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SDGsが流行っているのは日本だけらしい

唐突ですが、SDGsが流行っているのは世界的に見て日本だけらしいです
海外ではESGというキーワードがむしろ使われているようです

環境に配慮した経営をしようという点ではSDGsもESGも同じです
SDGsの方がどちらかというと環境そのものを守ろうということに対して焦点が当たっており、ESGの方がどちらかというと環境変化によって損失する可能性のある投資リスクを軽減しようというところに焦点が当たっているという違いがあります
どちらも環境問題に起因する投資に対するリスクを考慮しているので、極端なことをいえば投資リスクに関係のないような環境問題は軽視される傾向にあったりします(環境論者はしんでも認めないと思いますが)
そしてここでいう投資リスクが大きな環境変化とはほとんど「気候変動(地球温暖化)」一択です

そもそも気候変動がなぜ投資リスクに直結するかというと気候変動は食料問題に直結し、その後、国内政情の不安からの経済活動の停滞によって、投資の損が出るというロジックになっています
環境に起因する投資リスクとしては気候変動によるリスクが最も大きいリスクだと評価されているため、ESGの文脈ではほぼ気候変動に関する環境問題にのみ焦点が当たっています
他の環境問題を差し置いてメディアが地球温暖化ばかりに注目しているのはこういったからくりがあります
ですので軽視されている深刻な環境問題としてはブラジルの水銀垂れ流しの問題が代表的なものだと思います
これは投資家にとっては仮に公害が顕在化したとしても投資への損失リスクが軽微であり、むしろアマゾン開発を進める方がメリットが大きいと評価されているからです
ちなみにアマゾンでは水銀問題が顕在化しており、既にブラジルの水俣病といわれています
人類は学びませんね


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