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0028【丹田に力を入れて】

おはようございます🌄😊💖

今日は平成3年2月28日日曜日、
紀元2681年(西暦2021年)如月、
旧暦1月27日大安です。

今日の一言は、
「丹田に力を入れて」です。

日本人は昔から、
腹で思考していました。

今でこそ、
腸内環境を整えるとか、
腸が大事なんだと、
意識され始めましたが、

ほんの少し前までの現代人は、
脳みそ至上主義とでもいいましょうか、
脳科学だなんだと、
世間は何でもかんでも、
脳科学を有難がっておりました。

人間は「脳」が生死を決める、
心臓が止まろうが動こうが、
脳死という判定がくだされるまで、
人間は機械に繋がれてでも、
生きながらえるようになってしまいました。

でも日本人は、
昔から知っていたのです。
人間は脳が思考するのではなく、
腹で思考すると。

実際脳の機能は、
ほんの一部分しか働いておらず、
しかも実に効率が悪く、
誤作動も多い。

ところが腹ほど、
確かなものはありません。

日本語には、
「腹の虫が騒ぐ」
「腹の虫が収まらない」
「腹が立つ」
「腹が据わる」
「腹黒い」
「腹が出来る」
「腹に一物」
「腹に落ちる」
「腹に据えかねる」
「腹を決める」
「腹を探る」
「腹を割って」…

などなど、
「腹」という言葉のつく慣用句を、
上げれば枚数に暇がないほど、
腹が人の感情や思考の中心になっています。

今では、
第二の脳とも認識されていますが、
実のところは人間にとっては、
脳よりも生死に関わる重要度を、
持っているのではと思うのです。

日本人は切腹、腹を切りますが、
西洋人は頭に銃口を当てたり、
口の中に銃口を入れて引き金を引く。

つまりは、
人間の尊厳は、
日本人は腹に、西洋人は頭にあると、
考えるのでしょう。

そこで同じことを論議したとしても、
西洋人は頭脳で思考するのに対し、
日本人が腹で考えているものだから、
どうもチグハグになってしまうのでしょう。

腹というより、
肚と書いた方がもっとしっくりきます。

肚というのは、肉月に土、
東洋思想の五行思想の真ん中に来るのが、
土です。

ちなみに東西南北の方角を、
東から初めて右回りで説明すると、
木火土金水(もっかどきんすい)
東=木、南=火、
(中心=土)、
西=金、北=水です。
つまり人間を真上から見た時に、
肚は中心、コアの部分をさして、
腹は前面のお腹の部分だけになります。

だから昔から肚に気をためる、
丹田に力を入れてと言われてきたのでしょう。

古来日本人は、
この肚の使い方を心得ていたけれども、
現代に生きる私達の中には、
「肚」という文字すら知らない人もいるそうです。

毎日着物で生活していた日本人にとって、
無意識レベルで肚を意識し、
高度な精神性を培っていたのに、

西洋文化の猿真似で、
日本人の精神性が失われていくのは、
嘆かわしく思います。

今一度、
深呼吸をし、
丹田、肚にしっかりと気を入れて、
気合を入れて、
新しい時代を生き抜きましょう。

今日の一言、
「丹田に力を入れて」。

皆様御機嫌よう💖😊🌄

#今日の一言


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