トラベルルータを実戦投入してみた 使い心地を思索する
今回は以前に購入して使い方を練習していたトラベルルータを実戦投入しましたので、その使い勝手と、使い方のコツについて思索 したいと思います。
トラベルルータを購入した
出張が久しぶりに予想されたため、出張先や出先で使うためにトラベルルータを購入し、その記事をノートにアップしました。
実際にトラベルルータを使ってみる
いきなり実践投入してもうまく動くか分からないので、練習がてら、オフィスや自宅で利用してみました。
オフィス
自分のオフィスで、元々使っているルータ(APモードで利用中)の代わりに、ルータモードでトラベルルータを使ってみました 。
特に問題なくつながり、VPN接続も難なくこなしました。
やはり元々の据え置き用のものよりは少しレスポンスが悪い感じ がしましたが、出先でちょっと使う分には全く問題ない 、と感じました。
自宅
自宅のメッシュWi-Fiの中でルータモードでトラベルルータを使ってみました 。
こちらの方も特に問題なくつながり、VPN接続も何なくこなしました。
こちらもごく少しだけレスポンスが落ちる ものの大きな問題なく使うことができました。
このあたりも以前のnote記事をアップしています。
カーディーラー
カーディーラーのフリーWi-Fi挑戦した記事を以前にnote記事をアップしました。
ここでの教訓は、スマホ以外にタブレットなどの端末があった方が格段に接続をしやすい ということでした。
また、フリーWi-Fiを使う場合、他のアカウント(TwitterやFacebook、Googleアカウントなど)を利用して認証の上接続するものは、認証画面が出てきます 。これが悪さをすることが多く、この場合は接続が難しい(無理)の可能性が高い と言うことが分かりました。
こういう場合は通信料金はかかることになりますがスマホのUSBテザリングを利用してつなぐのが一番簡単で確実だ と言うことが分かりました。
以上のようなことが分かった上で、今回は実戦投入をしてみました。
まずは、新幹線内での接続です。
新幹線内
今回は往路での接続試験をしてみました。
乗車した車両は、N700A系の車両で、今回は乗車時間が2時間を超えていたのでグリーン車に乗りました 。
乗車駅はその列車の始発駅になっていましたので、ガラガラでした。
夕方の混み出す時間の少し前だったので、なんと小理屈野郎が乗った車両には私一人しかいない、というびっくりするような環境でした（トップの画像参照ください）。新幹線内はshinkansen_free_wifiというアクセスポイントが備え付けられていて、そこに接続する ことになります。
これは上記で言う他のアカウントでの認証の必要なアクセスポイントです。今回もいろいろと頑張ってみましたが、接続まではいきますが、やはり認証のところでうまくいかず 、結局新幹線内のWi-Fiに接続するのは諦めました。
次にスマホをUSBテザリングモードにして、トラベルルータとスマホをUSBケーブルで接続の上使用しました。
こちらの場合はスムーズに接続できましたが、トンネルなどがあり、接続に問題があると通信が止まります 。まあ、仕方がないですが問題なく使用できました。
肘掛けのところにコンセントがある ので、USBアダプターを接続し、モバイルバッテリーを充電しつつ、トラベルルータにアダプターから給電してを利用しましたが、電源は問題なく作動 しました。
ホテル
新幹線内で快適な外的環境(シートや客室の内装)、長時間乗車によるせんべろの延長（笑）とネット環境を堪能したあと、ホテルにチェックインしました。
チェックインしてすぐにネット環境の構築を行いました。
ネットへの接続は2種類の方法がありました。
ホテルのfree wifi
ホテルに完備されているフリーWi-Fiに接続してみました。
投宿したホテルはリニューアルオープンしたところ だったようで、ネット環境はきっちりと整備 されていました。
ネットWi-Fiを利用してトラベルルータを接続するのは簡単にできました。
スピードテストをしてみましたが、結果は以下の通りでした
ダウンロード；約45Mbps、アップロード；約63Mbps(VPN接続なし)
非常に高速で数台の端末をつないでも快適に利用できました 。
トラベルルータ経由でVPN接続を行ってみました が、元々のスループットが非常に良いので快適 に利用することができました。
次に、もう一つの、いわば本命の接続法を試してみました。
客室の壁にあるLANソケット経由でトラベルルータ接続
