葦乃原 光晴

2001年に日本随筆家協会賞を受賞し、随筆集「初恋の女性」を出版。2010年から川柳(…

葦乃原 光晴

2001年に日本随筆家協会賞を受賞し、随筆集「初恋の女性」を出版。2010年から川柳(現代川柳)を創作し、川柳と絵のコラボを試す等、生活の中で川柳を楽しむ方法を模索中。低山登山、ウォーキングが趣味。自然が好きで山の近くに引越したが 花粉症に悩まされるようになった。

最近の記事

植物の生命力

 見出しの写真はプランターの隅に、折れた桜の枝を挿して植えたもの。ペットボトルの上の部分5cm程度を切ってキャップを外し、逆さにして土を入れて枝を挿してある。  桜は5cm程度の小さな折れた枝先だ。私が不用意に折ってしまった枝先で、捨てようと思ったが、もしかしてこんな小さな枝でも根付くかもしれないと思い直して植えてみた。  植物の中には一枚の葉から再生する草もあって、私はいつも植物の生命力に驚かされている。  スーパーで買った小松菜の食べ残しで、ほとんど根だけになったも

    • 花見が出来た

       私は独り身で友達も少ないため、今年は花見が出来ないかなと思っていたが、開き直って「別に、誰かと一緒に花見しなくても、桜の花を愛でて楽しめば、それも花見に違いない」と、考えて花見をした。  いつも歩いている草戸山周辺で桜の花を探した。  「山桜の丘」は、まだほとんど咲いていなかった。写真の中央に白っぽく見えるのは、咲き始めた山桜の木。ちょっと写真が遠かった。  画面中央左の白っぽいのが8分咲きほどの山桜の木。  この桜は、駐車場の桜と同じくらいの咲き具合だった。  

      • 川柳で若い世代にエールを送りたい 24/3/31

        1.川柳の一言コメント「老体に花を咲かせる灰をまき」 今年の3月は例年に比べて天候不順だったのではないかと感じています。急に寒くなったり暖かくなったり、雨が降ったり雪になったり。花粉も黄砂も飛んでくるし、嫌ですね。  しかし、今年も桜が各地で開花しました。昨日あたりから、全国各地で花見を楽しむ人が増えてきているようです。日本人は四季折々にいろんな花を愛でて楽しみますが、やはり桜は特別ですね。日本人の誰もが笑顔になります。  桜の木の下で仲間内で花見をするのは、春の最高の楽

        • 川柳で若い世代にエールを送りたい 24/3/17

          1.川柳の一言コメント「幸せになりたい白い雲ふわり」 私は、世の中の大部分の人は幸せになりたいと望んでいるだろうと思っています。その人が望む幸せの形は様々でしょうが、どんな幸せでも、幸せと感じる瞬間は心が穏やかになっているだろうと思います。 2.私の経験で思う事 世の中は争いで溢れています。今現在、地球上で幾つもの紛争が起きていて、その当事者たちはお互いいがみ合って争っています。国レベルの戦争に至らない身近な争いでも、人と人とがいがみ合う構図は同じです。  権力を持ちたい

        植物の生命力

          石川県の日本酒支援第二回目

           何もできないけれど、能登半島地震の支援で石川県のお酒を買った。これで2回目。  「天狗舞」は2回目、「菊姫」は初めて。茨城県に住む友人に話をするため、茨城県産のいちごも買った。いちごは話のきっかけで、そこから石川県のお酒を買ったという話に続けた。  前回の記事は以下を参照ください。   お酒はどれも美味しいです。私はそもそも、山廃仕込のお酒は殆ど買ってない。買うのはいつもワンカップの安い酒だ。180mlで酔うようになったから、写真のようなお酒とは無縁の生活をしていた。

          石川県の日本酒支援第二回目

          晴れ間に高尾山に行ってみた

           2/24(土)の午後、八王子市の高尾山に行ってみた。2/23~24未明に、山に雪が降ったか確かめたかった。八王子市の市街地は殆ど降らなかった。  今回は6号路(紫色)を歩いて頂上に向かい、稲荷山コース(黄緑色)を下って来ることにした。スタートは午後1時40分だった。6号路は看板で「森と水コース」と案内されており沢沿いのコースだ。  歩き始めてから20分程度で、木々の上に降った雪が解けて、雨のように降り注ぐようになってきた。私は気にせず歩いたが、雨具を出す人もいた。  

          晴れ間に高尾山に行ってみた

          雪の名残の草戸山

           先日の降雪の影響がどれほどか、2/9金曜日に近くの草戸山に行ってみた。  登り口から登山道を20m程進んだ所に倒木が横たわっていた。この辺りは去年の夏も台風が通り過ぎた後に倒木があった場所だ。  きっと、何かの拍子に倒れてしまう立木が何本も生えているのだろう。ここはハイキングコースなので倒木を撤退しないと危険だ。  下山後、ネイチャーファクトリー東京町田の事務所に連絡しておいた。  倒木の横はなだらかな斜面だったので迂回して通過した。少し進むと枝が折れて垂れ下がって

