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製造、工程管理、梱包。最前線から最後尾まで経験した課長代理が語る、品質管理のおもしろさ(社員インタビューVol.12)

こんにちは、金剛鋲螺株式会社の広報チームです。noteをご覧いただき、ありがとうございます。

今回の社員インタビューは管理部の角坂さん。3部署を経験後、現在は品質保証課 課長代理として活躍する角坂さんに、仕事をする上でこれまでの経験がどう活かされているのか、また、大切にしていることなどについて伺いました。

【プロフィール】
管理部 品質保証課 課長代理 角坂

大阪府出身。不動産会社勤務を経て、2005年6月に金剛鋲螺株式会社へ中途入社。入社後は製造部、営業部を経て、2019年8月より管理部品質保証課所属。2022年4月に課長代理へ昇格し、現在は課全体のマネジメントに取り組んでいる。

-金剛鋲螺に入社したきっかけを教えてください。

前職では不動産会社で営業を担当していました。転職を考えたのは、勤務時間が不規則だったためです。業務が夜中にまで及ぶ日もあり、プライベートの時間を満足にもてなかったという理由があります。

ものづくりのまちである東大阪市は私が育った場所でもあるため、せっかく転職するなら地元でものづくりに携わりたいと思いました。金剛鋲螺に入社を決めたのは、家から近く、通勤がしやすいという理由からです。

-入社後はどのような業務を担当してきたのですか。

最初に配属されたのは製造部生産業務課で、製造の工程管理を約3年務めていました。そこから製造現場へ異動し、頭部圧造工程の機械オペレーターを6年ほど担当します。その後、営業部包装課へ異動となり、梱包工程を約3年担当。2019年8月からは、現在の品質保証課に所属しています。

品質保証課では、製品検査の管理監督業務、お客様からのクレーム対応、計測機器の定期校正などを担っています。

-製造部と営業部での経験は、今の業務でも活かされていますか。

4つも部署を経験している社員はめずらしいかもしれません。各部署では実際に作業をしながら現場の動きを知ることができたため、とても勉強になりました。現在の業務にも、これまでの経験が大いに活かされていると思います。

製造部生産業務課で学んだのは、製造計画の方法や納期管理の重要性です。製造現場ではものづくりの奥深さを肌で感じることができました。営業部包装課では最終工程を担当。この工程では、品質を重視する製造部門の視点と、効率性や納期を考慮する営業的な感覚の両方が必要です。

製造部門と営業部門、両方の立場を知っているからこそ、現在の品質保証課でもバランスを取りながら仕事ができているのだと思います。お客様からいただいたクレームに対してお送りする調査書の作成では、それぞれの部門で培ってきた知識も活かされています。

-仕事をする上で大切にしている点をお聞かせください。

現在の部門に異動してから一番大切にしているのは、慎重さです。品質保証課は製品を送り出す前の最終地点ですから、私たちの検査にもれやミスがあれば、不適合品をお客様に納品してしまう可能性があります。会社にとっては稼働率や生産性が大事なポイントとなりますが、品質保証課においては正確性を最優先に考えなければなりません

異動したばかりの頃は、それまでの経験で培ってきた感覚から効率を優先してしまう傾向にありましたが、そうした意識を変えるためにも積極的に検査や選別の現場に入り、慎重に作業する感覚を身につけていきました。今では、実際に不適合品が発生した場合、現場の社員も巻き込んで一緒に検証を行うなど、慎重に取り組む姿勢を横に広げていくよう努めています

品質保証課の仕事はさまざまな方面を気遣う必要があり、大変な側面はありますが、そのぶん大きなやりがいも得られるところが魅力です。不適合の原因を突き止めれば、品質の向上につなげられます。異物の付着があれば調査機関にもち込んで分析してもらうなど、通常では目にできない場面に立ち会うこともできるのです。そこが、この仕事のおもしろい部分だと思っています。

-集中力が求められる仕事ですが、趣味やリフレッシュ方法はありますか。

4年前から熱帯魚の飼育にはまっています。カニを自宅で飼いはじめたことがきっかけです。潮干狩りに家族で出かけた際に子どもがつかまえたので、1年ほど飼育して、それから熱帯魚の世話もはじめました。

海水魚なので、何かと手間もかかります。飼育に使うのは塩水で、バクテリアを入れたり水質をチェックしたり……今の業務にも通じる趣味です。

-今後、品質保証課をどのような組織にしていきたいと思っていますか。

品質保証課のメンバーは、物静かで落ち着いた雰囲気がありますが、一人ひとりに話を聞いてみると、皆とても意欲的です。こうした仲間たちと協力しながら、さらなる精度向上を目指していきます。

私自身、すべての業務を把握しきれているわけではありませんので、外注加工している作業も含め、もっと知識をつけて、しっかりと任務を遂行していきたいと考えています。

-ありがとうございました!


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