昨夜見た夢が素敵過ぎて一瞬で詩が書けました。
僕は昨日の夜夢を見ました。
特にコレと言ったストーリー性のある夢ではなく、どちらかと言えば抽象的な感じでしたが、なんだかとても心地良い夢でした。
出来る事ならずっと目を覚ましたくないくらいに。
でも残念ながら目が覚めてしまいました。ふと枕元のスマホを見ると午前3時15分でした。
あまりに素敵な夢だったので…。
これは忘れたくない!
何かの曲の歌詞のアイデアくらいにはなるかも知れない!
とにかく忘れない内に記録しておこう!
と思ってメモ帳を開きました。
ところがなんとその時に、布団の中で詩が殆ど完成してしまったのです。もちろん歌詞にするなら細かな韻や字数揃え等の作業は発生するでしょうが、大枠はほんの3分くらいで出来てしまいました。
僕は普段歌詞を書くのにかなりの時間を要するタイプだと自覚しています。酷い時だと数ヶ月かかる場合もあります。なのでこんな風にスラスラと完成してしまったのには本当驚きです。
しかも(あくまでも僕ごとき低レベルでは)過去最高の出来では?なんて自惚れております。
それは…こんな詩です。
「さよなら今夜の夢」
さよなら今夜の夢。
素敵な登場人物たち。
ブラジル生まれの背の高い
韓国人のお兄さん。
映画「男はつらいよ」を観ていた
無口な夫婦。
作り物の夜空に浮かぶ月の下、
みんなで長屋の屋根に座って
飲んだお酒の味。
新作の恋愛映画の手書きの看板を照らす
柔らかな光。
あっという間に、冷たい現実の波に飲まれて忘れ去られてしまうかも知れないけれど。
さよなら今夜の夢。
もう二度と見る事はないかもしれないけど。
聴こえてきた古い歌を
「これ覚えているかも知れない」
と韓国のお兄さんは言った。
さよなら今夜の夢。
素敵な登場人物たち。
僕は現実に戻らなければなりません。
さよなら今夜の夢。
またいつか。
ね?どうですか?
素敵でしょう?
えっ?そうでもない?
訳わかんない?
うーん、でも僕はとても気に入っているのです。
これにはメロディをつけないで、ゆるやかで平和なボサノバの上で朗読した方が良いかも知れない。まぁ、分かりませんけど。
でもなんで僕はコレ、
こんなに気に入っているのだろう?
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