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151. IPAに飛び込み/ Irrumpir a IPA(9)

いずみの出産まであと少しです。

週明けに最後の検診をして、その後に帝王切開での出産となる予定です。


人生の転機ですね。

いろんなことが変わるんだろうなあ。

家庭も仕事も、より気合を入れて頑張っていきたいと思います。


***


IPAへの飛び込みシリーズも今日で最後にしたいと思います。


アンドレアと最後に盛り上がった話では、

ミドリの経験と考え、これからの話をしました。


そしたら、彼女が結構興味を持ってくれて、

ぜひ今後コラボをしていこう、となりました。


どんなことができるのか。

今後が楽しみです。



僕が話した内容はこんな感じです。


ミドリでは今日本にも少し商品を送っていて、

先住民が作った木彫もその一つです。

しかし、その多くは日本向けのクオリティには少し足らず、

ミドリで手直しをしています。


四つ足の動物は特に、平らなテーブルに置くと、カタカタします。

日本人でなくても気になるところですが、

先住民のコミュニティには、平らなテーブルがない。と言われてしまうと、

こちらも強くは言えません。


ミドリで手直しをして、カタカタがなくなる。すると、他の先住民の商品とは差別化することができますから、それだけで価値が生まれます、

例えば、2割くらい高く売ることができるでしょう。


また、ミドリの日本人クライアントの嗜好に合わせたデザイン、
木彫を選んで購入することで、目利きの仕事も生まれます。

デザインやクオリティについてもある程度指示をすることで、

より良い作品に仕上がっていきます。


職人とのコラボです。

こちらも付加価値を生みます。

例えば、これでさらに2割くらい値上げして売ることができるかもしれません。


そんな話をしたら、アンドレアが食いついてくれて、それはいい!と褒めてくれました。


彼女も手工芸をやっていたとはいえ、

先住民と直接仕事していたわけではないですし、

木工を専門にしていたわけではありません。

ミドリの話は結構新鮮だったのかもしれません。


そこで、僕はもっと木工をやっている先住民たちに、

技術や品質向上のためのレクチャーを行いたいと伝えました。

商品のクオリティを上げて、より高く売るために何が必要か、

そんなお話ができたらいいと思っていたのです。


その時は、ミドリの良い広告にもなるので、

経費だけ貰えたらそれでいいとも話しました。

僕と職人を2人位連れて、3日くらいの出張で数ヶ所回れたらそれは面白いのでは妄想しています。


彼女も気に入ってくれて、ぜひやろう!と話が纏まりました。



また、チャコや先住民に限らず、

アスンシオン周辺の職人さんへの講習もできるのでは?と話しました。

パロサントは特殊な木なので、どの木にも当てはまるわけではないですが、

工房の様子や、僕らの仕事の姿勢、さまざまなシステムはきっと良い刺激になると思います。


僕らはこういった経験やスキルを、企業秘密にしてしまうのではなく、

オープンにしていて、もっと皆が真似していいと思っています。


そうすれば、パラグアイ全体の技術向上、底上げに繋がり、

もっと輸出が盛んになると思うからです。

また、日本式のシステムだったり、考え方も現地の人に知ってもらうことで、

日本のことをもっと知りたい人が増えたり、日本にいきたいと思う人も増えるでしょう、

日本へのイメージもアップして、外交的な友好関係もより強固なものになると思います。


これは少し大袈裟な考えかもしれませんが、

それくらいに夢を大きくして行っていいと思います。

我ながら、面白くてぶっ飛んだ目標なので、

これからも公言していきたいと思います。


ということで、アンドレアには、近々早めにミドリに来てもらわないといけません!
たまにリマインドして、プッシュしながら必ず来てもらうために

コンタクトをとっていきたいと思います!

さて、IPA、行ってよかったな〜。
今後がさらに楽しみです!


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