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猫。どこでもドア。いつでもドア。

ブランは雄のミヌエットで、少しふてくされた愛らしい顔が特徴だ。
色が白いから「ブラン(blanc:仏語で白)」。
私はハク(白)にしたかったが、長男に「吐く」みたいで嫌だと反対された。
我が家で猫を飼う話はなかったのだけど、妻が急に保護猫を連れてきた。
もしかしたら私が自律神経を崩していたことも理由にあったかもしれない。

キャリーバッグから自由にするとすぐに物陰に隠れた。胃腸が弱く、血便が出ていたので、我が家になじんでくれるか、とにかくストレスや体調面が心配だった。

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が、心配はいらなかった。すぐに私のあとをついて回るようになった。
もしかしたら私のことが心配で、保護してくれていたのかもしれない。
ブランのおかげで、私は調子を取り戻していった。

そういえば、実家で飼っていた犬も私についてまわっていた。
家に帰ると玄関で迎えてくれて、眠るときは私の足を枕に一緒に寝た。
同じようにブランも私の足の間で眠るようになった。

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どうやら私は動物や子どもに好かれる体質らしい。
学生時代、私の部屋は女子のたまり場でもあったので、
昔から狼のような危険な香りがしないのだろう。

ブランはいつも私と一緒にいる。
だから、ドアを閉めてもいいものなのに、ドアを閉めると前足でカリカリ。そのくせ、ドアを開けてやっても、出ていくでもなく、再び私の傍で眠る。

もちろん、私のいる部屋から締め出しても前足カリカリ。
すぐに開けろと訴える。

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ドアが開いていることが大切なのだ。
自分で選択できる状況が大切なのだ。
自由ってそういうものだ。

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