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サイバーで事業責任者の中原さんとご飯に行かせていただいたら納得感がすごかった

今回は、AI事業本部にて事業責任者をされている中原さんとご飯に行かせていただいて、すごく納得感のあった学びを書かせていただきます。
中原さんは気持ちがいい程、質問に対してスカッと本質を突いたご回答をいただけ、とてもお話しさせていただいてビジネスマンらしさを感じました。
その中で印象に残っていることを経験にすべくここに残します。

そもそも、ビジネスマンとサラリーマンの違いって皆さんご存知でしたか?
中原さん曰く、サラリーマンは給料をもらうことが目的なので、決められたジョブスクリプト通りに、与えられた仕事を淡々とこなす人だそうです。
大事なことは、定時内にノルマをこなすことって感じですね。
一方、ビジネスマンは、ビジネスを成功させることが目的なので、いかに効率よくビジョンに辿り着くかということが大事にしている価値観です。
サイバーはビジネスマン組織だから、プロジェクトにサラリーマンがいた時はとても苦労するとおっしゃっていました。
この切り口は自分にとっては斬新で、自分の理解で言うところの、ライフワークとライスワークなのかなと思いました。ただ、サラリーマン=ライスワークではありそうですが、ライフワーク=ビジネスマンと言われると少し腑に落ちないので、もうワンクッション必要な気がします。ビジネスマンの目的はビジネスを成功させることだが、それがその人の人生おいても命題なのだとしたら、ライフワークになる気がします。
もう少し深ぼると「Z世代の就活必勝法」のノートでも書きましたが、自主性と主体性の話に近い気がします。
そういえば、サイバーの新卒研修で主体性を持って仕事をしよう的なことを言っていた記憶がありますが、それはもしかすると「サラリーマンにはなるな!ビジネスマンであれ」というメッセージだったのかもしれません。

ここから、自分が質問させていただいたことに対する回答を書きます。

Q:事業責任者って何ですか?
A:PLを管理し、責任を持つ人。
これはなるほどなぁとなりました。PLとは、財務諸表の一つの損益計算書のことです。予実を管理し、コスト管理をしっかりと行うと言うことです。
確かに、数字に文句を言う人はいませんから、そこに対して責任を持っているのは事業責任者であると認識するととてもしっくりきました。
また、続けて、「自分の責任範囲に口出しされるのってダサいよね」とおっしゃっていました。確かに、自分が任せれたことを上に報告したときに、「あー。次から自分も入るわ」って言われたら悲しいですよね。
前提、PLを管理するとう言葉の中に、その事業のビジョンや計画も含まれますから、難易度はすごく高いことです。
また、自分はこのことを受けて、「では下の人間から巻き取られるのって結構毛嫌いされるもんなんですか」とQを重ねました。
サイバーでは、主体的な人間が評価されるため、上の仕事を巻き取ると言うのは日常的に行われています。それって上の人からするとあんま嬉しくないのかなと思い質問しました。
それに対して、「仕事の最終系はルーティーン化になるから、そこまでいったら誰でもいいから任せて次に行きたいと思う」とおっしゃっていました。
確かに、仕事には再現性が重要で、「それってたまたまじゃね」って言うのは信用獲得になりません。なので、ルーティーン化して再現性を担保することで高次の仕事をするのです。
それを巻き取ってくれるのはとても嬉しいそうです。
あとは、巻き取るタイミングで、ルーティーン化の前に巻き取ってルーティーン化するのか、ルーティーン化されたものを巻き取って、改良するのかこれは上と摺り合わせしておけるといいなと思いました。
ちなみに、事業責任者のさらに上のレイヤーの統括は、「文化を創る」ところまでも仕事だそうです。ここでいう文化とは組織文化です。
なので、組織の従業員満足度とか、雰囲気とかにも責任を持つらしいです。

次の質問は、個人的な質問ですが、とても視座が上がるものだったので書きます。
Q:自分の仕事を正当に評価してもらうにはどうしたらいいか
A:世の中の物差しを知ること
これはどう言うことかと言うと、自分的には頑張ったって言うのは意味がなくて、それは自分の物差しでしかない。組織から評価されたければ、その組織に合わせた物差しで結果を出すべきであると言うことです。
例えば、事業部で評価されたいなら、事業部の中でどうなのか考え、全社で評価されたいなら、市場に対してどうなのかを考えると言うことです。
そして、誰が見ても評価されるのは後者なので、基本的に自分のミッションや仕事の物差しは世の中の物差しを使うべきです。
自分の仕事は、CRMシステムとオウンドメティア(アプリ等)を開発することです。それを生業にしている企業は山ほどいる中で、どんな結果を出せたのか。それを明確にすることが大事なので、まずはここから始めてみようと思います。
また、新規事業系(先発)であれば、物差しを創ることなので、物差しを伸ばしていくことが大事で、既存事業だったり市場がある(後発)なら、物差しを比べることなので、既存の物差しに対してどうなのかが大事であるとおっしゃっていました。
とても勉強になりました。

最後にサイバーエージェントという、インターネット広告で日本一を誇る会社の戦略について紹介します。

弊社の役員の考えはとてもシンプルで、これから絶対くるドメインでトップになることです。
20年前、これから絶対に来ると思ったインターネット広告に投資し、そこでトップになりました。トップになったらどうするという出口は考えず、トップになれば我々が教科書であり市場を動かすことができます。
現在は、Abemaと言うメディアでトップになろうとしています。
AI事業本部では、小売DXの領域でトップになろうとしています。
これらはすでに、それは実現できそうなレベルまできました。
サイバーエージェントは24年目にして、プライム市場にいる大企業まで成長した企業です。企業のフェーズによって舵取りの仕方は変化します。
今は、十分に企業のリソース(ヒト・モノ・カネ・情報)があるためこうしてリーダー戦略をとれるフェーズに来たのです。
広告領域では、IDFA取れない問題と言うのが数年前から賑わっていますが、それもいち早くファーストパーティデータを使える状態を作っているサイバーの戦略に感銘しました。(弊社ですがw)

と言うことで今回はここまでとします。
中原さんの仕事観や自分になかった価値観に触れてまたひとつ引き出しが増えました。貴重な機会をいただきありがとうございました!


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