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ワインエキスパートの家飲みワイン【カジュアルな3本】

こんばんは。今晩わいんです!
今年の1月末にリニューアル宣言をしてから、早2ヵ月半が経ちました。

が、そのあいだに大変なご時世になってしまいましたね。。

今晩わいんスタッフも3月からテレワーク中でして、リニューアルの準備も滞ったままなのです。。

そこで、今回は番外編として、いつも今晩わいんの記事を監修しているワインエキスパートのカジュアルな家のみワインを3つご紹介します!

静かなお家時間にもワインは寄り添ってくれるはず。 家にいる時間が長い今、1日の終わりは少しでもリラックスして、心おだやかに過ごせたらいいですね。

Marieta マリエッタ (ボデーガス・マルティン・コダックス)

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サクラアワード3年連続ダブル・ゴールド受賞! 女子ウケ抜群の白ワイン!

とにかく目を惹くラベル! 描かれている女の子もそうですが、カラフルなので、ワイン売り場にいたら思わず手にとってしまいます。

女性の審査員のみで行われる日本のワインコンテンスト「サクラアワード」でダイヤモンドトロフィーに次ぐ、ダブル・ゴールドを3年連続受賞しているということで飲む前から期待も高まります。

外出自粛中なので、スペイン料理でお家バル計画をしていたところにいいワインがみつかりました(カルディさんで購入)。

合わせた料理はトルティージャ(スパニッシュオムレツ)とタコのガリシア風。 卵料理があるので、当初はCAVA(スペイン産のスパークリングワイン)を選ぶつもりでしたが、夕食時はまだ少し寒い季節ということで、キリっと爽快すぎない白ワインにすることに変更。

ワインの生産地、リアス・バイシャスはスペイン北西部のガリシア地方に属しているので、タコのガリシア風は地元料理 × 地ワインでぴったり! と思っていたら、地元では赤ワインを合わせるのだそう。。

なにはともあれ(?)、ペアリングとしてはよかったです! (じゃがいも多めで節約レシピみたいですがw) このワインはブドウの糖度を残すよう、発酵を途中で止めるという特殊な方法で造られていて、セミセコ(中辛口)に仕上げられています。

白桃やリンゴなどの甘い香りに花のアロマも加わり、香りに包まれているような感覚が心地よく、軽やかな口当たりでミネラル感もあるので、すいすい飲めてしまいます♪

また、リアス・バイシャスは世界有数のムール貝の産地でもあるそうなので、次回はムール貝を合わせてみたいなあと思いました。

タパスやフレッシュチーズとも相性がいいので、アペリティフにもおすすめです!

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・希望小売価格:1,780円(+税)
・内容量:750ml
・生産国:スペイン
・生産年:2018
・アルコール度数:12.5%
・ブドウ品種:アルバリーニョ100%

Chianti Rufina キアンテイ ルフィナ (ファットリア・ディ・バッシャーノ)

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旨安では抜きん出た味わい! お値段以上の優良キアンテイ

個人的好みでいうとキアンテイはクラッシコが好きなのですが、日本でキアンティ・クラッシコを買うとなると普段飲みにはちょっと手が出しにくい価格帯が多いと思います(値段の幅が広いので、一概にはいえないですが、良質なクラッシコは3,000円~ が多いのではないでしょうか)。

■ キアンテイとキアンティ・クラッシコの違いはコチラの記事をご参考に
https://www.ienomistyle.com/column/20170515-680

筆者はワインの勉強も兼ねて、プライベートでは2,000円代後半~3,000円代後半のワインを買うことが多いのですが、「たまにはなにも考えずに開けたらすぐ飲みたい!」「気楽にぐびっと飲みたい!」 そんな気分のときは、やはりお値段控え目で、どれだけおいしいワインを選ぶかを考えます。

そこで、今回選んだのはキアンテイ・ルフィナ。

ルフィナというのはフィレンツェの北東に位置し、生産地を名乗ることが認められている特定地域のひとつです。

イタリアを南北に縦断するアペニン山脈の影響を受ける冷涼な産地で、キレイな酸をもつエレガントなワインを生み出す地域として知られています。

筆者はフィレンツェに数年住んでいたこともあり、現地の試飲会などで何度か飲んでいたので、ルフィナのワインの特徴は全体としては把握していたのですが、このワインは酸味もおだやかで、タンニンも丸いので、エレガントというよりは気軽に飲む旨安タイプかなあ…… なんて思いながら飲んでいたら、ホントに旨安大賞獲ってましたね(2016年ヴィンテージ)。

