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世界を旅するワイン展2021 イベントレポ!【1】

一般のワイン愛好家が参加できるイベントのなかではすっかり早春の風物詩となっている伊勢丹新宿の「世界を旅するワイン展」

通常2月に行われていますが、今年は緊急事態宣言中ということもあって、3月17日から3月22日までと少し遅れた開催になりました(結局、宣言明けなかったですけどね…)。

コロナ渦でイベントがのきなみ中止になるなか、どのような開催になったのか? 2回に分けてレポートしていきます!

大注目の日本ワイン 売り場面積も拡大!

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長野県のワイナリーコーナー。生産者の紹介など興味深い展示

筆者は3年連続このイベントに行きましたが、日本ワインの展示コーナーが広くなったなあという印象で、注目度の高さがうかがえました。

地域別や生産者別など数多くのワインがあり、ちょっと知識がないと購入の決め手は直感(= ラベル)になるのでは? と思うほど盛りだくさんでした。

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新潟県、キヨ・ワインズの「GYM」。 ビオディナミで栽培しているナチュラルワインです。 生産本数が少なくリリースするとすぐに完売してしまうんだとか。 こういった希少なワインが出展されているのもこのイベントならではだなあと思います。

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山梨県、ドメーヌ・ヒデの「紺碧の夜」。 美しいラベルに目を奪われますね。 日本ワインはラベルが素敵なモノが多い気がします(伝統国であるヨーロッパはお城や畑のラベルだったりとクラシカルなものが多いですが、新興国は凝ったデザインをよく見かけます)。

日本の品種、マスカットベーリーAとブラッククイーンをブレンドした赤ワインです。

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こちらは、滋賀・広島・岡山など、中国・近畿地方のワイナリーコーナー

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滋賀県、ヒトミワイナリーの「スチューベン」。 山形県産のスチューベンを使用した白ワイン。 こちらもやはりデザインが素敵なラベルですね♪

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好奇心旺盛のワインラヴァーにはたまらない!? マイナー産地も多く出展! (スイス / カナダ / ブルガリア / セルビア / エジプト)

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物価の高いスイス。 おいしそうですが、ワインの値段もちょっとお高め……

実は2,000年以上のワイン造りの歴史があるスイス。 国や地方の管理のもと高い品質を保持していますほとんどがスイス国内で消費されているので、目にする機会がめったにない希少なワインの数々が並んでいました!

ソムリエ試験の勉強をしたことがある方なら「シャスラ」(白ブドウの品種)で覚えているかもしれません。

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アイスワインだけじゃない、カナダワイン。 カベルネ・フランから造られる赤ワインが多いそうです。 地球温暖化の影響はあまり受けておらず、ワイン造りは順調なんだそう。

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ブルガリアワイン。 一番人気は固有品種100%の「メゼック・マヴルッド」(写真中央)。 JALファーストクラスラウンジワインに採用実績あり

「エニーラ」やカルディの人気ワイン「テリッシュ」など、しっかりした果実味を備えているのにコスパのいいワインとして、実は人気があるブルガリアワイン

☆テリッシュの詳細はコチラの記事でも ↓

一般的にはメルロやカベルネ・ソーヴィニョンなどの国際品種が人気ですが、このイベントに来るワイン好き、ワインマニアたちにはやはりその国の固有品種が人気なんだそうですよ!

どんどん行きましょう! お次はセルビアワインです!

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中欧とも東欧ともいわれるセルビア共和国。 海には面していないので、多くの国に囲まれています。 わかりやすい国だと北にハンガリーがあります。

あまりなじみのない国かと思いますが、テニス好きなら知らない人はいない世界ランキング1位(2021年04.06 現在)のN.D.選手の故郷です

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輸入元のお話によると、D選手の結婚式でも振る舞われた「リージェント レゼルブ」。 スポンサー契約の都合上、表立って名前を載せるのはNGらしいのですが、超一流選手が自身の大切な結婚式で開けたワイン・・・気になりますね~!

日本のワインコンペティション「サクラ アワード」金賞、ドイツのワインコンクール「ムンドゥス・ヴィニ」金賞と世界に認められた実力、3000本限定生産とのことですがぜひ飲んでみたい1本です!

ちなみに、上の写真でリージェントの左側にある「ロドスロフ グランレゼルブ」。 お高いワインですが、こちらも多くの国際コンクールで受賞、そして、田崎真也セレクション「ヴィノテーク ワイン・バイイング・ガイド」に高得点で選出されました(2012年ヴィンテージ)。

ちなみに日本で人気があるのは、固有品種「プロクパッツ」100%使用のこちらの赤ワイン↓

まだあまり知られていないセルビアワインですが、多くのコンクールでの受賞歴があり、品質の高いワインを造っていることがわかりますね。

今年はコロナの影響で、無料試飲が一切なかったため、販売する側もなかなか大変だといっていました。 飲んでもらえばすぐ(良さが)わかるのにというもどかしさもあったようです。

わたしたち一般消費者も興味はあっても、試飲ナシでお高めのワインを選ぶのはちょっと腰が引けますよね。気が早いですが、来年は試飲有りの従来のスタイルに戻っていてほしいです。

さて、イベントレポ第1弾で最後にご紹介するのは、地中海沿岸の国から…

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地中海沿岸の国々のワインがズラリ。 モロッコ、アルジェリア、チュニジア、エジプト、レバノン(上段)。 ボスニアヘ・ルツェゴビナ、クロアチア(下段)

砂漠の国、エジプトのワイン!

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灌漑をしてブドウを育てているとのこと。

イスラム教徒が多いため、国内のワインは観光客が消費するんだそう。 日本に輸入を始めたのは、日本にあるアフリカ系飲食店のオーナーの人たちからのリクエストがきっかけだったんだそうです。

「ジャルダン・ド・ナイル」の白ワイン(写真右、緑のラベル)は2011年ヴィンテージが、2012年のデキャンター・ワールド・ワイン・アワード* で銅賞を獲得していました!

価格も2,000円代半ばと比較的手に取りやすいので、飲んだことのないワインやめずらしいワインを飲んでみたい方は、ぜひお試しください♪

* 世界最大といわれるイギリスの国際ワインコンテスト。

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イベントレポ第2弾に続きます・・・

今回は日本ワインと、このイベントだから出会えるめずらしい国のワインを駆け足でご紹介しました。

第2弾は、近年注目を集めるナチュラルワインと有料試飲の模様をお届けします。 お楽しみに!

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