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Z世代の就活必勝法-主体的に納得内定をもらうための大前提-

就職活動について最近聞かれることが多くなったので、今回は、就活中の方向けに進藤流の就活必勝法を書いてみたいと思います。

初めに、皆さんは就職活動ってそもそも何かって考えたことはありますでしょうか。
周りが初めているから、大学三年生になったらやらなきゃいけないこと
こんな風に考えている人も少なくないんじゃないでしょうか。
もしそうだとしたら、一度自分にとって就職活動とはなんだろうとしっかり考えた方がいいと思います。そもそも就活ってしないといけないの?なんのためにするの?という問いを自問自答し、就活をする自分なりの意義やゴールを明確にすることから始めましょう。
それがなく、ただ有名な企業に内定をもらいたいという漠然とした目標で始めるのと、〇〇な理由で〇〇な企業に内定をもらいたいと明確な目標で始めるのとでは雲泥の差が出ると思います。(そんな人を山ほど見てきました)
ということで、Step1は「自分の人生における就活の意義づけ」から始めてください。
自分は就活に限らず機会を高速道路のサービスエリアと捉えます。寄って休憩した方が、その後快適なドライブができるなら寄りますし、そうでないなら寄らなくてもいいかなって考えます。

次に、Step1の結果就活をしなければいけないと決まった人は、Step2に進みます。Step2は自己分析です。自分は何者で、何が好きで嫌いで、何が得意で不得意なのか。どんなことにワクワクするのか。「ワクワクするということ」のノードにも書きましたが、自分が何にワクワクするのかはわかっていた方がいいです。そして、それをサポートしてくれる環境を探すべきです。そして最も大切な問い、「自分の人生の使命は何か」ということに答えを見つけるべきです。使命とは自分の命を何に使うのかということです。あなたの命は何に使いたいですか?人を喜ばせることですか?裕福な暮らしを送るためですか?そんな風に、自分の使命を見つけてください。これは、暫定で構いません。生きていれば、何かをきっかけに使命が変わることはあります。大きな価値観の変化があったときや、大切なものを失ったときなどです。
このStep1とStep2はぐるぐる反復してください。そして自分の納得のいく就活のゴールを見つけましょう。
自己分析と聞くと、すごく難易度の高いもので、かつすぐに答えが出るものではないので挫折する人が続出します。
自分なりの良かった方法としては、自分の行動を振り返ることです。
過去の自分のイベントに紐づく意思決定を振り返ってください。なんでその高校に行ったのか、大学にしたのか、部活はしたのか、委員会では何をしたのか、合唱コンクールでは?体育祭では?サークルでは?などです。
ここで、意思決定とは顕在化されるものだけではないことを認識してください。例えば、日常的な生活の中でも意思決定は存在します。高校のクラスであなたはどんな人でしたか?真面目なグループにいましたか?キャピキャピした明るいグループにいましたか?喧嘩はしましたか?
こんなことでも、「自分らさしさ」は滲み出していきます。常に人の周りにいたなぁという人はきっと人が好きなのかもしれません。一人で読書してた人は、それが好きだったのかもしれません。それ自体があなたらしさです。
人は一日に3万回以上の意思決定をすると言われています。これが地理ツモになって今のあなたが形成されています。自分らしさとは考えてわかるものではなく、滲み出るものです。そのように考えてみると自分が他人とどのように違うのかを認識しやすくなるのではないでしょうか。

ここまで終えたら、状態としては、自分は〇〇が使命で、そのためには〇〇をしなくていけなくて、その手段に就活がある状態になっているはずです。
この状態になったら、自主的な就活から主体的な就活になっているはずです。自主的と主体的の違いは、自分の頭で考えて判断をすしているかどうかに大きな違いがあります。目の前の与えられた機会に率先してのは大前提として、与えられた目的なのか、自分で目的を設定しているか。ここに大きな差が生まれます。
余談ですがこれは社会人になっても同じです。主体的な社会人と自主的な社会人では大きな差が生まれます。
手段と目的の話はよく聞くと思いますが、子供の頃に「勉強しなさい」と言われたことありますか?これは、本来は手段である勉強というものを目的として与えられ、自分の目的意識なく頑張っても、その場凌ぎの結果しか出ないですよね。これと本質は同じで、社会人でも「〇〇やっといて」って言われた時に、それを目的にする人は本質的な成長をしないと思います。

