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世界で最も大きな投資ファンドの創業者が考えた『黄金のポートフォリオ』とは?

(4分で読めます)
必勝ポートフォリオを10000円で販売!」などはしていませんが、今日のテーマは『黄金のポートフォリオ』です。(正確には資産配分だけど)

元々のテーマは『金融営業が実際につかってる営業トークの元ネタを調べる回』のつもりだったのですが、営業トークの元ネタが面白かったので、1つの記事にしてみました。

実際に営業をしていると、契約の直前などによく出る話題があります。

毎月の予算のうちいくら預ければいいの?
どれくらいココに預けるのが正解?

という話題。
そのときに伝える参考にしているのが、世界で最も大きな投資ファンドの創業者が考えた『黄金のポートフォリオ』です。
ちなみに、私も名前は先月知りました。(おい)

めちゃめちゃ増えるわけではないけれど、リスクが少なくてわりと確実』という点が個人的に好きだし、これからNISA・iDeCoや資産形成を始める人にちょうど良いと思ってます。

実際の営業時も、そのポートフォリオ(正確には資産配分)を参考にしつつ、年齢等の背景を考慮して『うちの商品の割合は、これくらいが良いのでは?』と伝えてます。

ということで『黄金のポートフォリオ』の話!
投資をもうしている人も、気になっている人もぜひどーぞ!

1.アセット・アロケーションとポートフォリオ

まず本題に入る前に『黄金のポートフォリオ』と言ったものの、実際にはポートフォリオではありません
資産の割合を表した『アセットアロケーション(資産配分)』を参考にしています。

この違いから説明したいと思います。
まずポートフォリオは、元の意味でいうと「書類カバン」のことをいいます。
お金の話になると資産の詳しい組み合わせのようなことを指します。例えばこんな感じ。

どこの何にいくら預けているか?』という資産全体の組み合わせです。

それに対し『アセット・アロケーション』とは、自分の資産を株や債券などに「どれくらいの割合で預けるか」を決めることをいいます。例えばこんな感じ。

『大まかな資産配分(分類)のこと』をいいます。
これに基づいて、細かい商品の組み合わせ『ポートフォリオ』を決めていきます。違いが分かりましたでしょうか?

実際に資産運用をするときには、どの商品にするかというポートフォリオよりも『アセット・アロケーション(資産配分)』の方が重要だといわれています。

運用成果の約9割はアセット・アロケーションで決まる」というような言葉もあります。
(実際の調査結果もあるらしい!)

よければぜひ『アセット・アロケーション』も確かめてみてね!


2.オールシーズンズ戦略

そして私が個人的に好きで参考にしているのは「オールシーズンズ戦略」という資産配分です。

『オール・シーズンズ戦略』とは、世界で最も大きな投資会社「ブリッジウォーターアソシエイツ」の創業者であるレイ・ダリオ氏が、本で紹介している資産配分のこと。

自社で実践している「オールウェザー戦略」を、個人で実践しやすいようにアレンジしたものです。

まず元である「オールウェザー戦略」は、市場の相場を4つの天候に分けて、どんな相場でも負けないようにと考えられているもの。

こういった形で経済を4つの時期に分け、どの季節が来ても、どれかの資産が強みを発揮している状態をつくることを目標としています。
実際にオールウェザー戦略は「損をしない」という点で、すごいパフォーマンスをあげています。
2008年のリーマンショックの際も、プラスの運用成績で乗り切っています。だから世界最大の投資会社になってる!

そのオールウェザー戦略を個人が運用しやすいように考えられたのが『オールシーズンズ戦略』です。

この「オールシーズンズ戦略」の資産配分も、リスクごとに資産を分散し、「ほったらかし」をしやすいようにしています。

まんべんなく金融商品を持つことで、どんな相場でもどれかの資産価値が上がる状態を作れる
(なのでマイナスになりにくい)
というのが特徴。

かつ債券の割合を多くしているのは、個人投資家のリスク許容度を考慮されたもの。
株式のリスクが債券の3倍ある
と考えているため、このような資産配分になっています。

そのかわり「米国株式100%」のような資産配分よりは、株式の価値が上がってる時のリターン(利益や見返り)が劣るのも事実です。

※しかもこれアメリカの個人投資家向け
※まるっきり真似も危ないと思うねん
(商品取引とか特に)


3.この資産配分は好きやけど(まとめ)

最後にまとめます。
個人的には『オールシーズンズ戦略』という資産配分の考え方は好きです。ただ、まるっきり真似も良くないのも事実。だってここ日本やしな。

あと例えば、私がやるならもうちょっとだけ株やっても大丈夫かなって思うし。独身20代は捨て身やし(そこ)。なので、

55% リスク低め(ローリスク)
3-40% リスクちょい高め(ミドルリスク)
5-10% リスク高め(ハイリスク)

というリスクの配分資産配分参考にしつつ

『どれだけリスク(損益の幅)が許されるか』
『どれだけのリターン(利益)を狙いたいか』

で年齢や家族構成などを考慮して、『株式投資とかやるなら比率を増やしても良いかも~!』など、それぞれに真面目に提案してます。

結局は『自分で考えろ!』ということです!笑
ま、その方がもし損しても納得できるやろしね!

ただ結構いい参考にはなると思うので、『黄金のポートフォリオ』よければ調べてみて下さい!


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