あなたは「タマネギ」か「アボカド」か

自分自身をタマネギとアボカドのどちらかでイメージしてください、と言われたらどっちだと思いますか?

めくってもめくっても次の皮がでてきて核となるようなものがないタマネギか、しっかりと中に固い核(種)があるアボカドか…

実はある能力の高さによって人を分類した時の比喩として、この「タマネギ」タイプと「アボカド」タイプは使われます。

その能力とは何かというと…「セルフモニタリング」です。

セルフモニタリングとは何か…

セルフモニタリングが高い人は、人からどう見られているかを気にし、周りの状況を見て、状況に合わせた行動をとります。

そう、まるでタマネギのように、むいてもむいてもその人の本性がどこにあるのかわからないような人が、セルフモニタリングが高い人なのです。

一方セルフモニタリングが低い人は、人からどう見られているかを気にせず、状況ではなく自分の価値観にそって行動します。

アボカドのように価値観の核がしっかりあるわけです。

メリットとデメリットが…

高い低いという言葉を使っていますが、どちらにもメリットデメリットがあります。

例えば、セルフモニタリングが高い人は、周りの状況に合わせることが得意なので、人間関係を円滑にしたり、変化に柔軟だったりします。

しかし、核となる自分がいないように感じたり、八方美人だと思われたりなどのデメリットもあります。

また、セルフモニタリングが低い人は、一貫性のある行動によって、長期的な関係を維持しやすく、また自分の核もしっかりしています。

一方で、変化が苦手だったり、人間関係がせまい傾向にあります。

大事なことは知ること

それではこの知識が何に使えるのかというと、自分の得意不得意を理解し、その原因を知ることに使えます。

例えば自分の核がないと悩んでいる人だったら、その分変化に柔軟なわけですから、人生に変化をつけておもいっきり楽しめばいいわけです。

また、友達が少なくて困っている人だったら、その分大切な人と長く関係を続けることができるので、ゆっくりと変わらぬ幸せな時を過ごすことができるかもしれません。

実は参考文献にはしっかりと実験が行われているセルフモニタリングを計る方法があるのですが、それはまたの機会かぜひ本を読んでみてください。

まぁなんとなく自分がタマネギかアボカドかわかるのではないかなぁと思いますので、ぜひとも自分の能力を意識して、行動してみてください。

参考文献:自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義(ブライアン・R・リトル)

ps
私は驚くほどのタマネギでした。
ちなみにこの本を読んだ時、ちょうど自分の核が見つからないことに悩んでいました笑

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