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資本主義という下半身に支配された思想が世界を支配している話

はじめに

昔世の中には共産主義と資本主義という2つの社会思想がありましたが、皆さんもご存じの通り、共産主義が負け、資本主義が勝利しました
資本主義は機会の平等といわれますが、その実は勝者総取りを是とする考え方であり、対して共産主義は万人平等を謳う思想で、どちらが優れた考え方であるかを理想論で考えた場合どう考えても共産主義が優れています
理想論でかつ極論ですが、共産主義は勝者が与えることが正義であり、資本主義は勝者は独占することが正義だからです
このように理性で考えた場合、共産主義の方がはるかに優れていると判断できるわけですが、さて、どうして資本主義が生き残ったのでしょうか?
長年私は疑問に思っていましたが、あるときふとこの疑問を解決する説が浮かびました

それは、資本主義は生殖本能の生き写し、つまり下半身が生み出した思想だからです


前提:人間は本能には抗えない

さて、この説を唱えるためには大前提があります
人間は理性を備える生き物ですが、それでもなお、人間は本能には抗えません
みなさんは、何十日もの間、死なない程度の水と食事だけを渡されて断食をすることができるでしょうか?

本能に打ち勝ち常に理性をもって生きられる人は悟りを開いていると言えます
修行をするべきお坊さんだってお嫁さんをもらっていたりするので、やはり人は本能には逆らえないと考えられます
すなわち、人間はつまるところケモノであるという大前提のもとに話を進めます


そもそも資本主義とか共産主義って何?

資本主義とは?

まずは、資本主義です
wikiによるとこのように書かれています

資本主義(しほんしゅぎ、英: capitalism)または資本制は、国政によってよりも営利目的の個人的所有者たちによって貿易と産業が制御(コントロール)されている、経済的・政治的システム

wiki

要はかなりかみ砕いて言えば、すべての持ち物は持ち主が持ってもよいよという考え方です
これは割と原理原則で考えるとかなり当たり前な考え方です
資本主義の究極的な考え方は自分の持ち物は自分のものだよと言っているだけです
では果たして社会全体で見た時にそれは幸せなのでしょうか?

資本主義の問題点

実際は資本主義の世界では不平等が生まれます
今現在がまさにそれで、アマゾンのCEOのベゾスは何と10兆円もの資産を個人だけで所有しています
これは100万人に均等に100万円を配ることのできる額です
そう考えるとあまりにも富の集中が起きており、それを個人の持ち物といってよいのか?という疑問が生まれます
これが資本主義の抱える最凶最大の問題です

例え、世界のどこかで飢餓が起きていようとも個人の持ち物は個人の持ち物なので、資本主義の世界で勝った人間が富を独占しても良いよねという勝者総取りを正義とする考え方が資本主義の考え方になります


共産主義とは?

資本主義に対して、共産主義は何でしょうか?
wiki的にはこのように解説されています

共産主義(きょうさんしゅぎ、英: Communism、独: Kommunismus、露: Коммунизм、コミュニズム)とは、「主要な生産手段の所有・管理・運営を社会の手に移す生産手段の社会化」を実行しようとするマルクスやエンゲルスの思想。

wiki

あまりうまく解説されていないので、かみ砕いて解説すると、共産主義とは端的に言えばアンチ資本主義です
持ち物を個人が所有すると富の独占が必ず起きるから社会全体で富を均等にいい感じで再分配しようやという考え方が共産主義です
共産主義は本質がアンチ資本主義なので富の独占に対して共産主義は「平等」というキーワードを大きなテーマして掲げるのが特徴です

ただしこの共産主義という考え方は少し厄介な点があり、それはテーマだけを掲げて具体的な指針はないことがあります
なので個人によっていろいろな解釈がなされてよく誤解されてしまう考え方になっています
たとえば、共産主義は「いい感じで」平等に配分しましょうと言っているだけなんですが、「平等」という単語だけをピックアップして、共産主義を資源を等分に分配することだと解釈する人がいます
たとえば、共産主義ってのは、パンが10コあれば10人に1個ずつ配ることだろ?と考える思想かと思われるかもしれませんが、それは単なる誤解です
平等に配ることに主眼が置かれているので、文句が出なければ、別に痩せてる人はパンを半分だけもらえばいいですし、太っている人は1.5個分もらうことも全然良いとされています
あくまで1人1個配ることにこだわるとすればそれは共産主義の一つの解釈となり、それは社会主義と呼ばれます