ホテルの部屋の壁にあるLANのソケットからLANケーブルでトラベルルータを接続します。いつも持ち歩いている、LANケーブル(巻き取り式なので非常に便利なのです)を利用して接続するもトラベルルータでLANの存在を認識しません でした。以前に職場でこのケーブルを使っていましたが特に問題を起こした記憶がありません。念のためフロントで無料で貸し出しているLANケーブルを調達してきて接続したところ、無事認識 して、接続できました。
こちらもスピードテストをしてみました。
結果は以下のようになりました。
ダウンロード；約61Mbps、ダウンロード；約111Mbps(VPN接続なし)
以上のように非常に高速で接続できました。もちろんVPN接続も問題なく こなし、これをホテルの部屋内のデフォルトの接続 としました。
滞在中、それなりにネットは使いましたが、VPN接続も利用できるので非常に安心できたし安定した接続環境 でした。
集会が開催されている場所での接続
せっかくのポケットサイズのトラベルルータなので、その他の場所でも機動的に接続 を行ってみました。
ホテルのロビー
この頃はホテルのロビーなどにもフリーWi-Fiが提供されている 場合があります。
今回投宿したホテルでは、提供はありませんでしたが、今回の出張前に業界団体の集会が地元のホテルありました ので、これを試してみました。
こちらのWi-Fiの接続方式ですが、単にSSIDを検索して、パスワードを入力するだけのもの でしたので非常にスムーズに接続することができました。
ホテルのロビーですのでさすがにACコンセントを利用するわけにはいきません(無断利用は盗電になります) 。ですのでモバイルバッテリーで電源をまかないましたが、VPN接続も含め動作には問題はありません でした。コンベンション施設
今回の出張では、いわゆるコンベンション施設を利用したのですが、こちらの中でのフリーWi-Fiは人が多いのでつながることはつながりますが、スループットが非常に低くあまり使い物にならない (苦笑)という状態でした。ですので、とりあえずつないだ上で、接続数が多いので少し不安だったのでVPN接続のみを利用 しました。
実験前は不特定多数の人がたくさんいるのでトラベルルータを利用して、と思っていたのですが、思いのほか接続に時間がかかりますので、どうしたものかと思索して、結局、各端末にその場でVPNのアプリを導入し、端末ごとにVPN接続を行う ようにしました。
これならかなり簡単に接続することができました。また、接続、接続解除もタップ一つで非常にスムーズ でした。
もちろん長時間使うとか、椅子と机があるところなら、しっかりとトラベルルータでVPN接続を確立してから仕事に取りかかる、というのも一つの手 だと考えました。
まとめ
今回トラベルルータを実戦投入してみました。
実際の接続の状況(スループット)を測定したり、VPN接続の安全性等も調査してみました。
フリーWi-Fi接続においては、TwitterやFacebook、Googleアカウントなど他のアカウントを利用して接続するものに関してはトラベルルータを利用するのが難しいことが分かりました。その場合は通信料はかかりますがスマホとトラベルルータをUSBテザリング接続した上で利用するのが簡単で確実であることが分かりました。
また、ホテルの客室などではLANソケットからの接続が一番確実でスループットが良いこと、また、手持ちのLANケーブルで接続できない場合は、ホテルから貸し出している(貸し出しを行っているホテルはかなり多数あるようです)LANケーブルを利用してみるとうまくいくことが多いと考えました
コンベンション施設などでフリーWi-Fiを利用する場合、多人数がいっぺんに使っているのでスループットが極端に低下している場合があるようです。それなりの時間(一つの目安は1時間ぐらいではないかと思います)を利用する場合は、トラベルルータを利用した接続が良いと考えました。もちろんこの場合も他のアカウントを利用した接続の場合はスマホとトラベルルータをUSBテザリング接続して利用することになります。
短時間の利用の場合は不特定多数の人がフリーWi-Fiを利用しているわけですからVPN接続を利用した方が良いと考えられ、この場合Android、iOS、WindowsなどそれぞれのOSに特化した各VPNの会社がリリースしている接続アプリを利用するのが簡便だと考えました。
どのように接続したら一番使い勝手が良いか、と考えるのは一見面倒くさそうですが、うまくその見込みが当たると面白いものです。
旅先通信を昔やっていたので、そのときの感覚を思い出しながら、楽しく出張の間のネット接続を楽しむことができました。
トラベルルータは、日帰り・泊まりがけに拘わらず、出張がある場合は持ち歩くと少し楽しめるな 、と感じました。
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