さて、これでようやく就活という自分が作った土俵に上がった状態です。
Step3は企業選定です。初めに、企業とは何かということを理解する必要があります。経営学の先生がよく口にするのは、企業は生き物であるということです。つまり動いているのです。また、企業とは意思を持って動きます。つまりどこかに向かって動いているのです。まず、その動いている方向が自分と同じかどうかを考えるといいでしょう。その船に乗れば自分が行きたいところに向かってくれるのかを考えましょう。もちろんクルーになったら自分がその船の原動力にならないといけませんが。だからこそ、向かう方向性は自分にとっても嬉しくないと嫌ですよね。どうしてもアメリカに行きたくて行くと思って乗った船が南極にたどり着いてしまったと想像すると地獄ですし、途中で飛び降りて違う船を探しますよね(転職)。
転職や離職を否定しているわけではなく、航路の途中で自分の目的地が変わることは珍しくありませんから、その時の選択として有効な手段です。ただ、一度太平洋の真ん中まできたのに、大西洋に行こうとするのってめっちゃ時間の無駄じゃないですか?
例え話ばかりですいません。要は、転職するにしても、今までやってきたことが無駄にならない方がいいですよね。ここで180度方向転換するほど自分の使命が変わるのは、Step1,2の反復が足りていない可能性が高いと思います。こういった事態に陥らないためにも、Step1,2はちゃんとやりましょう。
企業選定において重要なのは、向かう方向を見極めることです。また、そのスピードも重要です。あれ、市場選定は?と思う人もいるかもしれません。自分は市場選定はしていません。〇〇事業をやっている企業に行きたいと考えなかったからです。あくまでも自分の使命を優先し、そこに行くためにどんな企業がいるのかを探しました。例えば、自分の使命が投資家になりたいという使命だとして、そのために企業で投資家としてのスキルを磨きたいと思った場合、何をみるかというと、投資数が多い企業を見ます。あくまで、証券やVCに絞らず、社内で投資機会が多い会社も視野に入れるべきです。つまり、必ずしも市場選定が企業選定の近道ではなく、かえって盲目的になってしまうリスクがあることを忘れないでください。

さて、これである程度企業が絞れると思います。そこからは対策です。
対策は、共通対策と個別対策があると思います。共通対策とは、企業によらず身につけるべきことで、いわばセンター試験です。個別対策とは、企業ごとの対策で、いわば二次試験です。この境界線は自分が選んだ企業群によって変わるはずです。
今はすごく便利な時代で、大抵の企業の過去問はググれば出てきます。
まずは、企業の過去の内定フローと設問を並べて、共通対策と個別対策に分けます。
webテ、ES、GDは共通、ケースや面接は個別になることが多いかもですね。
一つ一つ対策方法を書いてもいいんですが、とても長くなるのでそれは割愛させてください。
ただ、原則として対策とは情報収集戦です。あらゆるSNSや知人、先輩、OB訪問、壁打ち、模擬練習をするべきです。
面接に関しては、基本的な質問はWhy,What,Howです。ゴーデンサークルという思考のフレームワークを使って考えるとクリティカルな回答することができます。また、思考はWhyから考えますが、回答はHowから回答しましょう(結論ファースト)。面接官は、何百人も面接します。簡潔さと分かりやすさは大事です。
自分はよく、鏡に向かって模擬面接してました。そしてそれを録音して、自分が面接官だったらどう思うのかを考えたりしました。
あと、意外と多いのが、質問の答えになっていないパターン。自分が言いたいことが先行して、質問のまとを得ていない回答をしている人が多いです。
質問の意図がわからなければ、聞き返してもいいんです。面接とは前提はコミュニケーションですから、納得のいくまでキャッチボールしましょう。
最後は小技的なことを紹介しましたが、これ以外にもまだまだあります。
何かあれば相談してください。

今回は主体的に納得内定をもらうための、前提を多くご紹介しました。
これはもしかすると世代横断的な現代の悩みかもしれませんね。
少しでも多くの方の参考になれば嬉しいです。



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