見出し画像

20200303 だいたいのことに先駆者がいる

小学生の時、空前の牛乳キャップブームが巻き起こった。

給食に出る牛乳ビンのキャップをきれいに開けて洗い、平らにならす。そしてそれをべったん(メンコ)として遊ぶのである。THE・昭和!

当然給食の牛乳だけにとどまらず、他校の牛乳は種類が違うだとか、銭湯や駄菓子屋で捨てる牛乳キャップをもらったりだとか、メーカーの販売店に行ってレアな牛乳キャップを探したりと、驚きの行動力で牛乳キャップ集めに尽力した。

牛乳キャップより1.5倍くらい大きいヨーグルトのキャップの存在が明らかになったり、牛乳ビンにフタをする前のキャップを工場からもらってくる強者も現れた。

後者はまだフタとして世に出ていないので、周りが曲がったり劣化しておらず、紙でできたコインのようにパリっとしている。そして地面に落とした時に「パリッ」と乾いた音がすることから「パリ」と呼ばれていた。

たゆたえども沈まないフランスの首都と新品の牛乳キャップが同じカタカナ2文字でつながった瞬間である。

まさに群雄割拠、牛乳キャップ戦国時代の幕が開き、数年にわたり混乱が続いたという。

なぜあんなに集めた牛乳キャップコレクションを簡単に捨ててしまったのかと悔いながら今日も働く。

あれこれある仕事が奇跡的なタイミングですべて手を離れ、やる仕事がなくなったのでデータ整理などしながら定時まで過ごし、終える。

朝の時点で晩ごはんは麻婆豆腐にしようと天に誓っていたので、誓いを守るべくスーパーであれこれ買って帰宅。

油をひいたフライパンに生姜、にんにく、鷹の爪、ひき肉、塩こしょう、しょうゆ、みりん、水、みそ、を好きなだけ入れてぶわーっとやる。片栗粉を水でといたやつを回しかけ、ごま油で香りをつけたら出来上がり。

100文字で説明できたので「100文字レシピ」と名付けて先駆者を気取ろうと思ったが、念のため調べたら先駆者はすでにいたし、本まで出ていた

お皿に盛り付け、そっとラップをかけて立ち飲みへ。

やわらかい砂肝を30回噛みながら食べてストロングゼロ噛まずに飲む。いつもより早い時間に着いたので、いつもより多く飲んでべろんべろんで帰宅。

麻婆豆腐を大皿に盛ったせいで、めっちゃ小さいサラダを食べる人になってしまった。

ライスとともに完食し、インターネットを見ながら缶チューハイを飲んで寝る。


#日記 #毎日更新 #毎日note #牛乳キャップ #べったん #メンコ #麻婆豆腐 #晩ごはん #レシピ #100文字レシピ #立ち飲み #ストロングゼロ #缶チューハイ #砂肝

歯ブラシを買い替える資金にさせていただきます。