■ 輸入元であるモトックスさんが旨安大賞受賞ワインを発表してました!
https://www.mottox.co.jp/blog/media/4428/

個人的にはもう少しルフィナ感ほしかった……! と思ってしまいますが、香りや味わいはしっかりめで、ほどよいボリューム感も備わっているので、サンジョヴェーゼの酸味が苦手な人やワイン初心者にも飲みやすい1本だと思います。

ひと口目で素直においしいと感じ、飲んでいくとお肉が食べたくなってきますよ。 たくさんあるキアンテイのなかから、どれを選んでいいかわからない…… という方はぜひ一度お試しを♪

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・希望小売価格:1,850円(+税)
・内容量:750ml
・生産国:イタリア
・生産年:2017
・アルコール度数:13.5%
・ブドウ品種:サンジョヴェーゼ95%、コロリーノ5%

■ 楽天市場でこのワインの情報を見る場合は下記リンクから♪
https://a.r10.to/hbyk2I

BORTOLUSSO MERLOT ボルトルッソ メルロー(ボルトルッソ) 

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濃密でバランスのとれた味わいに惚れる! リピート必至のフリウリメルロ

2月下旬に伊勢丹新宿店で行われた「世界を旅するワイン展」で出合った北イタリア、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州(以下:フリウリ)のメルロ。

最終日の閉店1時間前に、ささっと巡ったなかで試飲させていただきました。 輸入元の方が「このワインは6日前に開けたんだよ~」っておっしゃっいて、びっくりしましたね。 確かに、もう瓶の底に1人分の試飲量くらいしか残っていなかったのですが、6日前に開けた(イベント初日)とは思えないほど、ワインがへたってなくて、ちゃんとした味わいだったんです。
じゃあ、開けてすぐはどれほどおいしいのか? もう気になってしまって即買いでした。

フリウリは一般的に白ワインの銘醸地として有名で、イエルマンなど世界的評価を得ている生産者がいたり、今話題のオレンジワインの産地としても知られているのですが、今回筆者が飲んだのは赤。 しかも、ザ・国際品種のメルロ。 魅力的な土着品種がそろっているフリウリなので、こういう機会でもないとなかなか国際品種を選びません。

メルロやカベルネ・ソーヴィニョンなどから造られる北イタリアの赤ワインは総じて口当たり軽めの傾向があるのですが、このワインはなかなかボディがあります。

といっても、フランスやアメリカのメルロなどと比べれば、軽めに感じると思いますが、おいしいです! 開けてすぐに楽しめました♪  果実からくる自然な甘さ、赤や黒のベリーのジュシーさに青草が香り、バランスのとれたワインになっています。

気になる料理との相性ですが、生産者のWebサイトによると、ベストマッチは「うなぎの串焼き」だそうで、これはこの地方の郷土料理のことをいっていて、セージやローズマリーの葉を使って調理するもの(※その他のイタリアの地方でもうなぎは食べられていますが、日本とは異なる調理法です)。

また、ローストした赤身肉や鶏肉などにも合うので、ハーブを使って調理すれば、ワインといい組み合わせになりそうですね♪

輸入元のセールス・レップ・インターナショナルさんのWebサイトから購入可能なので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。

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・希望小売価格:3,000円(+税)
・内容量:750ml
・生産国:イタリア
・生産年:2015
・アルコール度数:13.5%
・ブドウ品種:メルロ100%

家のみワインもやっぱりおいしい!

いかがでしたか。 カジュアルな家のみに3つのワインをご紹介しました。

ワイン好きの皆さま、ワイン業界の方にとっては、春先に行われる予定だった試飲会やイベントが続々と中止になってしまって、少しさみしい時間を過ごされているかもしれません。

でもここはやっぱり「ステイホーム」ですね。

こういった非常時にワインが世の中にできることは少ないと思いますが、張り詰めた心をほぐしてくれたり、おいしいと感じられることで気分を良くしてくれたり、一人ひとりに寄り添ってくれる飲みものであると思っています。

そして、今年もブドウの栽培は続いています。 収穫の季節をよりよい状況で迎えられるよう、今はお家でワインを楽しみましょう。

それでは皆さま、どうぞよい週末を!

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