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起業のリアルな物語 【No.48(No.1179)】『やっぱり価格設定が大切』

「価格も考えているのですが。。」
という言葉を、先日参加した創業セミナーのグループワークで耳にしました。
価格設定を他社より安くして、お客さまに認知してもらう戦略だそうです。

日本というマーケットでは、長い間、
「安かろう」
をよしとする文化が形成され、私の周りでも、安いからと購入する方々が多いです。
大企業が大量仕入れ、大量生産をすることにより、モノの値段を輸送費も含め安くすることができるのは普通の話です。

私がお手伝いしている会社でも、従業員から
「量販店の方が安いからなあ」
という話を聞いたことがあります。この話は量販店と同じ名前のものを売っているからなのですが、実は仕入れ過程でクオリティが違ったりします。

例えば、全く同じではない商品があります。
手作業で作った伝統工芸品や、他にも植物、野菜や肉もそうかもしれません。
目利きが選定し、お客さまが求めるものをヒアリングしてお届けするとき、数種類を仕入れ、お客さまに一つを選んでいただく工程をとっているのです。その価値は、お客さまが選択するのではなく、企業がベストなものを選択した上で、お客さま本当に気に入っていただけるものをクオリティとしてお届けするというビジネスモデルになります。この店から買う。それが、ブランド戦略の一つです。

「お金の特徴とは何ですか?」

お金の特徴とは、
①交換できるもの
昔は物物交換でしたが、それをお金と交換できるようになりました。
②長期保管ができるもの
物物交換だと、例えば、魚とペンを交換した時、魚へと交換してもらった人は、腐るまでに処理が必要ですが、お金と交換できれば、対価を長く保管できます。
③価値を測れるもの
モノが幾らなのかは、そのモノにどれくらいの価値があるのかを示す数値になります。
と言われています。

③の価値を測るものだとすれば、
『自分の提供するモノの価格を安くするということは、どんな意味を持つでしょうか?』

このように考えると、安く提供することが、どのような意味を持つのかを理解できるのではないかと思います。

また、価格を下げることは容易ですが、価格を上げることの難しさは、現在の市場を考えるとわかるのではないかと思います。
原価のある商売は、原材料が上がった場合は大変です。

起業では価格設定が、事業を継続するための重要なファクターになります。

『あなたの提供する価値は何ですか?』

この課題をもとに価格を考えてみることをオススメします。
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『人作りによる企業文化の改革』
『コーチングによる企業価値見つけ』
を、企業と伴走しながら、一緒に変化を楽しんでサポートさせていただくのがお仕事です。

部活動、クラブチームでは、危機的日本で生き抜くため『考える子どもたち』を作るサポートをしています。

ジャイロ総合コンサルティング
研修アドバイザー
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