負け戦に挑まなきゃいられない時がある。

誰だって負けるのは嫌だ。勝ちにいきたいし、勝てるならものなら全勝したい。負け戦なんかせずに、勝ち戦だけ挑んで、いつも勝ちたい。

でも、どうしても譲れない時がある。現状では負け戦かもしれないけど、挑みたい時もある。

論理的に、頭で判断する人は、きっと挑まないであろう戦いに、直感と感情だけで挑む人もいる。頭では不利な事が分かっていても、心に落ちてこない。だから心に落ちてくるまで戦ってみる。これが「納得するまでやってみる」ってことだろう？

戦っている最中は辛いだろう。結果に結びつくかなんて分からない。ましてや、負け戦に挑むのだから、望む結果になる可能性なんてゼロに近いかもしれない。

それでも、自分の心に聞いてみると「そのまま進め」と言う。

あぁ、もう勘弁してくれ。また辛いのに挑むのか。楽な道に行けばいいじゃないか。なんでそうやって難しい道ばかり選ぶんだ。他の道ならもっと楽に頂上までいけるのに。

でも、僕がいきたいのは見えている頂上じゃない。ルートが見えてるなんて、面白くないじゃないか。

どこに頂上があるか分からないから、もしかしたら頂上なんてないかもしれないから、どんどん離れているかもしれなから、だから面白いんじゃないか。

僕が手にしたいのは、そんなチャチなものじゃない。すぐには手が届かないから、手を伸ばすんじゃないか。

頭じゃない。心で理解できるまで、とことんやろうじゃないか。負け戦だろうと、とことんあがいてみようじゃないか。99回ダメだって100回目には頂上にたどり着けるかもしれない。

心がそう叫ぶなら、僕はどこまでも付いて行こう。

こーた

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