見出し画像

【退職エントリー】新卒エンジニア6年目の決断

こんにちは。
先日最終出社を迎え、新卒で入社して6年間働かせていただいたベンチャー企業での勤務を終えましたので、退職エントリーを書いてみます。
あくまで個人の主観での文章です。
読者は退職や転職、これからの生き方に悩んでいる人たちです。
何か参考になれば幸いです。

このnoteについて
・退職を決断した理由。
・これからの生き方。
・ファーストキャリアにエンジニアを選んだ理由。

ファーストキャリアにエンジニアを選んだ理由

僕にはこれといって叶えたい夢があるわけではありませんでした。
宇宙飛行士になりたいとかケーキ屋さんになりたいとか。
だから僕はビジネスマンとして、
これからの時代どういうキャリアを歩むべきかという視点で選択しました。
なので、エンジニアに憧れていたとか、小さい頃からゲームを作っていたとかそういう理由ではありません。

序盤からの蛇足ですが、JAXAが宇宙飛行士を募集するみたいです。笑
一応応募してみようかなと思っているので、勇気ある方はぜひ応募してみてください笑

本題に戻りますが、エンジニアを選択した理由は三つあります。

1. 色んな分野でIT事業は今後も求められると推測される。
2. 中途でエンジニアを目指すのはリスクもコストも高い。
3. リモートでも仕事ができる。

この3つの理由からエンジニアを選びました。
他の職種としてはデザイナーやデジタルマーケもあると思います。
僕は仕組みを知り、それを活用することに趣味思考があるので、
エンジニアを選択しました。
これは客観的な意見ではなく、個人の主観的な意見です。

あともう一つ。
かなりおこがましいのですが、孫正義さんやイーロンマスク、
スティーブ・ジョブスもエンジニアリング出身の経営者です。
結果を出している優秀な人の真似をする。
これは僕が成長する手法として大事にしている部分です。
かなり表層的な真似事ですが、
実際に挑戦してよかったと思っているので、結果オーライです。

なので、結論をまとめます。

これから求められる人材に最速でなる事で、
人材市場での価値を高めつつ、
自分がやりたい分野で実力を発揮できる人材になるため。


退職を決断した理由

読者の方はここが一番気になっている部分ではないでしょうか。
なので、出来るだけわかりやすく書ければと思います。
僕が退職を決断した理由は端的に表すと一つです。

勤めていた会社に在籍する目的を全て満たしたと判断した為。

これに尽きます。
では目的とは何だったのかという話になりますが、それが以下の3つです。

1. 急成長する事業で事業作りが学べる。
2. 急拡大する組織で組織マネジメントを学べる。
3. 優秀なエンジニアの元でエンジニアリングが学べる。

就活生をしていた頃、これらの3つの判断軸を元に会社探しをしました。
6年前に上記の条件を満たし、かつ新卒を採用している企業をそこまで多くありませんでした。
なので、色んな方法で会社をたくさん調べ、消去法でピックアップしてから面接を受けていました。

あと一つ付け足した判断軸があります。
それが「大手企業かベンチャー企業かスタートアップか」というもの。
それぞれの企業形態でメリデメがありますので、まずはそれを説明します。
また、こちらもあくまで個人的な主観です。


■ 大手企業

メリット
▼ 事業
・すでに成功している事業があるので、相乗効果の事業を創れる。
・事業運営のノウハウがすでにある。
▼ 組織
・大手企業ならではの組織マネジメントを学べる。
・組織運営のノウハウがすでにある。

デメリット
▼ 事業
・保守的になり、新規事業も含めて攻めた事業作りが難しい。
・事業運営のルールに縛られる嫌いがある。
▼ 組織
・承認リレーで疲弊する。承認をとる技術はつく。
・小回りがきく組織マネジメントが難しい。


■ ベンチャー企業

メリット
▼ 事業
・PMFをしている事業を更に大きくする挑戦ができる。
・承認リレーが少なく、学びたいことを学べる。
▼ 組織
・今の時代に沿って、どのように組織を大きくしていくのかを学べる。
・組織が大きくなる中で必要になってくるルールや制度を学べる。