          雪の名残の草戸山

          石川県の日本酒を買った

           能登半島地震で被害に遭われた酒蔵を、少しでも助けてあげようという動きがあります。  輪島の酒蔵が地震被害に遭って事業再開の目途が立っていないが、日本酒を造る行程でできる「もろみ」は無事だった。そこで、同じ石川県でも被害の無かった白山市の酒蔵が、その「もろみ」を預かって日本酒として完成させる援助をしているそうだ。これは昼の時間帯のワイドショーで報道された。  私は、「そうだ、石川県のお酒を買えば、ささやかな被災地の応援になるかもしれない」と考えて、近くのスーパーで石川県の

          石川県の日本酒を買った

          川柳で若い世代にエールを送りたい 24/1/25

          1.川柳の一言コメント「能力は大風呂敷で伸ばしてる」 人前で現実離れした誇大な事を言うと「大風呂敷を広げている」と言われます。人から「あいつは、ほら吹きだ」とか、「あいつは、いい加減な奴だ」等と思われてしまいかねません。  しかし、大きな事を言った人が最大限の努力をして、当初は不可能と思われた「大きな事」を実現してしまう事があります。そうなると人々の評価は「あいつは信じられない凄い奴だ」にひっくり返ります。  サッカーの元日本代表選手・本田圭佑さんはビッグマウスと呼ばれて

          川柳で若い世代にエールを送りたい 24/1/25

          今年の、川柳と絵の展示

           去年の5月に団地の交流スペースで川柳と絵の展示をさせて頂いたが、今回、2回目の展示をさせて頂ける事になった。  展示させて頂いているのは、今回も5作品だ。noteに掲載させて頂いた作品が多いのでリンクを貼っておきます。 ・傾いた電柱そうかお前もか ・手の届く幸せごはんお味噌汁 ・ぼんやりと生きるのも良し春の月  この句の記事は、まだnoteに掲載していません。 ・潮流に乗って未来に舵を切る ・走馬灯回る溢れる父母の愛  1/5~1/19の間、展示させて頂く予定

          今年の、川柳と絵の展示

          今年の抱負

           2,024年が明けて7日目になった。今年は元旦に能登半島地震が発生し、今も救助活動が続いています。また、多くの被災者の方々が避難所などでの厳しい生活を強いられています。  亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された方々にお見舞い申し上げます。私個人としては何もできませんが、募金など、何らかの形でささやかな支援をしたいと考えています。  さて、私は今年を「行動する年」にしたいと考えている。一昨年は体の都合で勤めを辞めて、残された自分の時間をどのように過ごすか考

          2023年を終えるに当たって

           現在、12/30(土)12時を回ったところ。今日は午後から郷里の和歌山に行く予定。新幹線の座席指定を12/10に取りに行ったが、帰省客が多くて都合の良い時間帯はすでに埋まっていて取れなかった。  今年の年末年始は、新幹線のぞみ号が全て座席指定で自由席が無い事も影響しているのかもしれない。午前中に出発できなくて郷里着は21時を過ぎてしまうが止むを得ない。  今年は2月に八王子に引っ越しをして、新しい生活を始めた。この決断は良かった。常に新しい自分に変えていく気持ちは大切と

          2023年を終えるに当たって

          川柳で若い世代にエールを送りたい 23/12/17

          1.川柳の一言コメント「悩んでもいい木偶の坊なんだもの」 私の川柳にはマイナスイメージの句が結構あります。現代川柳では、川柳の中のどこかに自分がなくてはなりません。つまり、「自分を詠む」のです。  そうすると、今までの人生で反省すべき場面が数知れずある私の場合、マイナスイメージの句が多くなってしまいます。達成に向けて頑張ったけれど、達成できずに途中で挫折して落ち込んだとか、他人と競争して負けたとか、そういう経験ばかりです。  私の半生はうまくいかない事だらけですが、それで

          川柳で若い世代にエールを送りたい 23/12/17

          秋の風景

           今年はいつまでも暑い夏が続いて、その後すぐに寒くなった。秋が消滅してしまった気がするので、秋の気配を探しに行った。  すぐに冬になってしまいそうだが、探せば秋の風景があった。

          川柳で若い世代にエールを送りたい 23/11/26

          1.川柳の一言コメント「探しています少し太った青い鳥」 これは、メーテルリンク原作の「青い鳥」からイメージを膨らませた川柳です。貧しい木こりの子供のチルチルとミチルが、幸せの青い鳥を探して旅をする物語を、私は小学生の頃、絵本で読みました。  幸せを願う気持ちは誰もが持っているでしょうが、人々が願う幸せの形は様々です。また、自分にとって何がどうなれば幸せと感じるのか、曖昧な場合も多いのではないでしょうか。  不器用な私の場合、私に合った幸せを運んできてくれるのはきっと、飛ぶ

          川柳で若い世代にエールを送りたい 23/11/26

          大山は人でいっぱいだった

           見出しの写真は、11/19に登った神奈川県伊勢原市の大山の山頂付近の写真です。風も無く晴れて、紅葉シーズンとあって、登山や散策を楽しむ人で溢れていました。山頂には阿夫利神社の奥の院があります。  私は今日、山の仲間5人で大山に登りました。小田急小田原線の秦野駅からバスでヤツビ峠まで行き、そこから約1時間半、山道を登って大山の山頂に着きました。好天に恵まれた日曜日で、山の上は人でいっぱいでした。  富士山は登山中、何度も綺麗な姿を見せてくれました。  山頂で昼食を摂り、

          大山は人でいっぱいだった