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【身体の痛みをとる】気功瞑想法。関節痛や骨折の痛みにも?

気功瞑想の紹介です。

身体に痛みがある人は一度ためしてみて下さい。
万人向けかは分からないです。人によっては、症状・原因によっては、まったく効かないこともあると思います。

痛み以外にも体調管理としてもいいかもしれません。

行う瞑想法は、ようは有名な白隠禅師の「軟酥の法」です。

痛みに効く?

効果については、人によりけり、症状・原因によりけりです。

関節痛などの「痛み」には効くこともあるのではないかと思います。
特に、医者に診てもらっても異常が見当たらず、レントゲンなどで調べてもよくわからないような痛みには試してみる価値があると思います。

関節など部位に異常がなくても、ストレスや心因性の問題などで、神経や脳の誤作動が生じて「痛み」が生じることがあるとされますが、こういったものにもいいかもしれません。

 とくに慢性痛の場合には、一定期間は継続したほうがいいと思います。


 痛み以外の症状に効くかは、現時点では私はなんとも言えません。
つまり風邪や便秘、内臓の病気、、、そのほかいろいろに効くかどうかは、分かりません。

気功界隈では、いろんなものに有効だという多数の意見はもちろんあります。
そもそも白隠禅師は軟酥と内観の法で禅病を癒やしたとされます。
また、剣術家で天真一刀流、天真白井流の白井亨も、修行のしすぎで体調を崩し、軟酥と内観の法で回復したとされます。


体験

 ずっと前の話なのですが、私は脚の腓骨の膝に近い部分の疲労骨折を経験したことがあります。

歩くのもつらいと感じて、腓骨骨折かもしれないと気づいて医師に診てもらった時点では、もう治りかけの状態でした。比較的軽いものだったのかもしれません。
鎮痛剤は処方され飲んでいたと記憶してますが、ズキンズキンとかなり痛みはつらかったです。

痛みがあって安静にしていた時に、ふと試しに気功をしてみようと立ち上がりました。
そして、息を吸いながら両手をあげて、息を吐きながら頭頂から顔、胴体、脚、足裏、大地に「気」を流し下ろすようにイメージしつつ、両手を下ろすという動作を数回繰り返しました。

この気功の動作自体は、よくある単純なものです。

この時はすごくよく効きました。動作のたびにすぅーっと痛みが引いていきました。

完全には治っていない状態で、ついさっきまでは、つらい痛みがあったのですが、数回この気功をしただけで、ほぼ痛みを感じずに歩けるほどになりました。
(鎮痛剤の効果もあったのかもしれませんが、)


 少しばかし真面目な気功の教室に通うと、こういった体験談はよく耳にします。
関節痛の症状がよくなったなどもよく聞きます。痛みのする部位に「気」を通すと、痛みが引くなどです。

気功に関しては、もちろん痛み以外にも、いろんな体験談は言われていますが。

不思議な話。プラシーボ?暗示?神経ブロック?

 私の場合は、述べたように腓骨の(おそらく軽い)疲労骨折の時の体験でした。
簡単な気功の動作で痛みがすうーっと引いていきました。

実は私は、骨折の痛みに気功で対応したという話は、他の人からも聞いたことがあります。


詳しい部位、症状などは聞かなかったのですが、足首に近い、足の甲の骨の骨折で気功を試したというものです。

やはり気功によって短期に痛みが引いて、問題なく歩けるようになったそうです。


不思議に思ったその人は、骨の状態を医者に確認してもらったそうです。
すると「骨折自体は治ってない」とのことでした。
(治ってないので、できるだけ安静にと言われたようです)

つまり骨折自体は治っていなくて、本来は痛いはずなのに、どうしたわけだか痛みを感じない状態になっていたそうです。


 どういうことでしょうか?
自己暗示でしょうか?
痛みの感覚の伝達が、神経の働きのどこかでブロックされていたのでしょうか?

謎です。


 ちょっと余談ですが、こういった不思議な方法で痛みを抑えるということは、気功以外でもあります。
生命エネルギーの実践があるような密教的なヨガやチベット密教の界隈でももちろんあるのですが、面白いことに「エナジーオーガズム」の界隈でもあるようです。

このエナジーオーガズムの実践によって、体内を通る「気」「プラーナ」の流れを感じられるようになって、それを利用して身体の痛みをとるといったことをする人もいるようです。


気功瞑想のやり方

この瞑想はつまり『軟酥の法』です。

軟酥の法

“ 頭の上に心地よい色と香りの軟酥(バターのような薬)でも癒やしの力のある光やエネルギーでも、とにかくそういったものがあるとイメージします。

それが徐々に頭頂から身体を満たしながら降りてくるのをイメージします。
身体の不調や緊張、わだかまりなどが癒やされ、排出されるのをイメージします。

胴体も脚部も、皮膚も内臓も骨も髄もすべて癒やされ身体を満たしていきます。

調子の悪い部分などは黒っぽくイメージして、それが癒やしの光、力に包まれ押し流されるように下に排出されるなどとイメージしてもよいです。

頭頂から流れてくる軟酥、癒やしの力が徐々に腰脚部の高さまで満ちてきて、まるで半身浴のようにその軟酥、癒やしの力に身体が浸かっているのをイメージして、心地よくリラックスします。”

関連note

気功的動作

 この瞑想で動作を入れてもいいです。
ゆっくりと息を吸うとともに、両腕を頭上に向けてあげていきます。

このときに「天地自然の良質な気を両手で集める」などイメージしても良いです。

ゆっくりと息を吐き、両手をおろしながら、集めた気を頭頂から体内に注入して大地にむけて流していくというイメージです。


 同様のことを立って行っても良いです。
立って行った方が、呼吸が深くゆっくりとなるかもしれません。


この時に、痛みのある部分に「気」を通すように軽くイメージします。


重要なコツ

 重要なコツはリラックスです。あと、瞑想特有の心地よい心身の状態でやると効果的だと言えます。
つまり心が騒がしい状態ではなくて、瞑想や気功の時の、意識が静まり内に向かい、内的な感覚が高まっているような状態です。

 軟酥の法や気功の動作の時に「完璧にイメージしよう」と力むことよりも、リラックスした内的状態の方が重要です。


この瞑想の前に、ヨガの体操や呼吸法などをして、心身を整え落ち着けるのもよいでしょう。

ヨガの体操は心拍があがるようなものではなくて、「リラックス」や「マインドフルネス」といったものを重視するようなやり方です。

関連note:【ヨガの分類①】健康法のヨガ。リラクゼーション、整体効果、瞑想