デメリット
▼ 事業
・模索する負荷が大きい。
▼ 組織
・ルールや制度がない時はすり合わせが難しい。
・ルールや制度ができてきたら、反発する人が現れる。


■ スタートアップ

メリット
▼ 事業 & 組織
・何もない、から何かできてきたを創る楽しみ。

デメリット
▼ 事業 & 組織
・何でも屋になる為、プロフェッショナルを極めづらい。

これらは僕の中で抽象化した表現です。
上記に当てはまらない企業もあります。
なぜこのようにカテゴライズするかと言えば、効率的に絞り込みをする為です。

基本は上記の定義として会社を見て、
例外ケースは必ずあると思い情報を集めます。
このnoteでは具体的な会社名は表記しません。
もし興味あればご自身で調べていただけたらと思います。

上記の定義の上で、僕が選択したのはベンチャー企業でした。
ベンチャー企業を選んだ理由としては、
20代のうちに一番効率よく能力開発ができると判断した為です。

・承認リレーで承認の能力を高めたいわけではない。
・何でも屋で器用貧乏になりたいわけではない。

上記の理由から、消去法で選びました。
このnoteを就活生が読んでいるのであれば参考になれば幸いです。
就活生の時はもっと色んな情報を元に判断したことがあるのですが、
需要があればそれはまた別の機会にnoteに書きます。

かなり話が脱線してしまいましたが、
企業を判断した軸それぞれの項目について少し説明を入れてみます。


1. 急成長する事業で事業作りが学べる。

企業説明会で説明してもらった事業は右肩上がりで伸び続けていました。
かつ事業として、会社として目指しているミッションとビジョンにも共感しました。

そして何より大事なポイントなのが市場。
市場としても伸びている市場でしたので、
この事業に携わりたいと思ったので、一つ目の軸は満たしました。
(ちなみに事業ドメインとしては全然興味はなかったです。ビジネスとして伸びているかどうかの観点のみです。)


2. 急拡大する組織で組織マネジメントを学べる。

大事なのは急拡大しているかどうか。
僕が選んだのは200名しかいないのに、
毎年200名採用するというベンチャー企業でした。
その理由は明確で、「事業成長に人材が追いついていない。」ということ。
裏を返せば、まだまだそれだけ伸びる可能性がある事業であるということでもあります。

またそれだけの人を採用するというのを
しっかり広報している点にも惹かれました。
企業ブランドを作るのは非常に難しいものです。
それをしっかり話題にしているのは経営者の手腕です。


3. 優秀なエンジニアの元でエンジニアリングが学べる。

CTOはOSSのコミッターもしているほどでしたし、
自分で別会社のCEOをされている人でした。
その人の元で働きたいというエンジニアも優秀な人たちばかりでした。

優秀になりたいなら優秀な人がいる環境に身を置け。

何かの本で見たのか忘れましたが、
これは今でも僕の中の指針の一つです。
つるみの法則はご存知でしょうか?
この法則は今までの人生を振り返っても成り立っていると判断したので、
それを信じている部分もあります。

脱線しましたが、優秀なエンジニアがいる環境だと判断できたので、
最後の軸もクリアしました。
なので、内定をいただいた瞬間に就活は終わりました。


ということで、
再度、退職を決断した理由です。

就活生の頃に決めていた3つの軸を
自分なりの自己評価で全て満たしたと判断した為

具体的な業務内容とかをここで書いても仕方ないと思うので省きます。

これからの生き方の判断軸

結論としては、

プロダクト開発を軸にした
事業創りができる人材を目指す。

これが僕が将来的になりたい人材像です。
そのためには何ができていればいいのかを棚卸し、
一つずつ獲得していこうと思っています。

そういう思考に至った背景説明していきます。

VUCAと言われているこの時代、これからどう生きる?

