5/21−22|旅鴉一座、トリノ・アスティへ!
5月21日、金曜日、16時。
学校が終わったと同時に、旅鴉一座はトリノへ。約250km、いざゆかん。
Interplay Festivalという、コンテンポラリーダンスに特化したフェスティバルで上演される作品を観に。読書と外を眺めて3時間ほど(娘はお昼寝)で、無事に劇場に到着。
そういえば前回この劇場に来た時は、この作品の創作&上演のため
やぶさんと野村さんと一緒だったではないか!と気付いたわけですが、2019年はブイブイ、色んなところにツアーして作品上演していたなぁ…(遠い目)
さて、劇場の中はこんな感じで、フェスティバルは、若いダンサーさん達が7割、関係者が3割というところでしょうか。
今回のお目当ては、こちら。2022年来日予定です。あら、あら!
久々の作品鑑賞、久々のコンテンポラリーダンス!濃密な50分、ムンムン。
いやぁ〜、楽しかった〜。
9歳の娘も、なんじゃこりゃ、と言いながら、眠りに落ちることなく、なんじゃこれを全部見届けました。
小雨のため、劇場の外で予定されていたUrban Danceの作品も舞台上で行われ、終わったらもう10時近い!ということで、慌ててホテル近くでピザを食べ、大満足で眠りについたのでした。
・・・・・
翌朝は、ロックダウン明けのせいか、アドレナリン満タン?お喋りしたくてたまらない様子のホテルのオーナーさんにお付き合いしながら朝食。笑
前の晩の興奮冷めやらぬまま、この日は、ダリオ氏の古くからの友人のアーティストたちが生活するCasa degli Alfieriへ向かいました。美味しいワインがたくさんあるアスティ地域です。
立派〜!
アーティストの住居だけでなく、小さな劇場(スタジオ)やオフィススペースもあります。
私たちは、今回、Mago povero の名前でも活動している、アーティストAntonio Catalanoさんを訪ねていたのですが、外で話をしていたら、上の窓からLorenza さん(自然・植物と演劇)が窓から顔を出したり、Maurizioさん(インスタレーション、舞台装置・美術など)もフラッと降りてきたり、一体何人住んでいるのか、よく分かりませんが、きっと30年前なんかはもっとたくさんアーティストが出入りしていて、楽しかったんだろうな〜とワクワクする場所でした。
今は色々レジデンスと言うけれど、こうやってアーティスト主導の〇〇荘があったからこそ、今があるんだなぁと感慨深くもありました。
正門からは、Lorenzaさんが手をかけている庭が広がり
木の下の道をくぐって出ると、Anfiteatro(円形劇場)を思わせるような光景が。
そして階段を登り切ると…
なんと、テラス!笑
これは焚き火するのかなぁ。この自然を背景に子供も大人も混じって遊んだり、作品創ったりしているしているのかな、と思うと、なかなか羨ましい限りです。丘の上のいろんな小道でのかけっこを楽しみつつ、アントニオさんのお家・スタジオスペースで団欒。
彼のファンタジーが詰まったマジックボックスのような空間。娘は、この手前に置いてある木馬でゆらゆら。360度、魔法の国みたいな不思議なスペース。この机の上の2冊のファイルには、たーくさん絵が入っていて、1枚プレゼントするぞー!とダリオに見せていましたが、話をしているうちに、どうやら娘に選べる権利が移り、猫と魚の絵を一枚、いただいていました。
面白いのは、「次回、必ず何か絵を描いて持ってきてよ〜、交換だからねー」と言われていたこと。ダリオの絵じゃなくて、娘の絵が欲しそうな言い方で、娘もまんざらではない様子。こういう時、あ〜、イタリアのこの世代のアーティスト達って素晴らしいなぁ、と感じます。
寝室のある二階に向かう階段もお茶目。
そんなお茶目な72歳、アントニオさんの最近の発明は、こんな、バランスを取りながら組み立てていくオブジェ。
商品化して、余ったカット部分もうまく再活用して飾ってあったりします。
一通り、スタジオ探検、前庭探検も終わったところで、そういえば裏はどうなってるんだろう〜、と行ってみると、なんと…
目の前に、、ピーターラビットがいる!!(笑)
何か食べてるなぁと思って上を見上げると、さくらんぼが赤くなり始めているー!
アメリカンチェリーではなく、日本のさくらんぼみたいな、小ぶりの爽やかなさくらんぼ。たくさん取って、アントニオさんにも持っていくことに。
当然、この後は、さくらんぼ狩りツアーになって、お腹がいっぱいになったところで、お開きとなったのでした。笑
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