見出し画像

上方比較と下方比較【おバカキャラと、絶望系YouTuber】

『自分より下の人と比較して安心する』

あまり持ちたくない感情だが、どうしても捨てられない考えの一つだ。

僕たちの生活には、Twitterやら、Instagram、各種SNS、
このnoteもそうだが、他人のキラキラした生活に触れる機会が多い。

  • 今日は仲間と、海でBBQです!

  • これから彼氏と、高級レストランでお食事です!

  • 大型連休は家族で、パリにやってきました!

うるせぇ、と思う
知らんがな、と思う。

いわゆる嫉妬というやつだ。
うらやましいだけだ。

その逆で、

  • 今日の晩御飯は、もやしのみです…

  • これから借金取りと、絶望打ち合わせです…

  • 大型連休は一人で、予定も希望もありません…

そんな人には、

「がんばって欲しい」
「応援したい」
「癒される」

なんて思う人が多いと思う。

僕もそんな中のひとりだ。
不幸に抗って奮闘している人をみると、なぜか応援にしたくなったり、動向を伺ってしまう時がある。

これはどうゆうことか。

それはやはり、

『自分より下の人を見て、安心している』のだろう。

『おバカキャラ』を見て笑う心理

テレビタレントには、天然キャラで笑いを取っている人がいる。
テレビを見ている僕たちも、そんなタレントを見て笑う。

出川哲朗さんや、狩野英孝さんを見て笑うのがそれに当たる。

これはなにか。
昔、『おバカキャラ』なんてのがいて、その人たちにかなりのファンがいた時期もある。

おバカなキャラは、愛されやすい。
見ている側も、親近感を持って接することができるので、そんな人達は好感度が高い。

  • 「こいつ、こんなことも分からないのかよ!」

  • 「またバカが、バカやっている!」

  • 「まったく、どうしようもないやつだな!」

これも要は、『自分より下の人を見て、安心している』からだ。

上方比較と下方比較

上方比較』と『下方比較』なんて言葉がある。

上方比較とは、
「あの人みたいになりたい!」
といった、自分より上の人を見て憧れる心理。

下方比較とは、
「馬鹿じゃないの?」「まったくなにしてんだか」
と、自分より下の人を見て、安心する心理。

この2つのどちらが好ましいかというと、もちろん、『上方比較』になる。
なぜなら、上方比較をする人は、モチベーションが高いから。

「あの人みたいになりたい!」

と思うと、モチベーションがあがり、努力をすることができる。

問題は、『下方比較』
下方比較は、自分より下の人を見て、安心してしまうので、モチベーションが上がらない。

「あいつ馬鹿だな!」
自分はこいつに比べたら、マシなほうだよな…)

と思うと、モチベーションが上がらず、努力をする気も失せてしまう。

自分より下を見て安心したくない

どうしても、人は自分より下の人を見て安心してしまうものだ。

先程上げた、天然キャラや、おバカキャラに人気があるのは、そんな人達を見て安心する人がいるからだ。

僕もそうだ。
僕がよく見るYouTuberは、借金をしていたり、天涯孤独だったり、ハゲていたりと、自分よりなんとなく下だと思える人たちだ。

そんな人達を見たいと思う気持ちに抗うのは難しいが、やはりこのままでは良くないのだと思う。

なぜなら、自分より下の人を見て安心してばかりでは、自分が成長することはないから。

結論。

『下方比較は程々に』

ということで、僕もハゲ系YouTuberや、絶望系YouTuberばかり見るのは少し控えて、NewsPicksでも見ることにします。

では、以上です。
ありがとうございました!

サポートされると、僕が喜びます。僕が喜ぶと、文章のノリがポジティブになります。