[日記]2024年3月20日 晴れ時々雨
10年ぶりに姿を現した友人Aは、中学の頃の面影をほとんど残していなかった。金髪と金の眉毛と金縁メガネに、古着のような黒の格好いい服を着ていた。それが大層似合って様になっていた。大体古い友人と再会すると「変わってないねぇ」なんて言ってきゃっきゃっ言い合うのだけど、今回ばかりは「全然変わらないねぇ!」と一方的に言われただけで私はまじまじと彼女の姿を観察しているだけだった。お昼時、新宿御苑の近くのカフェで珍しいメンバーで集まる。中学の同級生のA、大学時代のインターンの同期のB、春か