまざまで、答えの無い問いに対して自分なりの考えを形成することが好きなのである。

そして、考えたことを文字に残す。ただそれだけだ。


食べたい夜ご飯のメモも立派な「文字に残す」行為

私が、文字に残すことの理由を3つ述べてきたが、どうだっただろうか。
少しでも、文字に残すことの大切さを分かってくれたら嬉しい。

冒頭でも述べたが、残した文字をあえて世に発信するかどうかはまた別の論点になる。特に目的がなければ発信しなくて良い。

文字に残すことがめんどくさい人もいると思う。まずはスマホのメモ帳を開いて、何でもいいから考えていることを残してみよう。
「夜ご飯はハンバーグを食べたい」「今日は空が綺麗だった」「明日の服のテーマはレトロにしよう」

本当に何でもいい。いつか残っている文字同士が繋がることがあるから。
自分のためだけに、自分の財産として、「今」の考えを文字に残そう。



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