コリ@人間応援エッセイスト

広島県在住。30代。自分は周りより劣った人間という思いを手放すための生き方や考え方を発…

コリ@人間応援エッセイスト

広島県在住。30代。自分は周りより劣った人間という思いを手放すための生き方や考え方を発信。noteにてエッセイを書き、物事の捉え方を見直すことを提案しています。/note/ライター/エッセイ/吃音/メンタル/自信/

最近の記事

大人こそ自由。大人になると不自由になると思っていた子ども時代。

大人になったのはいつだろうか。 成人式を迎えた当時20歳のころか、それとも経済的に自立したもう少し後か。 どちらかを大人になった時として決めろといわれたら、きっと経済的に自立した時を選ぶ。 それは大人と子どもの境目がどこかを考えたときに、「自由」があるかないかがボーダーラインだと感じるからだ。 子どもの頃は自由で、大人になると様々なしがらみで不自由になる。 と思いきや、それは違った。 大人になると、いや言い方を変えれば経済的に自立すると、大人になってからの方が自由だ。

    • 不要な連絡先を整理したら一歩前に進めた話。手を差し伸べるのは誰

      人と出会うことが好きだった。 とは言っても、異性と出会いたくさん遊びたい という意味ではなく、あくまで人脈が広がることを喜びだと思っていた。 誰かと知り合い、その人の知人がいるところにもついていく。 大勢が集まる場所で、いろんな人と楽しく話し笑いの中心にいることが嬉しかったと思う。 大勢と連絡先を交換し、増えた友達リストと比例して人生が充実していくと思っていた。 思えば亡くなった父もそのような人だった。 公務員として働いていた父は、仕事柄か比較的市議会議員や企業の社長や

      • もがく=カッコいい。本当のカッコいいを知る。

        カッコいいと思い憧れていた姿、それはいつでも完璧でスマートで爽やかで何処でも活躍しているような姿だった。 「絵になる」という言葉のとおり、容姿や仕草に絵の題材になるような美しさがある姿。 スラっとした高い身長に、引き締まった腹筋、汗なんてどれだけ動いても出てこない。 仕事も完璧でミスがなく、組織や世の中からも求められる。 嫉妬心や虚栄心もなく、精神的にも自立し依存や執着がない。 SNSに外の写真を載せただけで大勢のフォロワーからイイネが貰えるような人。 そのような姿が

        • まっすぐ帰る?寄り道がもたらすゆとりの時間

          仕事が終わって帰宅する。今日は何があったか、良いことも良くないことも、うまくいったことも失敗したことも。 まっすぐ家に帰ることも良いけれど、仕事と家との往復で疲れることはありませんか。 帰らなければいけない、帰ったら家のことをしなければいけない、寝なければいけない、明日も仕事に行かなければいけない、こうしなくてはいけないという気持ちが日々から色を奪っていく。 だからちょっと寄り道をしてみる。 コンビニやどこかのお店も良いし、個人的には自動販売機がある公園がおすすめ。 自

        大人こそ自由。大人になると不自由になると思っていた子ども時代。

          「朝ごはんを食べんかったら死ぬるかのう」聞こえてきたおばあちゃん同士の会話

          外に出ていると思いもよらず面白い会話を聞くことがある。 コンビニでの買い物中、いくつかの商品を選ぶ。 時間はちょうどお昼過ぎくらい。昼時の混雑はすでに過ぎ去った後なのか、僕以外のお客も少なく落ち着いた雰囲気が漂う。 商品を選び終えてレジに並んだところで、続いて後ろに2人組のおばあちゃんが並んだ。 お友達同士なのだろうか、2人で話しながら一緒に並んでいる姿がどこか微笑ましい。 会話は尽きないのであろう、並んでいる最中も何やらずっと話しており、その内容が一つ前にいる僕にも聞

          「朝ごはんを食べんかったら死ぬるかのう」聞こえてきたおばあちゃん同士の会話

          サウナと図書館。仁義なき戦い

          サウナに入る。 扉を開けた瞬間に身体中を包み込む熱気にむせ返りそうになりながら、中へと足を踏み入れる。 ひと浴びしただけでむせ返りそうだった熱気が部屋全体に充満しており、その熱気に体全体が包み込まれ熱気以外が入り込む余地を完全にシャットアウトする。 一瞬で吹き出す汗はまるで毛穴の蛇口を全開にしたかのように溢れ出てきて、日常であれば恥ずかしさを覚える汗だくの状態がここでは普通であることを知らせる。 「数分したら出よう」 短いサウナ時間で終わらせることを決めるほどすでに熱

          サウナと図書館。仁義なき戦い

          再会できるうちに再会しとけ!

          最近になり10年以上会ってなかった友人との再会をすることが少しずつ増えてきた。 ずっと会ってなかった人もいる中で、会わなくなったのはお互いの諍いやすれ違いがきっかけだったこともある。 なんであの時に縁を切ったのか、そしてなんで今なら再会できたのか、それについて考えてみた。 縁を切ったきっかけ 縁を切ったきっかけを思い出してみると、当時はお互いのことを考えることができてなかっただけかもしれない。 今思うときっかけは小さなことに思えるけれど、当時は絶対に許せないと思ってい

          再会できるうちに再会しとけ!

