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メディアの情報操作①【孫崎亨編】

2024年3月9日(土)日比谷コンベンションホールで開催された混迷する世界情勢とメディアの情報操作(主催:温暖化とコロナに流されない市民の会)」に参加してきました。本日はそのシンポジウムの内容と私の感想についてnoteします。主催の代表世話人は一柳洋さん(元横須賀市議)、2023年12月20日に闘病の末、他界されました。「コロナ前の暮らしを取り戻そう市民の会」の発起人であり、私の人生を変えた一人でした。ご冥福をお祈りします。
※感想を書きますが、記憶違いなどがあり、内容に間違いがあるかもしれませんがご了承ください。

基調講演① 孫崎亨  (本日note公開)
基調講演② 増田悦佐
基調講演③ 植草一秀
基調講演④ 青柳貞一郎


基調講演①孫崎亨さんの講演【日本のトップのIQは小学生レベル】

トップバッターは、孫崎亨さん(元外交官・評論家・東アジア共同体研究所所長)。私がこのシンポジウムに行きたいと思った理由は、孫崎さんの話が聞きたかったからです。
孫崎さんのことは、学生時代に読んだ「日米同盟の正体」で知りました。当時は総合政策学科に所属していたこともあり、(今でもそうですが)多方面に興味があり外交にも少なからず興味があったのです。

この本の中で「米国は世論を大事にする国だ」という孫崎さんの言葉がとても印象に残っています。

そんな孫崎さんの開口一番の発言は、「日本は破滅の道に猛進している」でした。私の考えと同感だったのでその後の話には興味をもって聞くことができました。

そして、孫崎さんが先日経験した体験談を語ってくれました。

「中国人通訳者と話す機会があり、その方が言っていたことが衝撃でした。その方は仕事柄各国首脳の通訳をするのですが、その方曰く「なぜ日本は、トップ層に行くにつれて比例してIQが低くなるのでしょうか。」ということでした(笑)本当に驚きます。」

わかりますか。この強烈な皮肉を。皆さんもおわかりだと思いますが、国会答弁の岸田さんだったり、以下Xの動画のような加藤鮎子内閣府特命担当大臣にしかり。国民として見るに堪えず、税金を返せと叫びたくなるのは私だけでしょうか。官僚が書いた答弁書さえまともに読めないとは。。。。

政界のみならず、医学界(医師会)、学会、法曹界(検察庁)、教育業界、一部の民間企業などのトップの無能には呆れます。

孫崎さんもとても憂いていました。

バイデン大統領は耄碌している

孫崎さんは米国大統領・バイデンさんとほぼ同い年のようで、実体験としてこの年齢になると健康面でも2極化するらしく、一部は耄碌(もうろく)するようですが、バイデンは明らかにその典型とのことで、まともな判断が出来ない健康状態ではないかと疑っておられました。一部メディアでもバイデンの記憶力が低下しているとの報道もあり、あながち間違っていないのではないでしょうか。

世界的な日本の地位は衰退の一途で、購買力平価ベースではG7では圧倒的に米国がトップ、非G7では中国がトップで、日本の国力低下は明らかです。

研究分野でも以前は論文数も上位に食い込んでいた日本ですが、今は中国・アメリカの二強。なんと直近のデータではイランにも負けているという現状に日本の将来はお先真っ暗だと再認識しました。

確かに以前は技術力トップでお家芸だった「半導体」でさえ、台湾やアメリカ企業に先を行かれています。人工知能AIもNVIDIAが世界を席巻しています。日本の技術力はもはや風前の灯火です。

孫崎語録

以下、発言の要旨を箇条書きします。
・日本政府はもはや完全なアメリカの属国となった。アメリカ重視が鮮明なのは「麻生太郎だ」との発言も。
・ロシアのウクライナ侵攻の日本政府・マスコミのウクライナ100%擁護には違和感しかない。誰一人としてロシアを支持する主張がないのには驚く。
・2022年2月27日フジテレビ「日曜報道THEPRIME」での安倍晋三氏の発言を黙殺したマスコミ・政府の罪は重い。ロシアのプーチンと腹を割って話せる日本人は今でもおそらく安倍晋三氏しかいなかったはず。日本の平和外交によりウクライナ侵攻を未然に防げた可能性があったことは忘れてはいけない。
※安倍晋三さんの発言(レジュメ抜粋)
安倍:プーチンの意図はNATOの拡大、ウクライナへの拡大は絶対に許さないということ。
コメンテーター:まさに平和維持部隊でも送り込もうとしているのはコソボ紛争と似ているところがあると思うのですが。プーチンがNATO東方拡大に不満を漏らしたことがあったのですか。
安倍:米ロ関係を語るときにプーチンは基本的に米国に不満を持っているんですね。国際的な協定として、NATOを拡大しないことになっているのにどんどん拡大しているんですね。ロシアはポーランドにTHAADミサイルまで配備しているんですね。プーチンとしては領土的野心ではなく、ロシアの防衛・安全の確保という観点から行動を起こしていることはもちろんあるだろうと思います。もちろん私は正当化しているわけではありませんが、プーチンがどう思っているのかを正確に把握する必要があると思いますよ。
コメンテーター:NATOが約束を守っていないんじゃないかというニュアンスの発言がプーチンからあったんですか。
安倍:それは何度か二人だけの時はありました。
・この発言を素直に聞いて平和外交のイニシアティブを日本が取れていれば状況は変わったかもしれない。
・AIは近い将来人類を凌駕する。
・安倍晋三は暗殺された。病院の死因発表から明白だ。なぜ詳細な調査をしないのか疑問だ。
・今後のグローバル外交を理解するうえで、ジョセフナイ「国際紛争」キッシンジャーの「核兵器と外交政策」は必読である。
・日本のリベラル派は完全に絶滅した。
・とにかく日本は中国と良好な関係を気づくことが最重要だ。


危機的状況の日本で今こそ日本人がすべきこと

講演最後に、孫崎さんは「まずは、マスコミや政府が言うことを鵜吞みにしないことです。そしてまともな人を探して少しずつ真実を共有していくことが重要です。」と強く参加者に訴えていました。まさしくその通りだと思います。

日本の未来は暗いです。なぜなら国家VISIONもないし、外交も国益すら無視して米国の言いなりだから「主権」を完全に乗っ取られた国と化したからであると心から私はそう思っています。

新聞もテレビも嘘とデタラメの垂れ流しです。この状況を立て直すのは相当な労力と策略と革命、もしかしたら「クーデター」が必要なのかもしれません。

森永卓郎氏の新刊「書いてはいけない~日本経済墜落の真相~」には、マスコミが忖度して報道してこなかった日本のタブー(不都合な真相・真実)が暴露されています。ぜひご一読ください。森永卓郎氏は原因不明がんのステージ4とのことです。日本はなぜ死期が迫ると真実を語るのでしょうか。言論統制が存在する北朝鮮・中国と同類の国だと感じます。芸能人も気づいたら死期を待たずに暴露して議論してください。日本が死にます。

私は日本復活のカギは若者の一揆だと思います。老害が蔓延したIQが低い連中がトップに居座る国にもはや明るい未来はありません。10代、20代の気づいた若者の革命・一揆に期待しています。

(次回は 基調講演② 増田悦佐 です)


元気になるPositiveSong‐ Vertical Horizon 「I'm Still Here」-

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