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エアコンか自然の風か温度か風量か。快適さを求める。

毎年夏になると季節を通じて快適な室温を作り出すのが苦手だ。

部屋にいる時、何度もエアコンの設定温度を変えてしまう。
冷房にして25℃か、はたまた28℃か、いやここは23℃か。
28℃だとちょっと暑いが23℃だとさすがに寒い。25℃だとちょうど良いかと思えば若干暑くて気になる。
いろいろと間も取ってみながら試すが、どこもしっくりとはこない。

リモコンを見てみると除湿モードや涼快モードがある。涼快とはまた良い響きではないか。いかにもほどよく涼しくしてくれそうだ。
しかし使ってまたいろいろと設定温度を探ってみても、どれもしっくりとはこない。
涼しいけれどまだちょっとだけ暑い。と思って冷房に切り替えてみてまた設定温度で迷う。

さらにそこに風速の設定までもが加わる。もういっぱいいっぱいだ。

車の運転中にも同じことが度々起きる。
設定温度はどれもしっくりとはこず、風が出る方向も正面や足元やフロントガラスなどいろいろと試してみるがやはり正解が見つからない。

車の中は温度設定と風速設定だけではなく風を出す方向も決めなくてはならないので、組み合わせがさらに何重にも増えてしまう。
その中から正解を導き出すのは至難のわざで、そうこうしているうちに目的地についてしまう。まだエアコンの設定が決まってないのに。

ここはエアコンではなく窓を開けて風を通してみたほうが良いのではないか。結局は自然が最も強いのだ。自然の風に敵うエアコンはなし。
しかし窓を開けて取り込んでみる風は生ぬるく、とても快適とは言えない。自然はいつも味方してくれるとは限らない。

そうなのだ。エアコンの設定の前に外気温がある。外気温の差によって家の中でも車の中でも快適になるための温度はまた違ってくる。

温度設定と風速と風の方向の組み合わせを外気温に応じて変えながら正解を導き出さないとならない。
何通りの組み合わせがあるのか考えたことがあるのか。神よ。
まさかそこに服装での違いまでも加わるとするならばもう勘弁してくれ。

また今年も快適さを求める戦いをしながら夏を乗り切っていく。
いつも決着はつかず気がついたら冷房がいらない季節に変わっていく。
ただ熱中症にだけはならなければそれで良いか。水分補給だ。冷房よりも。

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