見出し画像

イノベーションとは?

いくつかイノベーションに関する本を読み、自分なりの解釈をまとめてみたい。

イノベーションとは、
①自らの内発的な夢やアスピレーションをエネルギー源として
②既存の常識や外部環境変化を破壊し
③既存のものの新結合によって新しい意味=価値を創造し
④その価値が社会に広く行き渡るようにスケールする

ことである。

もう少し詳しく、、、
①イノベーションの起点は自らの内発的な思いである。「30年先や50年先、社会はこうあってほしい」という強い思いがイノベーションを起こす起源となる。決して、外部環境変化が自然発生的にもたらすのではないし、顧客に聞けば出てくるものでもない。むしろ、自らが信じる未来の方向に顧客を導かなければいけない。未来を予測するのではない。ありたい未来を顧客と共創するのである。

②イノベーションは、破壊から始まる。批判から始まる、と言ってもいいかもしれない。時には、自己否定も含まれる。それだけの勇気が求められる。したがって、いかなる時も外部環境のせいでイノベーションが起きないということはあり得ない。まして、前例がないことも行動しない理由にはならない。

③「ゼロから1」を生み出すのは発明=Inventionである。イノベーションはすでに存在するものをいかに組み合わせたり、組み替えしたりすることによって、新しい意味(WHY)をもたらすかである。アイディアの数勝負ではない。自分自身がどれだけ、その新しい意味が社会にとって価値のあることだという強い思いを持っているかが重要である。

④最終的に社会実装しないと、イノベーションの意味はない。イノベーションにより、社会課題の解決と経済価値が結びつくのである。そうした途端、あらゆる組織や競合会社が追随する。それにより経済全体が大きく動く。そして最終的にコモディティ化するため、持続可能性を担保するにはイノベーションをし続ける必要がある。

イノベーションを推進するリーダーは、自らが勇気を持って破壊を作り出さないといけない。既存事業は守りつつ、新しい分野でテストする、、、そんな中途半端な方針ではスケールするイノベーションは生まれない。自組織の強みが生かされるビジネスのコアの部分で、Diverseな人財を巻き込み、自らが率先して決断の責任を持ち、押し進める必要がある。失敗を恐れてはいけない。Well-beingの名の下に、短期的な幸福だけを求めて静的になってはいけない。ありたい社会の実現に、真剣に挑みリスクを取ることが真の幸福をもたらすと信じる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?