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【一人旅 vs 誰かと旅】旅ブロガー医師の「線引き」は

以前『【旅行プランニング虎の巻】 何から何まで全てここにまとめたよ!』にて、

Q:旅は一人が良いか、二人が良いか、グループが良いか、微妙な棲み分けですが、各人の性格や仕事の状況も鑑みつつ、それぞれのメリットとデメリットをふまえたうえで、どれがおすすめでしょうか?

という質問に対して、普段一人で楽しめるのか、他に人がいてワイワイするのがお好きなのかで決められたらいい、といった趣旨のことをサクッと回答したのですけれども、
あれはそもそも「旅を自分でプランニングすること」が前提でしたので、自らプランニングを楽しめるか、楽しめないか、その辺りもふまえ、一人旅の「向き」「不向き」について、補足させていただきたいと思います。




一人で行動 vs. 誰かと行動

性格的な向き、不向きは?

一人旅のメリットについては『ソロ旅で得られる「◯◯」実例を交えてどうぞ!』で書かせていただいた「◯◯」にあたる、自由や解放感をメリットと感じるか否かは、日頃ご家族や友人知人、いわば「自分以外の人間」と、どのような距離感をもって過ごしているかによるものだと思っております。

【旅行プランニング虎の巻】 何から何まで全てここにまとめたよ!』の復習にもなるのですが、そもそも普段、一人で過ごすのが好きなのか、大勢で過ごすのが好きなのか、一人で過ごす時間を自由と感じるのか、寂しいと感じるのか、そんなことは人それぞれで、それぞれの感じ方によってメリットもデメリットも真逆になるわけです。

普段一人で過ごすのが好きでない人が、一人で過ごすことが好きな人と「どっちがいいか」議論したところで、いつまでも平行線のままに決まっています。たまにテレビやSNSで面白おかしくやり取りしてるのを見かけますが、ほとんどの方は普段からとりたてて意識していないものの、ほぼその答えは出ているのではないでしょうか。

旅行は観光などのアクティビティに加えて「自宅以外での寝泊まり」というプラスアルファ要素がもれなくセットになりますので、普段のスタンスから離れすぎないのが一番です。いつも一人気ままに行動しているのであれば一人旅が良いと思いますし、普段から少人数で行動するのならば、旅も少人数がいいと思います。

私の場合、普段、一人でいるのが7割、母親と二人が2割、心許せる友人二~四人と過ごすのが残り1割ということが多いので、必然的に旅も似たような比率になってます。

ただ、旅の場合、現地集合・現地解散や、食事だけ一緒で観光や宿は別、といった、都合の良いときだけ一人旅になったり、人と一緒になったりする変則パターンがあるので、「いつもより少しだけ人と楽しむ比率が多くなるかな」といった程度です。

つまり「何を検索し、誰とどこへ?」というお題からもわかりますように、基本的に旅を自分でプランすること前提で話しているのですよね。自分で旅をプランニングするのが苦痛な人には必ずしも当てはまらないんですよ。


一人でプランニングするのも楽しめそうですか?

こうして一人旅の醍醐味を話してきた自分はそもそも、旅に関しては「まず自分で決める」タイプです。

なぜなら、航空会社もホテルも食事も観光も、もうすでにさんざんプランニングを重ね、自分独自の目線で失敗が少ないように「目利き」できるから。飲食に関しては他の方から誘われたお店でも、自分の目線で「当たりかハズレか」確かめてからGoサインを出します。飛行機とホテルに至っては、他人任せで決めることは、まずありえません。それで万が一失敗だったとしても、その責任は自分で背負えばいいわけですしね。

こんな感じなので、周りも「自分に頼ってくれる人」で固まってしまい、「予約困難のお店、取れたんだけど行かない?」系の友人が、もはや皆無となってしまいました。

でも他の方が決めたホテルが自分のテイストに合わなかったとしたら…相手を責めるわけにいきません。残念な気持ちのやり場もないまま、この時間とお金をあそこに使えたのに、と、後悔してもしきれません。なのでお誘いがないのは自分が蒔いた種、ってことで、しょうがないですね。自分で予約困難なお店を押さえられる身分になればよい、って思っています。

そのような感じで、

一人旅=全部自分でプランニングする
ということへのハードルを楽しく感じるのか、億劫に感じるのか、そこも一人旅を楽しめる、楽しめないの要素に入ってくるのでは、と思います。