          noteの個人的な原点はmixiだった

          noteを初めて数ヶ月。色々書くテーマが二転三転としつつも続けてきて、もっと色々な人と繋がれたらと思う今日この頃。 (みなさまよろしくお願いします。) 色々な人のnoteを読んで、人それぞれ様々なテーマや内容があって面白い。 勉強にもなるし、知見を広げられるし、なによりみなさん文章が上手い。 「この人の書く文書をまた読みたいな」 などと思っていると、なにやらこの感覚は前にもどこかで味わったことがあると思い出した。 mixiだ。 マイミクの人の日記を毎日読みまくってい

          noteの個人的な原点はmixiだった

          頑張った2人の休息の旅

          学生時代からの親友と最後にした2人旅を今でも思い出す。 お互い就職し何年も経ち、特に結婚してからは2人で旅をするなどできなくなっていた。 お互い仕事も忙しく休みが合わないことが増え、1年や2年会ってないことにさえ気づかなくなってきていた頃。 親友は癌と診断され仕事を辞めた。 僕はうつ病になり仕事を辞めた。 これまでお互いがお互いの道で走り続けていた結果、ほとんど同じ時期にお互い走れなくなって止まってしまった。 ふと隣の道を見ると、同じように立ち止まって息を切らしている親

          落としたネジが見つからない

          メガネ屋で働いている人の多くがおそらくは一度は経験することがある。 メガネに使われているネジを落としてしまい、見つからなくなることだ。 ネジくらい見つかるでしょ! と思うかもしれない。 これが実はなかなか見つからないのである。 メガネに使われているネジというのは実はかなり小さい。 メガネ用のネジにも様々なサイズがあるが、多く使われているのが太さ1.4mmという規格のもの。 この1.4mmがどれくらいの小ささなのかをわかりやすくいうと、テレビやエアコン用リモコンの電池を変

          落としたネジが見つからない

          スパーキイエローに賭けて負けた!

          以前作った夜用のメガネ。 カラーを入れて作っており、カラーは「スパーキーイエロー」 見ての通り真っ黄色なカラーで、独特な存在感を放っている。 スパーキイエローの効果は、一言でいえば夜に明るいこと。 夜の運転などでこれをかけていると、透明なレンズに比べて視界が明るい。 反対にいえば、昼間など明るい環境下で使用すると目に対して刺激が強くて眩しく感じてしまう。 使う時間やシーンを選ぶカラーだ。 漫画の登場キャラで例えると、ワンピースの黄猿がかけているメガネがこの色だ。 黄猿は

          スパーキイエローに賭けて負けた!

          メガネ1つで普通のおじ様がイケオジに大変身

          メガネを選ぶ時に、もう何年もメガネをかけ続けているベテランメガネユーザーは自分がかけるメガネの形を決めていることがある。 お一人でメガネを買いに来たおじさま。 今まではスクエアという横長の四角い形のメガネばかりをかけてきたそう。 キリッとして真面目で誠実なイメージが漂う。 だが言い方を変えてしまえば、正直なところどこにでもいそうなイメージ。 「自分は四角いメガネだ」という固定概念からか、おじ様は無意識に四角いメガネばかりを選んで試着されている。 どれをかけても今までとほ

          メガネ1つで普通のおじ様がイケオジに大変身

          娘に寄り添われる父の秘訣が知りたい

          メガネを買いに来た親子連れ3人組。 40〜50代くらいのお父さんとお母さん、そして高校生くらいの娘さん。 メガネを買うのはお母さんのようで、視力測定をしてフレームを選んでと色々とやっている。 その間にお父さんと娘さんは、待ち時間用のベンチに2人で座ってスマホを見ている。 「お母さんのメガネを一緒に選んだりしないのかな?」 とも思ったが、どうやらお母さんもお母さんで1人で好きに選びたいみたい。 それはすでに家族間でも把握済みなのか、お父さんと娘さんは待つのも慣れた様子でベ

          娘に寄り添われる父の秘訣が知りたい

          「偉そうにする」ことには何の価値もないことに気づこう

          田舎の町に住んでいると、まるでこの町では誰よりも偉いという顔をして歩いている人に出くわすことがある。 後から聞いてみると元々は祖父の代が町を取り仕切っていた人物だったり、市議会議員だったり、地元企業の役員だったり、何かヒストリーや肩書きがあるらしい。 たかだか人口が5万人もいないような小さな町で、自分がその中の頂点にいるような気分で周囲を見下し肩を振って歩いている。 そういう人を見てつくづく思うのが、 「しょうもないな」ということ。 だってここはたかだか人口が5万人もいな

          「偉そうにする」ことには何の価値もないことに気づこう

          エアコンか自然の風か温度か風量か。快適さを求める。

          毎年夏になると季節を通じて快適な室温を作り出すのが苦手だ。 部屋にいる時、何度もエアコンの設定温度を変えてしまう。 冷房にして25℃か、はたまた28℃か、いやここは23℃か。 28℃だとちょっと暑いが23℃だとさすがに寒い。25℃だとちょうど良いかと思えば若干暑くて気になる。 いろいろと間も取ってみながら試すが、どこもしっくりとはこない。 リモコンを見てみると除湿モードや涼快モードがある。涼快とはまた良い響きではないか。いかにもほどよく涼しくしてくれそうだ。 しかし使って

          エアコンか自然の風か温度か風量か。快適さを求める。

          海外への憧れ。海外に行った自分への期待。

          今日現在のところ、海外へ行ったことは一度もない。子どもの頃から海外への憧れが強く、まずはどこでも良い、とりあえず海を越えてみたかった。 今日まで行くチャンスがまったくなかったかと言われればそうではなかった。 専門学校に通っていた当時、ヨーロッパへの研修旅行があった。確か1週間くらいの日程で、お金さえ出せば参加できる。 クラスの半分の生徒たちは両親にお願いして行くことが決まったりした。 自分も同じく父親にお願いしたかったが、当時一人暮らしのために学費やアパートの家賃まで出し

          海外への憧れ。海外に行った自分への期待。