見出し画像

創業5周年を迎えて思うこと

10月末で創業から6年、そして5周年を迎えた 拵
今日は自分の最近の思考を文字として残しておきたく、ただただ書いております。
※今回は革の話ではないです※

なので、なーんも面白くはないと思います。
もはや日記に近いかも。笑

noteやSNSを投稿することが得意ではなかったひとつの理由に革のあれこれそれと書くのが自分はどうも苦手だったのかもしれない

知識を蓄え探求することはすごく楽しい。
深堀りすればするほどに楽しくって止まらなくなる時がある。

でも、それは自分にとっての「好き」で
「作家として」不特定多数に発信してしまうと
どうにもこうにも誰かに強要してる気分になってしまい
なかなか得意になれなかったってのもあるかもしれない。

この作家生活以上、アピールはしなくてはならないわけで
「これいいでしょ!」「どうどう!?」「他より優れてるよ!」
ってなってしまいかねないのが
自分はどうも苦手だったのかもしれない。
#めんどくさいやつだね

なので、最近のInstagramをはじめSNS投稿は
「自分の好き」をより意識して投稿するようになった。

自分みたいな人間ひとりが
人生を通じて伝えたいことなんてそんな多くなくて
自分の芯にある根っこの部分を
あの手この手と色んな角度から伝えてきただけで
その根っこにあるものは「ひとつのこと」なんだよなと。

<自分の中の大切なこと>

29歳の時にサラリーマンを辞めて
ものづくりをする上で譲れなかったものがひとつある。

ものが溢れる現代社会
「生み出す以上は心から誇れるものであるか否か」
後世に残って恥じぬものなのか

これはやりたいことをやらせていただいている今だからこそ
やっとこさこうやって思えて、言えることだけど
やっぱし初めの頃が視野が狭かく若かったなーと思う。

「環境により良い」「命の責任」「作る責任」等々
攻撃的なことは言わないけれども
正論武装をした楽しくない発信・発言が多かったなと。笑

もちろん、今でも大切にしていることは基本的に一緒なんだけど
なんと言うか…言葉が拳だったなと。

握手するには掌の必要なのに拳を握っていた。
握った拳を開かなきゃ誰とも握手なんか出来ないのに。
わかっていた。わかっていたはずなのに。

「その正論武装がどうゆうことなのか」に気付けぬくらい視野が狭かった。
だからこそ実現したくて頑張った部分もあるんだけども。
でも。でもね。

最近は肩の力がすごく抜けてきた。
誤解を恐れずに言葉にする「いい意味でどうでもいい」

大切にしたいことは各々異なるなんて
当たり前なわけで正解なんてない

選択を各々にとっての正解にするだけ

そこで誰かを傷付ける必要なんてなくて

もちろん、29歳の時に腹を括って拵をやると決め
少しずつ実現出来た大切なことは変わらずちゃんと続けたい

「どこの生まれ育ったのかわかる皮革」
「黒鉄染めは染料造りから染色まで」
「made in japan から made by com」等々

自分にとって譲れなかったもの大切なものは
今も変わらず心の根っこのとこにちゃんとある。

ただ、これはものづくりをする上で
自分にとっての「最低限の礼儀・マナーであり、矜持」なだけ

これは押し付けるものではなく
ただただ自分が芯に持っていたいもの

なので、これからも拵では自分の「好き」を伝えていきたい
6年目を迎えた拵だけど、拵の一番のファンは今でも自分だから

正論武装ではなく、ただただ「好き」を拵えたい

もちろん、やりたいことをやらせていただく上で
守るべきものがあれば、全力で守って逃げ出さない

それも自分にとっての礼儀・マナーであり、矜持
「自分が好きじゃない拵なんていらないから」

これは文字にすると強過ぎた気もするけど
本当に肩肘張らずにそんな風に思えてる。

だからこそなのか知らんけど
人の幸せが昔以上に自分にとっての幸せになった。

最近、映画・本・音楽とかですぐに泣いちゃうし。笑

そして好きとか愛とかって
別に恋人や家族にだけへ言葉じゃないなと
昔以上に強く思えるようになった。
だって本当に全てがとても愛おしいんだもん。
(もちろん、想いの種類は異なりますよ。えぇ。)

最後に

独立願望もなかった自分が拵の開業届けを出したのは2018年10月末
気付けば6年目となり、11月からは5周年を迎えることができました。

これはひとえに支えてきてくださった皆様のお陰でしかありません。

改めてありがとうございます!

これからも「拵」が自分にとって
胸張って誇れるものであり続けられるように精進します。

最後まで読んでくださった稀有なあなた。
こんなただただ垂れ流しに付き合ってくださり
ありがとうございました。

愛しています。

なんかまたこんな話も書かせてください。

ありがとう。おやすみ。また会いましょう。

あ、5周年なにしよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?