旅行会社のツアーを申し込んで旅程を「丸投げ」するにしても、どこの旅行会社の、どのプランにするか、全部自分で決めねばなりません。
自分で決めるには相応に知識が必要なので、自分で情報を集めたり検索したりせねばなりません。
そこも含めて楽しめるかどうか、が、一人旅をする・しないを決める重要な要素となってきます。


「性格・プランニング力」2つをふまえた「一人旅」「複数人数旅」の棲み分け具体例

  • 性格(普段の人との関わり方)

  • プランニングを楽しめるか否か

この2点をふまえて、
じゃあ一人で旅するのか?現地集合・現地解散型の旅にするのか?複数人と全ての旅程を共にするのか?
その「棲み分け」を考えることになります。


ここから先は、具体例を出しながら説明します。


まず、私自身の場合ですが、性格的に、人に都合を確かめて、返事を聞いて、というやり取りを面倒・煩わしいと感じることがほとんどなので、
多くの場合がまず自分一人の日程と宿泊先といった「一人旅のアウトライン」を決めて、一部でも日程が合うようなら現地で合流しようぜ、という【一人旅または現地集合型】になります。

「えーだって、母親や友達と一緒に行ってること、結構多いじゃん」と言う人もいますが、うちの母親の場合、

  • 「パスポート管理、入国・出国、現地での防犯対策」が自分でしっかりできる

  • 宿や航空会社を選ぶ際の趣向や、予算感などが合う

  • 連絡すると(睡眠時間を除く)6時間以内に「必ず」返事がくる

  • 私が行こうと思う日程・時期の予定がだいたい空いている=私からの提案に対して「イエス」の返事が多い

  • お金の勘定にストレスがない。現金を多めに持ってきてくれるので、こっちがカードで多めに切っても割り勘もきっちりでストレスなし。

  • 遅刻一切なし

  • (現在こそ別々に暮らしてますが)そもそも同居していたわけでw 同室でもほとんど気を遣わずストレスがない

  • ただちょっと、ネットでの飛行機やホテルの手配が苦手なだけ

と、ほぼ「以心伝心状態」で旅ができる、かなりの特殊事例です笑


友人と旅するとなると、この条件がなるべく多くクリアできるかどうか、が重要になります。お金と時間と、海外旅行ではパスポートや貴重品の管理がルーズではないか、ちゃんと見極めてからでなければ、まとめてホテルを手配して、全ての日程に同行するという手段は取らず、ホテルも飛行機も別々にとる、【現地集合・現地解散型】にします。

では逆に、人が作ったプランに乗っかりたいタイプの人、つまり私のプランにのっかる側の方々はどうされているか、ですが、

まずはとことん乗っかるパターン。彼らの辞書に「一人旅」の文字はなく、日程さえ合えば、お金の支払いやパスポートの管理、集合時間を守るといった部分のみ、本人がなんとかする感じです。まあ、私についていけばお店やホテルのチョイスにハズレることはまずないので、という思考回路ですね。

【韓国】釜山でこそ味わえる!?知られざる絶品&珍グルメ4選』に登場した大阪の友人「ワカメちゃん」がこのパターン、ですが、こっちは羽田から、あちらは大阪から現地集合して残りの旅程は全部一緒、なので、現地でのホテルとお店関係はこちらで全部請け負って、行き帰りの彼女自身の交通手段については私とオンラインで繋がっていながら、頑張って本人がWEBで購入していますw


ちなみに母は、私との旅行だとこの条件に当てはまりますが、自力でも旅行会社のパンフレットを手当たり次第取り寄せて電話で予約をとる「アナログな方法」でしたら旅行のプランニングや手配はでき、実際にそれで秘境ばかり100か国以上制覇してるので、こないだも気づいたら、わたしがワカメちゃんと釜山に行くタイミングで、飛鳥IIのパンフレットを見ながら旅行会社に「おひとりさま乗船」予約してました。

もっともその結果、中長期クルーズの一人乗船は手持ち無沙汰が過ぎるので、もうやめようと思ったらしいですが。笑

以上、参考になる部分はございましたでしょうか?
次回は一人部屋料金、一人旅のこだわりポイントなどについてお送りします。お楽しみに!


<参照記事>


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