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最悪で最高な1日の終わり

私は今日、コーラを片手にピザとポテトを頬張るという
最悪で最高な1日の終わりを迎える結果となった。

この結末を迎えるまでの経験は、私にとって初めての体験でもあった。


先日私は「自分ルールによって、出前は頼まない主義」と澄ました顔で豪語したばかりである。
あの記事から今日まで、実に3日間の短さで、
私はUberEatsに手を出した。

これは裏切りでも無く、寝返りでも無い。
自分ルールの殻を破る為に行った、
大事な儀式である。

その日を今日に選んだのは理由があった。
全ての条件が整っていて且つ、
この機会を逃すと次のチャンスがいつ訪れるか
分からなかった。

1つに、今日は身内の来訪により独りで無かったこと。
これはとても心強い一番の理由でもある。
『みんなでやれば怖く無い』の法に乗っ取り、
今日を選ぶ決め手となった。

2つに、ここ数日仕事が多忙であり、
最早疲れを蓄積した身体に自炊という体力が残っていなかったことである。
こういう日は米を炊くことすら面倒で、普段から潔く買って帰ることにしている。

3つめに、Uber Eatsのクーポン期限が23日までだったこと。
多分、今日使わなかったら捨ててた。

以上の条件が一様に揃い、私は満を辞してUber Eatsのアプリをとったのである。


これは様々な店のメニューを選び、
ジャンル問わずテイクアウト出来るという
画期的なシステムではあるが、
今回は見事に裏目となった。
無造作に並ぶ店名、マイナーな料理、気になる物はあるけども
今の私は「早く寝たい」という気持ちが最優先事項であった。

エェーイ、面倒くさい!!

私は某有名チェーン店のピザ屋を選択した。
ピザなんて、出前の代名詞で言えばTOP3に入るくらい無難な食べ物だ。
韓国料理とか、スープカレーとか、変わったお店は沢山ラインナップされていたのに、面倒くささが上回ってしまった。
まさか、面倒だから使ったUber Eatsで、面倒に振り回されるとは思わなかった。

注文自体はとっても簡単である。
30%オフになっていた、マルゲリータピザを頼んだ。

配達する人の名前が出て来るのが面白い。
マサムネさん(偽名)は丁寧にも顔写真まで登録してくれていて、一目で信頼感が芽生えた。
マップで現在地が分かるのでずっと眺めていた。
マサムネさんは、近道を知っているのか裏ルートを使っていた。


しかしこの間、終始一抹の不安が拭えなかった。
住所の表示が、なんか変だったのだ。
しっかりと登録したはずなのに、
番地が知らない数字になっていて
無事辿り着いてくれるのだろうかとソワソワした。
マサムネさんのポテンシャルに掛かっている。
本当は身内に財布を握らせて
お風呂に入ろうかと思っていたけれど、
マサムネさんが迷った時にすぐ対応出来るよう、
スマホを前に待っていた。

結果的に、マサムネさんはちゃんと辿り着いた。
家の近くで暫く止まっていたので心配したが、
インターホンが鳴って胸が高鳴った。
私は今日、UberEatsを使えるようになったのだ。

喜びのあまり、配達者のレビューを全部高評価にした。
これは私からの細やかなお礼の気持ちである。

一度Uber Eatsを使ってしまっては、
楽さに溺れて依存してしまうのでは無いだろうかと思っていたが、
その点は安心しても良さそうだ。
何故ならUberEatsは依存する程簡単では無くて、
私のような小心者はちゃんと届くまでドキドキしながら待つ必要があるし
心に余裕がある方が何倍も楽しめることが分かったからだ。

自ら体験しなければいけないことは、
まだ幾つもありそうである。


PS.
先日の記事をnote公式に評価して頂けました。
こういった通知は気力がぐんと上がりますね。
有難い限りです。いつもありがとうございます。

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