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静寂の中の完璧な投げ:フライングディスクアキュラシーの世界そして障害者の国体につながる選考会で良い実績を出せたこと

私は、耳が聞こえない人が通う筑波技術大学の元学生で、現在は放送大学の学生である耳が聞こえづらい近藤  史一です。

フライングディスクのアキュラシー競技は、単なるフリスビーではありません。それは集中力、精密さ、そして何よりも自己との対話を要求します。私は耳が聞こえない放送大学の大学生として、この競技が持つ独特の美しさと、障害者スポーツとしての重要性を伝えたいと思います。

まず、アキュラシー競技の基本を説明します。この競技は、5mまたは7m離れたアキュラシーゴール(内径91.5cm)に向かって10回ディスクを投げ、通過した回数を競うものです。ゴールに触れても得点になりますが、このシンプルなルールの中に、深い技術と心理戦が隠されています。

ディスクをゴールに投げている様子


4月27日に行われた障害者フライングディスクの選考会では、私は10回の投げで10回ともゴールを通過させることができました。しかし、最終的な順位を決めるための追加の3投×最大5回で、私は3回目の2投目に失敗してしまいました。他の2人の選手は最大5回の追加投げで完璧なパフォーマンスを見せ、2人は1位となり、私は3位に終わりました。この結果は、一瞬の集中力の欠如がいかに大きな影響を与えるかを痛感しました。


一方、5月11日に名古屋市で行われた障がい者フライングディスクでは、強い追い風の中での競技となりました。風は投げる方向と同じで、その条件下で10回中8回の成功を収め、1位を獲得し金メダルを手にしました。風という不確定要素を味方につけることができたのです。


これらの経験から、フライングディスクのアキュラシー競技は、ただ正確にディスクを投げるだけではなく、状況を読み、自分の心と体を完全にコントロールすることが求められるスポーツであることがわかります。障害者スポーツとして、私たちは自分自身の限界を超え、新たな可能性を切り開く機会を得ています。そして、それは私たちが日常生活で直面する困難に立ち向かうための生きがいを与えてくれるのです。

障がい者フライングディスクは、私にとってただのスポーツではありません。それは自己成長のプラットフォームであり、障害を持つ人々が自分の能力を最大限に発揮し、社会に貢献する機会を提供してくれます。私たちは、このスポーツを通じて、障害を持つ人々の可能性を世界に示すことができるのです。そして、私はこれからも、この美しいスポーツを通じて、多くの人々にインスピレーションを与え続けたいと思います。  

引用


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