スパーキイエローに賭けて負けた!
以前作った夜用のメガネ。
カラーを入れて作っており、カラーは「スパーキーイエロー」
見ての通り真っ黄色なカラーで、独特な存在感を放っている。
スパーキイエローの効果は、一言でいえば夜に明るいこと。
夜の運転などでこれをかけていると、透明なレンズに比べて視界が明るい。
反対にいえば、昼間など明るい環境下で使用すると目に対して刺激が強くて眩しく感じてしまう。
使う時間やシーンを選ぶカラーだ。
漫画の登場キャラで例えると、ワンピースの黄猿がかけているメガネがこの色だ。
黄猿は刺激色であるイエローをいれたメガネで光を飛ばす技を使う。
絶対眩しいはず。別の色のサングラスをかけて技を使うべきだ。
そんなスパーキーイエローのメガネを作って以降、せっかく作ったのに出番が思ったよりも限られていて使うことがあまりなかった。
夜だって透明のレンズで困ってはいないからなおのこと。
しかしせっかく作ったスパーキイエローのメガネを使いたい場面がこの夏に登場した。
地元の夏祭りに参加することが決まり、パレードで踊ることになった。
所属するチームは決まっている衣装以外はある程度自由であり、個人でアレンジはやり放題。
この自由な衣装の中に、スパーキーイエローのメガネを使うことを思いついた。
パレードは夜だし明るく見えた方が良い。個性的にも見えて一石二鳥。
眠っていることが多かったスパーキーイエローを引っ張り出してきて、本番当日に使うことに決めた。
結果的にいうと、これが失敗だった。
パレードの先頭には山車と呼ばれる飾りがついたトラックが走る。
そのトラックの後ろには音響装置やスポットライトが取り付けられており、後ろで踊るメンバーを照らしてくれる。
このスポットライトが、黄色系のライトを使っていた。
黄色のライトを黄色のレンズに通してみると、その光をより強く感じることになる。
わかりやすくいうと、めちゃくちゃ眩しいのである。
踊っている最中、目には常に強い光が入ってきて前がまともに見えない状況が続いた。
それ以前に祭り会場も夜とはいえなかなかの明るさがあった。当たり前か。
そのせいか、距離感が掴めない瞬間が何度かあった。
いつもよりも何度も前後の人とぶつかった。後ろで踊っている仲間の足を踏んだりもした。とても申し訳ない。
スポットライトの色を確認してなかった。
光の強さを甘く見ていた。
その前に思いつきでスパーキーイエローを使うべきではなかった。
適材適所。
夜の運転に適したスパーキーイエローは、これからも夜の運転メインで使うべきかもしれない。
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