とまあ、歴史の流れ的に色々な国で異なる解釈をこねくり回された結果、色々とこじらせまくった思想となったのが共産主義なのですが、それでも共産主義が掲げるスローガンは単純明快です
「みんな平等」
これが共産主義の掲げる一番単純で根本にある原理原則です

共産主義のいいところ

なので、資本主義はその人の持ち物ならばいくら富を独占しようとしてもOKなのに対して、共産主義の考え方では個人があまりにも富を独占するのはNGとなります
要は資本主義は勝者総取りの世界なのに対して、共産主義の考え方では勝者は皆に施しを与えよという考え方になります

これは人として理想的な考え方だと言えます
なぜなら施しを与えることを是とするからです
施しを与えることは一切の異論の余地なく素晴らしいことだと言えるでしょう

共産主義の悪いところ

しかし施しとは人間の理性で考えた際に出来る代物です
人はそれほど理性的な生き物ではありません
お坊さんが嫁をめとっていることからもそれは明らかでしょう

共産主義の欠点は、なんと人間の理性に頼りすぎているという部分が大きすぎるという点です
人間はまだまだケモノだということですね


資本主義が共産主義に勝った理由

みなさんもご存じの通り、冷戦時代に資本主義と共産主義の戦いがありましたが、最終的な勝者は資本主義でした
なぜ共産主義は負けたのかというとそれは上でも語った通り、共産主義が人間が理性的な生物であることを大前提とする思想だったからです
しかし、共産主義が負けたのには、ある種資本主義が強すぎたというのもあります
なぜ資本主義が強かったのかというと、資本主義がケモノとしての本能に忠実な考え方をしていたからです
もっと言えば資本主義は生殖本能に忠実な考え方だったからです
つまり、脳みそv.s.下半身の戦いで見事、下半身が勝利したのが今の僕らが行きる社会なのです

さて、ようやく本題です
資本主義はエロいという話をどんどこしてまいりましょう


恋愛におけるモテはTHE資本主義である

さて、恋愛におけるモテというものがありますが、それを考える前に、生殖本能についてまずは知りましょう
生殖本能とは突き詰めれば、私たちの遺伝子を後世に永遠に残したいという欲求です

私たちは普段その生殖本能に従って生きているため、ケモノの本能で異性を見れば恋愛対象としてアリかナシかを判定しようとします
さて、生殖本能に従うと遺伝子を後世に永遠に残そうと思うと優秀なパートナーの遺伝子をもらえばいいわけで、それが恋愛対象ということになります
では、優秀なパートナーとはなんでしょう?
それは一言でいうと、そのパートナーとの間に生まれた子供がさらに子供を産んでくれそうなら優秀と判断できます
要は子孫繫栄の素質を持つパートナーのことを優秀といいます

さて、この子孫繁栄の素質とはなんでしょうか?
実はそれは色々ありますが、一つの重要な素質、それが"モテ"です

なぜなら、モテているパートナーの子供はモテる可能性が高く子孫が末永く繁栄できそうだと考えられるからです
逆にモテないパートナーの遺伝子はその代限りで絶えてしまうことが頭をよぎるため劣っているということができます

つまり、生殖本能において優秀であることはモテている状態のことを差し、モテる人間は優秀な遺伝子と判断されるのでさらにモテるようになります
所謂モテムーブですね
さて、この現象どこかで聞いたことはないでしょうか?
そう、資本主義ですね
資本主義のお金持ちの仕組みはまさしくこれで、富めるものはお金を持ってるからさらに富める、というのが資本主義の仕組みでしたね

つまり、モテはTHE資本主義なのです
というか資本主義という考え方がそもそもモテの原理から来たのではないかと思えるくらいです
そう、いうなれば、資本主義は下半身の理論なのです

資本主義の正体ここに見たりという気分になっていただけたでしょうか?


おわりに

男は下半身に脳がついているとよく言われますが、人間社会も下半身に脳みそがついているんですね
しかしやはりどれだけ社会的地位を確立しても最後に性欲に負ける有名人がたくさんニュースになっているのを見ると、今回私が書いたこの記事はとても信憑性のあることを言ってるんじゃないのかなと思います

資本主義は下半身、面白いフレーズなので、どんどん広めていきたいですね
面白いと思っていただけた方はスキ等お願いします


それでは、Happy ダイキっち!!


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