【詩】手紙〜音楽は蝶である〜
ごきげんよう、ケーキの上の粉砂糖の妖精へ
音というのは不思議なもので、ラと鳴るのは音、しかしラシド、ミララと奏でるとそれは音楽へと羽ばたきます
それはメロディ それはサナギから羽化したオーロラ色の蝶、階段を登るかのごとく空へと飛び立つのです
西洋の料理をいただきながら聴く蝶の羽ばたきの感動たるやいかほどか!
たまらず私も羽があるかのように身体を揺らし、飛べないものかと顔を赤らめながら蝶になりきったものです
ワンツーステップ、音が聞こえましたらそれはワルツの、ジャズの、タンゴの羽音。
あなたの好きな蝶もどうか教えてくださいましね
さようなら、またいつかどうぞ。
@2024金平糖みなみ
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