健康分野に特化した「勉強法」はあるのか考えてみた
健康分野に特化した勉強法はあるのか。
過去のことなので、あまり話してこなかった。
自分の人生のなかで明確に成功したといえる出来事がある。
しかし、過去にいつまでもすがりたくない気持ちもあり話してこなかった。
わたしは柔道整復師の国家資格を持っていて、
資格取得の過程で特待生+首席で卒業した経験がある。
勉学としての数値の実績としては
こんな感じ。
マイナスのスタートから、特待生+首席の形で終えた。
何が結果を導き出したのかといえば、
など、一般的な物事の成功法則に当てまるものがあった。
しかし、今回の話では一般的な成功法則について話すつもりはない。
金字塔的な勉強法の書籍を読めばことは済むので。
これから話そうと思うのは、「健康分野に特化した勉強法」についてだ。
では、健康分野に特化した勉強法を考えていく。
結論
この3つが健康分野に特化した勉強法になる
1つずつ順に説明していく。
まず、①から。
① 単語の語源を知る
健康分野の単語、つまり医療用語はラテン語かギリシア語、英語のどれかに由来して命名されているものがほとんど。
語源の意味を知ることが、インプットにかなり影響を与える。
たとえば、副腎皮質刺激ホルモン。
英語のイニシャルをとって略称はACTHとなる。
それぞれ分解すると
となる。
「adoreno」は聞き覚えがあるように、アドレナリンの「adore」と同じ。
つまり、アドレナリンと副腎(adoreno)は関係していることになる。
「cortico」は皮質。これも聞き覚えがあるように、ストレスホルモンのコルチゾールの「corti」と同じ。
つまり、コルチゾールは副腎皮質から作られるホルモンということになる
「tropic」 は刺激するという意味で、別の部位から標的を刺激することになる。よって、副腎から分布されるホルモンではなくなる。
副腎よりも上位の支配層からの分泌になる。(脳下垂体前葉)
他にも全身には〇〇刺激ホルモンがある。その多くに「tropic」のワードが組み込まれている。
このようにACTHという単語の語源を辿ることによって、
など関連して結びつけられる。
医療用語を語源から覚えることで、どこの臓器にあり、どんな作用があるかなどを自動的に覚えられるのである。
これは、学校に来ていた東北大の教授に教えてもらった勉強法。
その先生の口癖は「暗記じゃなくて、理屈で覚えろ」だった。
はじめは「また言ってんなー」と思っていたが、
今になって思うのは語源から理屈で単語を理解すると暗記に苦労しない。
以上が1つ目の健康分野の勉強法。
続いて2つ目。
② はじめに抽象概念から学ぶ
抽象とは「ざっくり」の意味。
ざっくりは全体を大まかに把握することだ。
健康分野を学ぶにおいて、全体を把握する学問ができていないと、抽象の反対の「具体」の内容は頭に入らない。
健康分野の抽象的な学問は
などである。
解剖学は全体の構造、生理学・生化学は全体の流れと反応。
そこを勉強せずに、いきなり治療法や食事法を勉強しても、真の意味では理解できない。
地道ではあるが、抽象的な学問の土台がなければイメージができない。
抽象(体の全体)を知ってから、具体(〇〇法)を知った方が身につきやすい
③ 病気を使って、さまざまな科目を学ぶ
いくら体全体の勉強をしても、使わなければ知識としては意味がない。
体全体の知識を使え、なおかつ記憶しやすいのは「病気を使って覚える」ことである。
病気を理解するためには、体の構造がわかっていないといけない。
たとえば、糖尿病であれば、
などを理解できていないと、糖尿病がどんな病気が理解ができない。
病気がわかれば、どんな症状を抑えれば楽になるのかわかる。
そうすれば、どんな薬を処方すればいいのかわかってくる。
薬だけではなく、病気になるメカニズムを知っていれば、
その原因を未然に防ぐ方法もわかる。
病気を使って勉強することで、解剖学や生理学の知識、その他の科目と関連づけられ、エピソードとして記憶に残りやすい
以上が健康分野に特化した勉強方法になる。
わたしが最も大事と感じるのは、単語の意味を深く理解すること。
単語の意味がわかれば、かなり引き出しが増える。
まとめ
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