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桜を見ると死にたくなる

宮城は桜が満開です。

桜ってきれいですよね。

僕は朝に散歩することを日課にしているのですが、桜が咲いているだけで、いつもの散歩ルートも全く違う、輝いたものになる。

不思議です。
単なる薄ピンクの花が、なぜこれほどまで人間(主に日本人)を魅了させてしまうのか。

おそらくその魅力とは、

「絶妙なレア度」

になるのかと思います。

桜は絶妙なレア度

桜は絶妙なレア度があります。

誰もが生きていれば見られますし、一年に数週間しか見られないというのも、絶妙なレア度になっている。

桜って、おそらく2週間位で散ってしまいますよね。

桜前線の指標となっているソメイヨシノの寿命は15~16日といわれます。

2、3輪の花が咲くと開花、開花から2日~3日で蕾の約2割の花が開きます。6日~10日で満開となり、12日目を過ぎると全体の半分以上が散ってしまいます。

お天気.com

一応桜の花の寿命を調べてみたら、やはり2週間位でした。

一年が365日。
365日中、桜が咲いている時期は、

14/365=0.03835616438

約4%。
桜が一年で咲いている時間は、わずか4%です。

4%って絶妙なレア度ですよね。

ソシャゲのガチャに例えると、ウルトラレアが出るような確率。
ウルトラレアが出ればどうなるか。
快楽物質のドーパミンが放出されて、多幸感が出る。
そして、ソシャゲ廃人は、その快楽を何度も得たいがために、
何万円~何百万も課金する。
怖いです。辞めてよかった。

『桜を見ると死にたくなる』

驚いた。

桜を見ると、なにかドーパミン的な快楽物質が出るのではないかと、調べてみたら、予測検索に驚いた。

桜を見ると死にたくなる

桜を見ると死にたくなる、という人がいるようです。

んー、まぁ確かに桜は儚いから、予想検索の2番手、

『桜を見ると悲しくなる』

は分かるのだが、

『死にたくなる』

は少しわからない。

桜を見ると、一瞬で散る物悲しさから、悲しくなり、
果ては、死にたくなる。

まぁ、その過程は分かるのだが、少し飛躍し過ぎではないかと思う。

関係ないやん、である。

セツナレンサ

切なさは連鎖するらしい。

桜を見て切なくなると、その切なさに連鎖して、希死念慮が湧くらしい。

まぁ、わからないではない。
僕も昔は希死念慮が死ぬほどあったから、その気持ちは分かる。

しかし、関係ない。
桜を見て、悲しさや、切なさを感じるのは分かるのだが、死にたくなるのはおかしい。

いや、正確には、おかしいと思ったほうが絶対的に好ましい。

毎年毎年、桜を見るたびに死にたくなってたら、いつかは本当に死んでしまうかもしれない。

毎年、

『桜を見ると死にたくなる』

と思ってたら、4%位の確率で、本当に死んでしまうかもしれない。

この確率は高過ぎる。
死ぬかもしれないの、4%は高すぎる。

ウルトラレアが出る前に、4%ガチャを引くのを今すぐやめたほうがいい。

桜をポジティブに

桜はキレイだ。

キレイなものは、そのままポジティブに受け止めておいたほうがお得だ。

間違っても、死にたくなるような気持ちになってはいけない。

というか、意味がない。
死ぬのは損でしかない。

桜はキレイだな、とポジティブに受け止めればそれでいい。

いつか、検索結果が、

『桜を見ると楽しくなる』

に変わればいいな、と願います。

では、今年も残り少ない桜の時期を思う存分、楽しむことにします。

おわり。

サポートされると、僕が喜びます。僕が喜ぶと、文章のノリがポジティブになります。