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小説「おっこちきる」聖地巡礼マップ



はじめに


 みなさんは、「聖地巡礼」という言葉はご存じでしょうか?
 宗教的な意味では、「日常的な生活空間を一時的に離れて、宗教の聖地や聖域に参拝し、より聖なるものに接近しようという宗教活動」のことを指すそうです。
 しかし、現在では「聖地巡礼」というと、「アニメや漫画、映画などの作品に登場する場所を実際に訪れる活動のこと」を指すようになりました。
 この記事を書いている私も、旅行に行った時に映画やMVのロケ地に足を運ぶのが大好きです。実際に訪れてみることで、作品の味わいが深まったり、再度鑑賞した時の理解度が変わってきます。また、小説の舞台になったところに行ってみると、その場所を表現するために作者が用いた言葉の巧みさに感動したり、「えっ、読んでいた時に思ってたのより、この場所全然せまいんですけど…」と想像と現実のギャップにショックを受けたりしています。
 
 さて、弊社で製作した「おっこちきる」が発売されて早くも3ヶ月が経ちました。
※ まだの未読方は是非!
  愛媛県宇和島市を舞台にした小説です。

 この小説の中でいくつか固有名詞で登場する場所があります。
 今回は、本当にわずかですが、その場所をご紹介したいと思います。
 ただ、場所を示すだけではつまらないので、ストリートビューのリンクも貼ります。こうすることで、より場所の解像度があがるかと思います。
 グーグルマップのリンクから、①各場所の「写真」のところをクリックしていただき、②「ストリートビューと360°ビュー」をクリックしていただくと、スマホやPCからも周囲の散策が出来るので、おすすめです。スマホでしたら、地図の左下の方に長方形の写真があるはずです。そこを押してみてください。
 この記事を書いているのが、2024年の8月30日の午後で、今から愛媛県宇和島市に台風がやってきそうです。こういう外出が出来ない日にグーグルマップのストリートビューは便利ですよね。私はステイホームの時期によくガラパゴス諸島とかに散歩に行ってました。
 それでは、早速、作中に出てくる聖地巡礼できそうな場所を見ていきましょう。

① 三島神社

 グーグルマップで「三島神社」と検索すると、宇和島市だけで5つ以上出てきます。愛媛県内では、更にその数は増えます。「おっこちきる」に登場したのは、津島町岩松にあるこちらの神社です。お近くにすんでらっしゃる方は、是非、遊びにいってみてください。
 「エピローグⅡ 後日談」で「十一月三日、当三島神社の秋の例大祭の頃のこと」という表現も出てくるので、秋祭りの時に行ってみると、また雰囲気が違うかも知れませんね。


② 龍王神社

 第7章に登場する「リヨント様」がある宇和島市「九島」の龍王神社です。こちらは、「ストリートビューからの景色はどんな感じだろう? もしかして、グーグルが島まで上陸している?」と期待して開いてみたところ、九島から海を挟んで龍王島を見ている位置でした。
 丁度、小説に登場するのが、この辺りではないか、と思います。あるいは、山側ではなく少しだけ広い駐車場側に移動してみると(オレンジのミラーが見えると思います)、より小説の描写に近づくと思います。ぜひぜひ、一度確認してみてください。


③ 岩屋寺

 さて、次は、第9章に登場する岩屋寺です。
 久万高原町と宇和島市からは、かなり離れたところにあり、私も行ったことはなく、関わりがあるのは、この本の出版の時に写真掲載にかんする許可のお電話をしたぐらいです。その時の対応がお寺の方々皆さん、ご丁寧でこれは見習わねば、と思った次第です。
 小説の中では、「急な坂道」という言葉だったり、石段になっていたことが示されたりしていましたが、実際はどうでしょう?
 ストリートビューで見てみると、まあ、沢山ありました。
 なかなか岩屋寺まで行くのが大変な方は、まずここから空気を感じていただくのは、いかがでしょう?
 


④ Youtube


 さて、最後は番外編です。
 「エピローグⅠ 筆者談」で登場する動画です。
 三島神社の本殿の中も見られるので、先ほどのグーグルマップの保管にもなるかと思いますので、是非。
 QRコードも本書の中に入れているのですが、まだ観ていなくて、という方の為に、リンクを貼らせていただきました。
 こちらを押すだけで、ご覧になれます。
 まだ未視聴の方は、ぜひぜひご覧になってください。

おわりに

 いかがだったでしょうか?
 お寺や神社が多くて、本来の意味の聖地巡礼が出来そうな気もしますね。
 さて、今日の夕方ぐらいから台風が宇和島市に直撃して、しばらくは外出が出来ません。
 皆さんも良かったら、「おっこちきる」の聖地巡礼、ウェブから楽しんでいただき、天気が回復したら、是非観光に行ってみてください。作中に出てきた「ラーメン屋さん」や「美容室」も具体名は出てきていませんが、きっと実在するはずです。もし、かすると、偶然通りかかるかも知れませんよ。ぜひぜひ、足を運んでみてください。
 また、「おっこちきる」の感想ポスト、Amazonレビューもお待ちしております。毎日、広文社のX担当の私がエゴサしているので、ポストしていただけると嬉しいです。
 それでは。

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