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試合は楽しい
みなさんこんにちはエンピツです。
今回は、「試合楽しい」と題しまして少しだけ指導者として意識していることを書きたいと思います。
共感してもらえたら嬉しいです。読んだよ!と記しにスキやコメントお願いします。
あなたのチームの子ども達は
「試合が楽しい」と感じていますか?
ボクのチームの子ども達はとっても試合が楽しいと感じています。
これは自信を持って言えます。
ここで示している試合というのは、
練習試合・試合形式の練習・大会の全てのことを指します。
ボクのチームはこの全ての「試合」を楽しむことができます。
チームの方針としてボクのチームは練習試合や試合形式の練習の時にはコーチ含め指導者は「アドバイスをしない」ことを基本としています。
「このプレーをする。」「そのプレーはしてはいけない。」
「その攻め方はない。」「こうやって攻めろ。」
「このシステムで守る。」「ここをこう直せ。」
こういったことはほとんどいいません。
もちろん、ベンチから試合中の子ども達を𠮟りつける・怒鳴りつけることもしません。
ボクのチームでは、試合が終わった後に、子ども達だけで集まり反省会を開き改善点を話し合い、次の作戦を考え、色んな攻め方にチャレンジしたり守り方をどうすればいいのか考え、変えたりします。時にはポジションまでもを、子ども達が自身で考えます。
作戦ボードを取り出し、自分達で集まり話し合うのが通常です。
それじゃぁ、強いチームはできない
そんなことを言われそうですが…その通りかもしれません。
まぁ正直に言うと、ボクのチームでは、優勝することをゴールにしていないんです。
強いチームを作るためにハンドボールをしていないんです。
子ども達が、自身で「考えてプレーする」ことをゴールにしているため、コーチから与えられるものだけではなく、自分たちで生み出すことを目標にしています。
子ども達がハンドボールを好きになる、スポーツを好きになることをゴールにしているため、勝利のために押し付けたりすることをゴールにはしていないんです。
もちろん、子ども達からヒントを求められると、与えることもあります。
です、がそれは『きっかけ』だけで、その先は必ず子ども達が自分たちで考えるようにしています。
もちろん、子ども達から「勝ちたい!」「試合で勝ちたい!」という気持ちが見えた時には、本質はずれないようにしながらも、勝利を目指して指導をすることもあります。
「勝つ喜び」も「負ける悔しさ」も味わうことはとてもいい経験ですよね。ただそのために抑えつけるような指導はしたくないということです。
ただ、ボクのチームで大切にしたいのは、
・そのチームで活躍できる選手
ではなく
・どんな時にも考えることができる力
・自分で答えを導き出すことができる力
・スポーツを好きになること
それを身に着けられるようにしています。
少し話がそれましたが、「試合が楽しい」ということは、「面白い」や「ふざける」ことを指すのではないんです。
考えることが楽しい
次の試合で、考えた作戦を試すのが楽しい
上手くいけば嬉しい
失敗すれば、また考えるのが楽しい
そんな「楽しい」を少しずつ少しずつ実感してほしいと思っています。
なぜこんなチームになったのかというと
試合を見に行くと
・ベンチでムスっと監督が足を組んでいる
・ベンチ前から試合中に監督が怒鳴っている
・失敗した選手を下げ、叱っている間だけ控え選手が試合に出る
そんな監督やコーチを見てきたからです。
確かにそのチームは強いかもしれない。
確かにそういう時も必要かもしれない。
だけど、小学生というカテゴリにおいて、そこまで「勝利至上主義」でなくてもいいと思いました。そこまで「失敗する子ども達を叱る」ことはないかな、とも、思いました。
そのチームのやり方を否定するつもりはありません。
でも、一番ショックだったのは、
そのチームの子ども達は得点を決められるたびに、ベンチを、監督を見るんです。シュートを外すと、パスをミスると監督を見るのです。
そのチームを見た時に
「子ども達にこんな思いをさせてまでハンドボールをしてはいけない」と思いました。
「試合って楽しい」
「ハンドボールって楽しい」
そう感じれるようなチームを作りたい。と強く思いました。
そして今のチームがあります。
最後にもう一度聞きます。
あなたのチームの子ども達は「試合が楽しい」と感じていますか?
もっと子ども達の「楽しい」という気持ちを引き出す指導をしていきたいですね!
指導力とは、その競技の技術だけではない。
子どもたちの気持ちにも寄り添うことが必要です。
これからやぞ!!
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