なんてことはもう皆さん考えられていると思いますが、
あえて僕個人の考えも少しばかり書いてみます。

現代は人類において、常に一番カオスな時代だと思っています。
それだけ歴史があり、それだけ課題を作ってきたわけですから。
そして、いい意味で多様化が受け入れられてきました。
つまりいいことも増えました。
それは課題を増やすことにもなります。

例えばインターネットで掲示板ができたからこそ、
今まで相談できなかったことができるようになりました。
その反面、ネット批判も増えました。
どんなことでも一長一短があるわけです。

そんなこれからもっとカオスになる世の中で、
僕らはどう生きていく「べき」なのかを考えました。
僕は基本的には保守派なので、
必要最低限の武器を手に入れようとしています。

そこに加えて、外せない視点があります。
それがビジネスの世界に生きているという事です。

僕らがどれだけお金では価値を測れないと叫んでも、
その指標が直ぐになくなるわけではありません。
であれば、ビジネスとは何か、どうすれば生き残っていけるのか。
ここを考えるわけです。

なのでまずはビジネスを因数分解します。

お金を媒介にして、需要と供給を満たすもの

これが僕によるビジネスの定義です。
課題解決と表現される場合もありますが、
それは抽象化して「需要」に内包した表現としています。

とすれば、お金と需要供給の知識と経験が必要になってくるわけです。

▼ お金
・アカウンティング
・ファイナンス
▼ 需要と供給
・マーケティング

このようカテゴライズできます。
(あくまでビジネスで働くという切り口です。)
(資産運用もお金に関する知識経験なのですが、それはまたどこかで。)

なので、最低限のお金とマーケティングに関する知識は
ビジネスマンであれば必要だということです。
そこにビジネスモデルだったり、フレームワークだったりがあり、
知識があって初めて武器になる訳です。
なので、今ビジネスの世界でモヤモヤしている人は
お金とマーケティングをぜひ学んで欲しいです。

お金に関してはダントツに朝倉 祐介さんの「ファイナンス思考」の書籍をオススメします。
とりあえずこの一冊だけは読んでください。
めちゃくちゃ面白いです。
きっとお金に関しての見方が少し変わると思います。

マーケティングについては色んな本があるので、
一冊を選ぶのは難しいです。
なので、読みやすい本と少し長いですが、ぜひ読んで欲しい本の二冊をオススメします。

まずは読みやすい本ですが、こちらの緑の本です。
比較的短いですし、マーケの全容を理解できるかと思います。

そしてマーケティングに興味を持っていただけたのであれば、
ぜひこの一冊は読んで貰いたいです。
事例も交えているので、非常に参考になります。
気をつけて欲しいのは一番最新のものを買ってください。
2020年時点では4版です。

マーケティングは常に変化しているので、
それに合わせて本の内容も変わっています。
昔の本でも参考にはなりますが、
より時代に沿ったマーケティングを学ぶために
新しいものを参照してください。

では、僕が今後どういう経験をしていかなければいけないのか。
それはエンジニアリングという観点だけでなく、
事業として0->1および1->100の実績作りです。

それは転職をすることでもできるかもしれません。
しかしそれでは遅いと判断しました。
僕は35歳までに自分のなりたい姿になることを目標に掲げています。
だとしたら、それに合うように学び続け、かつアウトプットも出さないといけません。

その結果、選んだ道が独立です。
元々、独立してみたかったのもあります。
(その話は少し長くなるのでまた今度。)

独立で求める要件は2つです。

1. スタートアップの事業創りを手伝うことで得る学び。
2. 学びを元に自らアウトプットとしての事業創り。

この事業作りには組織マネジメントなども含まれます。
インプットとアウトプットを同時に行うことで、
自分なりの一番速い方法でなりたい姿に近づこうと思っています。

こんなことをしなくても自分の事業創りだけに
全てベットできる人もいると思いますが、
僕はそこまでできる人間ではありません。
昭和生まれの経営者の意見も大事ですが、
これからの時代、これからのやり方を模索したいと思っています。

最終的に40代になって、
自分の納得のいく働き方ができたらいいと思っています。
そのための模索を今までしてきましたし、
模索の次フェーズがこれから始めるということです。


最後に

このnoteの読者の想定は「キャリアに悩んでいる人」としています。
なので、どういう思考回路で判断してきたのかを書きました。
もし悩んでいる人にとって、
何か少しでも次のアクションに繋がれば嬉しいと思っています。

よくある言葉ですが、最後に好きな言葉を。

これからの人生で、今が一番若い

人生、楽しんでいきましょう!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?