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料理で海外旅行気分を味わう(その2)

4月から新しい会社に転職、私は例に漏れず忙しさでこころがいっぱいの毎日を過ごしています。その中で大切にしているのが週末にゆっくりと料理をつくる時間です。

料理を作っている間は”いまここにいる自分”に集中できます。料理をしている間は自分の注意が手元やガスコンロに行き、自分のうるさい意識からお暇をとることができます。さらに、料理は達成感を通じて自己肯定感を高めてくれます。短期間で投入したリソースに見合う成果が得やすい営みです。

前回記事に引き続き、作った異国料理とそのレシピを紹介していきます!

ベトナム・和え麺

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代々木公園の近くにあるベトナム料理・ヨヨナムさんの有名なあえ麺を元につくりました。といっても、同店のあえ麺を食べたことがありません。dancyuでこの一皿を見かけ、その色とりどりの魅力的な容貌に取り憑かれた私は喜び勇んで夫とディナータイムに同店を訪れたのですが、なんと夜にはメニュー提供しておらず、口にすることができなかったのでした。

「行かなかった旅行も思い出になる」とは坂元裕二が「カルテット」ですずめに語らせた言葉ですが、「食べられなかったあえ麺は思い出」になり、ずっと私に取り憑いていました。

緊急事態宣言で外出が憚られるところ、dancyuのヨヨナムさんのレシピをベースに自宅で再現することにしました。しかしさすが専門店のレシピ、レモングラスやヌクマムなどなかなか手に入らないもので構成されていて、しかも手間が尋常でない・・・ということで、ネットの複数レシピを参考につくりました。

ヨヨナムさんのレシピからは、香港卵麺(カルディで売っています)とジャイアントコーンをつかうアイデアを拝借。あとはニンジンの酢の物を作り、好きな野菜を切り、オイスターソースとナンプラーで味付けした挽肉ときのこのソテーを合わせて、自己流のあえ麺になりました。

タイ・パッタイ

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日曜日の昼下がりに作りました。わたしは美味しいものをたべると「うんうん」とうなづきながら口をもぐもぐとさせてしまうのですが(夫に指摘された)、これをたべているときはずっと「うんうん」と声を漏らしていました

一番よかったレシピは三越伊勢丹の下のページのものです。ふわふわに炒った卵に、カルディで購入したパッタイペーストとライスヌードル、たくあんとあつあげ、たくさんの野菜を食感のポイントとして投入します。在宅勤務中の慌ただしいお昼にもつくれそうな簡単レシピでした。パッタイペーストは普通の焼きそば麺につかってもミーゴレン風でおいしいので、一家に一台あっても悪くないかもしれません。

モロッコ・チキンと野菜のクスクスとサラダ

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私がモロッコで働いていた時の楽しみの一つが、金曜日に同僚と食べるクスクスでした。細かいパスタであるクスクスは、日本にとってのお赤飯のような扱いで、イスラム教の祝日である金曜日でないとレストランでは基本的に提供されない食べ物なのです(例外として、観光客向けのレストランでは毎日食べられます)

勤務先のすぐ真横にある、ふだんは(そこまで美味しくはない)ピザを提供するレストランで、金曜日になるとオーダーできるクスクスはこの世のものとは思えない美味しさで、毎週金曜日を心待ちにしていたのでした。ただクスクスはお腹で膨れるので、その金曜日の夕方はなかなか仕事が手につかなかったのを記憶しています・・・。

あのクスクス味を再現しようと日本で試行錯誤を続けています。ポイントはバターとサフランで香り付けをするところだと思われます。

また死ぬまでにあのピザ屋のクスクスを食べたいものです。

イタリア・スパイスたっぷりのボロネーゼ

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ベーシックなボロネーゼだと(スパイス好きの私には)味が単調なので、ナツメグ、クローブ、ローリエ、オレガノで風味付をこころみました。一緒に提供しているのは南瓜スープと柿と生ハムのサラダです。

パスタは家で作るとリーズナブルに大量に食べられるので、なかなか外食でオーダーする気がおきない料理です。(社会人のランチってパスタ率高すぎないですか・・・・?)

韓国・ビビンバ

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うちで一番登場頻度が高いのはビビンバで、如何せん安く健康的な料理が簡単にできるので、うちではBASE FOODのような「完全食」と呼んでおります。冬はこれをそのままフライパンに入れて、焼きビビンバ的に属するのが大好きです。

私がビビンバを作る時に気を付けているのは、ナムルにしっかりと味付けをすること、うちナムルの一つはお酢をつかって酸っぱくすること、いろんな食感のことなる野菜を使うことです。野菜で味と食感に起伏があると楽しいです。

メキシコ・トルティーヤスープ

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まったく食べたことがない料理なのですが、夫と「リメンバー・ミー」を鑑賞するにあたり雰囲気だしにチャレンジしました。トルティーヤをスープに入れ、またトルティーヤをアボカドディップで食するという、ディズニー映画を鑑賞するに相応しい高カロメニュー。

ペルー/キューバ・アロスコンポーヨ

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呪文料理。ペルー人作家・バルガス=リョサの本を読んでいた日に、そういえばペルー料理って何があるんだろうと思ってたどり着いた料理です。でも今ネットで調べると赤じゃなくて緑色の料理・・・わたしはどのレシピを参照していたのでしょうか?

私の知らない異国料理は、きっとあなたが食べている、ということで、おすすめの異国料理があったら教えていただけると嬉しいです!

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