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「趣味は人間観察です!」をもっと深掘りしたくなったよ

ギラギラネックレスをつけたおじさんがいつも香水を身に纏っている。わたしは海外の「こ!う!す!い!(鼻ガツーン)」って感じの香りが好きだ。

しかしクラスに香水アレルギーのひとがいて、「呼吸ができなくて深刻なのでやめてほしい」という議題で話し合いがあった。

アユールヴェーダのクラスなので、つけるなら人工的ではない香りで!と着地したあと、「香りと記憶」の神経はとても近くにあるという話にスライド。だから香りからいろんな記憶を思い出すし、記憶は香りに結びつけやすいと。

そういえば、昔同期の子が、急に柑橘系の香りをつけるようになって「香水変えた?」と聞いたらきもがられたことがったな、と授業中思い出す。

同じように、いつもグレーのスーツを着てばかりの子が、紺のスーツを着てきて「スーツ新しいですか?」と聞いたら、「え、なんでわかったんですか!昨日買ったんです!」とこれまたちょっと、きもがられたことを思い出した。

どちらも、その子のことを好きでよく観察していたのではない。ただ、好きな香水だったのに、変わってしまい「え、変えたの?」とおもった。普段グレーや黒を着ている子に「紺着ればいいのに〜」とおもっていたら紺がレパートリーに加わって「え、紺いいじゃない!」とおもった。

ムスク系の香りが好みだということ、全員が紺スーツを着たら良いとおもっている思考が、変化に敏感になっていただけだった。わたしは、香りへのこだわりがあり、紺スーツへの絶対的信頼があるから気づいただけなんだ。(毎日紺だけ着ててくれ〜〜)

そうおもうと、ネイルに気づいてくれるあの子、髪の毛の変化に気づいてくれるあの先輩、しょんぼりしているときに気づいてくれるあの人、みんな好きなもの・こだわりのものがあるのかもしれない。

外見や持ち物の変化に気づきやすい人もいれば、口癖に気づきやすい人もいて、機嫌が悪いのに気づきやすい人もいれば、人と人同士の関係性の変化に気づきやすい人もいる。思考のスピードを測っている人もいるかもしれないし、言葉遣いを一言一句覚えている人もいるかもしれない。

だから「趣味は人間観察です!」っていうアイドルがたくさんいるけれど、その辺もっと深掘りできるし、差別化する余地がありそうだ。

まぁ、アイドルのそれは、深掘りの必要がないってことくらい、知っているんですけどね。

おわり

下のお話でも、香りについて感傷的に書いております。


お返しの愛は無限大、一緒に幸せに貪欲になりましょうね!!